日本共産党・萬代ひろみブログ――いのち・くらし守る島根県政へ

出雲市議として5期16年。2011年4月に島根県議に初当選しました。みなさまに私の思い、活動の様子をお伝えします。

江津市の豪雨災害を調査

2013年08月26日 | 日記
 先月末の津和野町などの豪雨災害に続き、県西部をまたも豪雨が襲い、急遽、現地調査を実施しました。

 前日までの打ち合わせでは、JRを利用して江津市まで行く予定でしたが、特急が不通となっており、秘書・遠藤さんの運転する車で向かいました。

 岡山から駆け付けた石村智子・党中国ブロック国民運動責任者、向瀬慎一党西部地区副委員長、多田伸治江津市議らの案内で現地を視察しました。敬川流域、そこへ流れ込む小さな河川が氾濫し、護岸の崩落、道路の陥没などすさまじい状況が至る所で見られました。

 被害がひどい有福温泉、跡市地区では、住宅に流れ込んだ泥の掻きだしに懸命に取り組んでおられました。まだボランティアの手も届いていません。砂埃が舞っており、暑いさなかの作業であり、健康面・衛生面のことが心配です。

 ご高齢の被災者からは、通院や買い物に行く足がないことを心配する声や、これからの住居の復旧・改修に対する経済的不安の声などが寄せられました。

 視察後は、今後の支援体制や行政への要望等を取りまとめることを意思統一しました。一刻も早く、被災者の方から要望をお聞きし、具体的な支援を行う必要性を強く感じました。

 写真は、護岸の崩落箇所を調査する一行(有福温泉入り口にて)

 
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この夏、2度目の県内視察

2013年08月21日 | 日記
 連日、厳しい猛暑日が続いています。
 
 この夏、2度目の文教厚生委員会の県内視察に行ってきました。今回の視察先は、出雲商業高校、江津工業高校、津和野高校、吉賀高校です。

 懇談では、雲南市や出雲市内の小・中学校、高校と盲学校、養護学校、特別支援学校2校の校長先生と意見交換しました。

 「学力とは何か」-教科書で行う勉強だけでなく、運動など様々な能力、得てをいかした生きる力。

 私は「学力を高めるには、生徒自身の学ぶ意欲があってはじめて学力として身につき、伸びる」という話に共感しました。

 子供の貧困格差の拡大などによって、学ぶ意欲を持てない子どもの問題が深刻さを増しています。どの子にも教育の機会を豊かに保障していくことの大切さを痛感しました。

 「学習をはじめ、様々な困難を抱える子供たちに寄り添えるよう、先生たちを増やしてほしい」「30人学級を小学校の1・2年生だけでなく、広げてほしい」-この現場の先生の切実な願いにこたえることが政治の責任です。

 施設整備では、校舎の耐震化に取り組まれていましたが、老朽施設の改修計画はこれからです。

 学校施設だけでなく、遠方から通ってくる生徒たちが利用する寮などの施設・設備の抜本的な改修が遅れており、また、通学定期の費用負担の軽減など、安心して学べる環境を充実させていかなければ、と強く感じました。

 一人一人の生徒に寄り添い頑張っておられる現場の先生たちの努力に報いるために、議員としての責任の重さを改めて痛感しました。より良い教育環境とするために積極的な提言ができるよう、頑張らなければと決意を新たにしたところです。

 今回、津和野で泊り、夕食後、(中村議員の案内により)宿の近くの津和野川の灯篭流しと盆踊りを見に行きました。赤、黄、緑、だいだいなど、色とりどりのかわいい灯篭が川面を流れ、黒い頭巾のようなものをまとった踊り手による盆踊りがとても幻想的でした。

 街中は平穏さを取り戻していますが、いつもなら観光客でにぎわっている街が静かです。翌日は、出発を1時間早めて被災現場を視察しました。

 先般の被害調査の時は立ち入りが出来なかった県道(萩と津和野を結ぶ)の崩落現場は、通行ができるようになっていましたが、大型車両の通行はまだ制限されていました。道路が大きくえぐり取られ、巨大な岩と土砂が川を覆っており、改めて、この度の被害のすさまじさを感じました。

 一日も早い復旧と”山陰の小京都”といわれる津和野町に観光客のにぎわいが戻ることを念じつつ、津和野を後にしました。
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68回目の終戦記念日

2013年08月15日 | 日記
 昨日は、東京の兄弟や親戚などが我が家に集まり、久しぶりにそれぞれの近況を語るなど、にぎやかなお盆となりました。

 最近は、世の中全体が忙しくなってきたせいか、親戚一同が集まることもめっきり少なくなり、ゆっくり過ごすことが難しくなってきています。

 お盆や正月くらいは、こうして集まることも悪くないと、ささやかなおもてなしをしています。

 今日は68回目の終戦記念日です。戦争の犠牲となった国内外の人たちへの哀悼の意を捧げ、「2度と戦争をしない」-この決意を新たにする日です。

 今年の終戦記念日は、安倍首相が平和憲法を改憲する危険な動きを強め、歴史の逆行を進める道を突き進もうとする中で迎え、身の引き締まる気がします。

 私の父は、戦争中、南方でマラリアにかかり、戦後もずっとその後遺症に苦しみ、疲れると布団を何枚もかけながらガタガタ震えて寝ていた姿を忘れることができません。

 52歳で亡くなった父から、戦争について話を聞いたことはありませんが、子供心にも父は戦争の話を避けていたように感じてきました。

 戦争を直接体験した世代がだんだん少なくなっています。

 戦争の火種を残さないために平和を守り育んでいく、次の世代へバトンを渡すために力を尽くしたい-このことを思いながら、墓前で手を合わせました。
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文教厚生委員会で県内視察

2013年08月07日 | 日記
 昨日、今日と文教厚生委員会の県内視察に出掛けてきました。

 出雲、大田、浜田などの特別支援学校や高校を視察し、学校施設の状況等を直接見ることができました。

 多くの学校施設が老朽化しており、工事中のところもありますが、建て替えや改修が待たれていると感じました。教育施設の充実のための予算の抜本的拡充が急がれると改めて感じました。

 浜田市では、近隣の小・中学校はじめ、高校の校長先生に集まっていただき、教育現場での取り組みなどについて伺いました。

 文教厚生委員長から、生徒の学力低下の問題について提案があり、「学力向上の取り組みや学校現場の要望等を聴かせてほしい」と率直な問題提起がなされました。

 先生方からは「学校図書室が充実されたことで、学力向上に非常に効果がある」といった評価や「兼務ではない、専属の司書の配置を」などの意見が出されました。

 児童、生徒の中に貧困家庭の子どもが増えていること、学力格差が広がっており、個別対応の充実や教員の多忙化解消のためのマンパワー確保が待ち望まれていると強く感じました。

 子育て世代の若い人たちの生活が厳しくなっており、子どもを取り巻く貧困の格差、負担が広がっています。学校の教育環境の整備と同時に、家庭、地域での子どもを取り巻く環境を良くしていく取り組みが大変重要であると改めて感じました。

 今回の視察で、学力を向上する取り組みの視点から、様々な子どもを取り巻く環境整備の課題が明らかになりました。

 現場の先生方にはお忙しい中、時間を割いて各学校を案内していただき、また、貴重な意見を聞かせていただき、ありがとうございました。
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津和野豪雨災害を視察・調査

2013年08月04日 | 日記
 昨日は、尾村県議とともに豪雨災害に見舞われた津和野町の視察を行いました。現地では、向瀬慎一党西部地区副委員長、竹内志津子津和野町議に案内してもらいました。

 最初に、災害対策本部が置かれている津和野町役場を訪問。豪雨災害のお見舞いを述べるとともに、災害の状況等について聞き取りを行いました。

 津和野町では、今なお、行方不明の方の懸命な捜索が続いています。また、55人の住民が町民センターなどで避難生活をされており、役場の職員さんは、一刻も早く住民の皆さんの生活の場を確保するために、懸命な努力をなされていました。

 現地を調査してみると、住宅被害と同時に農林被害、川の土手が至るところで崩落・決壊し、土砂や砂利が田んぼを埋め尽くし、無残な爪痕が残っていました。また、遠くで見ると、青々とした田んぼも稲の穂先が黒くなっていて、農家の方からは「実らないだろう」と話されていました。茶畑も、樹木の細かい根が木や葉に絡みついて覆っていました。

 復旧、復興に向け動き出していますが、被害が広範囲にわたり、孤立した集落も残されていることから、今後さらに被害が広がることが懸念されます。

 私は、平成18年の出雲市南部の豪雨災害を思い出し、生活再建に対する支援策、農林被害に対する補償、抜本的な川の改修など、県や国が積極的に関わり支援していかなければならないことを強く感じました。

 熱中症が心配される猛暑日が続いています。被災された皆さんをはじめ、現場で昼夜を分かたぬ奮闘をされている町職員の皆さんの健康を心配しながら被災地を後にしました。

 写真は、土砂が流入した水田。
 
 
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