日本共産党・萬代ひろみブログ――いのち・くらし守る島根県政へ

出雲市議として5期16年。2011年4月に島根県議に初当選しました。みなさまに私の思い、活動の様子をお伝えします。

成年後見訴訟の国の控訴は許せない

2013年03月28日 | 日記
 成年後見制度を利用した人たちの選挙権が奪われている問題で、東京地裁は「違憲判決」を出しました。

 東京地裁は、成年後見制度を利用した人たちにも選挙権が平等に保障されていることを確認し、選挙権を認めない公職選挙法の規定は憲法違反であり、無効であるとの判断を示しました。

 認知症や知的障害、精神障害などで財産管理能力が十分でないと認められた人を保護するための成年後見制度が、民主主義の根幹である選挙権を奪っているのは不当です。

 選挙権を得てから一度も棄権したことがないのに、後見人がついたために選挙権を失った名児耶(なごや)匠さん(50)が裁判を起こしたのは「お父さんとお母さんと、また選挙に行きたい」という、きわめて当然な願いからです。

 しかし、安倍内閣は「判決が確定すると選挙事務は混乱する」と根拠も示さずに、控訴に踏み切りました。このあまりに冷たい仕打ちは、原告と両親がいったん手にした希望を無残に打ち砕き、心に深い傷を負わせるものです。

 成年後見制度発足から13年、選挙権はく奪規定は、重大な欠陥として当初から問題になっていました。

 間もなく、市議会議員選挙、参議院選挙と続きます。国は控訴をやめ、当たり前の願いにこたえて、直ちに是正に取り組むべきです。
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出雲市議選告示まであと少し

2013年03月25日 | 日記
 出雲市議選がいよいよ目前に迫りました。

 今回の選挙は、斐川町と合併して初めての選挙であり、定数が40名から32名へと大幅に削減されたものとでの選挙戦となります。

 日本共産党からは、井原優さん、小村吉一さん、大国陽介さんの現職3人が立候補を予定しています。
 
 先日、3候補の事務所開きが相次いで開催され、激励に駆けつけました。

 後援会の方からは「子どもにも貧困と格差が広がっており、お金の都合で歯の治療を中断する子どもがいます。安心して病院にかかれるように子どもの医療費無料化の拡充をぜひ頑張ってほしい」「自分は長崎県の出身で、原爆による被曝を身近に感じてきました。放射能は本人だけでなく、孫、子の代まで苦しめられる。危険な島根原発の廃炉、原発ゼロの島根を実現するために、共産党が島根でも、国政の場でも躍進してほしい」などの激励が相次ぎました。

 私は、2年前に市議会議員を辞職して、みなさんのご支援で県議会に送っていただきました。

 県政の場から、出雲市政を見た時、国保料が高くて払えない世帯から国保証を取り上げた上に、無慈悲な差し押さえや強権的な取り立てを行うなど、県内19市町村の中で市民に一番冷たいのが出雲市です。

 事業仕分けを行い、福祉タクシーの所得制限を導入し、660人余りのタクシー券を打ち切るなど、財政難を理由に福祉の切り捨てが行われました。

 また、子育て支援の重要な柱である子どもの医療費無料化は、出雲市は3歳までとなっており、県内でも他市と比べ、遅れています(松江市・雲南市は小学校卒業まで。大田市は先般、中学校卒業まで拡充)。

 その一方で、来るあてのない工業団地造成などに28億円もの巨費が投入されようとしています。

 日本共産党は、市議選において、高すぎる国保料の引き下げ、子どもの医療費の中学卒業まで無料化などを公約に掲げています。

 くらし、福祉一番の出雲市政を実現するために、日本共産党へのご支援をよろしくお願いします。3人の候補必勝のために、私も全力で頑張ります。

 写真は、事務所の花の鉢。

 
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2月定例県議会が終わりました

2013年03月22日 | 日記
 2月21日から始まった2月定例議会が終わり、ホッとしました。

 昨日の議会最終日の議案に対する討論には、尾村県議が立ち、2013年度・一般会計県予算をはじめ、病院事業会計、水道事業会計などの公営企業会計、また、学校教職員の定数を削減する条例改正案などについて反対しました。

 予算では、再生可能エネルギー利活用推進事業に対前年比で約2倍の予算措置がなされ、住宅バリアフリーや耐震化対策を助成するリフォーム助成事業の継続、カムバックナース就労支援事業、保育士養成施設入学者に対する就学資金の貸付、いじめ対策としてスクールカウンセラーの拡充、特別支援学校の校舎確保対策などが盛り込まれています。

 これらは、これまで党議員団として質問等で実施を求めてきたものが反映されており、評価できます。しかし、収入・所得が減少する一方で、国保や介護など社会保険料が毎年のように値上げされ、県民の苦悩が広がっています。この点を解決する社会保障の予算が不十分です。この立場から予算に対しては、反対の立場を取りました。(討論原稿は、尾村県議のホームページを参照して下さい)

 本会議終了後、控室に異動が決まった職員さんが次々と挨拶に来られました。県職員に異動は付きものとはいえ、せっかく慣れ親しんだ職員のみなさんの異動は、さびしい気がします。みなさん、新しい部署でも力を発揮して下さい。

 議員控室でお世話をしていただいた吉川さんも議会での仕事を退職されることとなりました。吉川さんには、いつも素敵なお花を飾ってもらいました。細やかなお気づかいに心から感謝しています。本当にありがとうございました。

 写真は、今朝、尾村県議と行った県庁前での議会報告宣伝。

 
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地元の小学校・卒業式に参加しました

2013年03月19日 | 日記
 今日は、地元の小学校の卒業式に招かれ、参加しました。

 子どもたちと教職員のみなさん、地域のみなさんの温かい気持ちが詰まった素晴らしい卒業式でした。

 子どもたち一人一人が卒業証書を受け取る際、先生たちによるフルートやピアノの生演奏がずっと流れていました。卒業生の希望に満ちた歌声が感動的でした。
 
 地域の代表の方は「自分の命も友達の命も大切にしてほしい」と語られました。いじめの問題が社会問題となっている中、素晴らしい挨拶でした。きっと子どもたちも命の大切さを改めて胸に刻んだことと思います。

 子どもたちが安心して旅立っていける社会を築くことは政治の仕事であり、私たち大人の責任です。

 かけがえのない子どもの命を大切にしなければなりません。
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一問一答質問の論戦内容のご報告

2013年03月09日 | 日記
 先日のブログでご紹介した通り、今回は島根原発・避難訓練、オスプレイ・低空飛行訓練の論戦についてご報告します。

 島根原発の避難計画については、最も避難が困難な要援護者の避難について、実効ある避難計画の策定を求めました。

 施設や病院をはじめ、在宅療養中の県内の要援護者(2万7,000人)を安全に避難してもらうには、広域福祉避難所確保などたくさんの課題があります。

 病院や施設からは「実効ある避難計画の策定は困難」という声が上がっています。実効ある避難計画が未策定のもとで、原発再稼働などあり得ないことを強調しました。
 
 また、オスプレイ・低空飛行訓練では、今でさえも米軍機による低空飛行訓練で子どもが爆音に脅え、泣き叫ぶなど命と安全が脅かされています。そのうえ、欠陥機オスプレイによる低空飛行訓練など絶対に許せるものではありません。
 
 私は、岩国基地へのオスプレイの飛来、低空飛行訓練の中止、オスプレイの撤去を日米両政府に強く求めるよう知事に迫りました。

 知事からは「知事会などを通じて国に要請している」との答弁でした。この答弁は、残念ながら「県民の命と安全を守る」という強いメッセージが伝わってきませんでした。

 オスプレイ配備や低空飛行訓練の実施の原因は、日米安保条約にあります。安保を廃棄し、対等・平等・友好の日米関係を築くべきです。
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2月県議会で一問一答質問に立ちました

2013年03月08日 | 日記
 今議会、私は介護保険、島根原発・避難計画、オスプレイ・低空飛行訓練について、一問一答質問を行いました。

 今回は、介護保険での質問戦の様子をご報告します。

 昨年4月から訪問介護の生活援助サービスが時間短縮されたことによって、深刻な影響が生まれています。

 質問準備にあたって、実態をお聞きしたヘルパーさんからは「会話ができず、利用者さんの状態把握が難しくなった」「お年寄りが時計を見ながら、あと何分と時間ばかりを気にしておられる」など切実な現場の実態をお聞きしました。

 生活援助は、利用者の在宅生活を支えるために、なくてはならない支援です。在宅重視といいながら、援助時間を短縮する国のやり方は許せません。県として実態把握を行い、必要な対策を講じること、国へ生活援助の時間を元に戻すよう求めました。

 また、保険料滞納を理由に制裁措置が実施されている問題を取り上げ、必要な介護が受けられないということがあってはならないと指摘しました。

 私のもとには、この間、介護ベッドと週2回のデイサービスを利用していた人がペナルティにより、利用料の1割負担が3割負担となり、デイサービスを中止したという事例が寄せられていたのです。

 2011年度、高い保険料が払えず、滞納となっている人が県内で2,851人に上っています。その中には、給付減額措置の対象となっている人が77人もあります。
 
 答弁では、77人のうち「介護サービスの給付減額期間中に3割の利用料を払ってのサービス利用者は39人、残り38人はサービスの利用がなかった」ということでした。

 必要な人に十分な介護が受けられない制裁措置(ペナルティ)は、命にかかわる問題です。私は、本人や家族に対する弁明の機会を設け、安易な制裁措置は行わないよう強調したところです。

 その他、介護職員の処遇改善の拡充、保険料・利用料の減免制度の拡充、透析患者の方が特養施設などでの入所や短期入所を断られるという実態についても取り上げました。

 質問にあたって、多くの関係者のご意見を賜りました。ありがとうございました。

 次回は、島根原発・避難計画、オスプレイ・低空飛行訓練についてご報告します。

 
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