心が楽になるのを感じるブログ ~心理学・HSP~

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あらゆる感覚が鋭く、ささいな刺激を察知する ~ 私はHSS型HSP ~(4)

2020年11月02日 14時14分14秒 | HSP・HSS・HSC

アーロン博士による、HSPの人の主な特徴として挙げた【DOES】についての最後の回です。

DOES
D 【Depth of processing】 「深く処理する」
O 【Overstimulation】   「過剰に刺激を受けやすい」
E 【Empathy and emotional responsiveness】「感情反応が強く、共感力が高い」
S 【Sensitivity to subtleties】「ささいな刺激を察知する」

 

今回は、【S】について

【Sensitivity to subtleties】「ささいな刺激を察知する」
→ あらゆる感覚が鋭く、ささいな刺激を察知する


1.冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまう

はい、以前はすごく気になっていました。学生時代一人暮らしをしていた時、冷蔵庫の機械音や時計の音が気になって眠れないことが多々あったので、時計は秒針の音がしないものに買い替えました。冷蔵庫の音はどうにもならないので、なるべく枕の位置と冷蔵庫の位置が離れるようにしていました。
それでも気になるときは耳栓をして寝るか、ヘッドホンで音楽を聴きながら寝るようにしていました。
最近は、ナイアシンをサプリとして飲んでいるので、気にならなくなりましたね。


2.強い光や日光のまぶしさなどが苦手

はい、今でも苦手ですね。
朝、車で通勤していたとき、その職場が自宅より東にあり、東に向かって移動するので、天気のいいときは朝日がすごくまぶしいです。「朝日だから仕方ないでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、休日に朝早く家族と出かけるときに、いつものように「まぶしい!」と言ってサングラスをかけようとすると、助手席に乗っている非HSPの妻は「そ~ぉ~?」と不思議そうな感じで私を見ていますから、あ、自分は光に過敏なんだなあと。
あとは運転中、トヨタのプリウスの後ろに着いたときは、反射する光がまぶしくてサングラスをかけていても苦痛で運転にも支障をきたすので、車線変更します。
海水浴や夏のプールではサングラスがないとまぶしくて仕方がないのですが、海やプールは大好きです。HSSだからなんでしょうかね。
あとまぶしがり屋ですが、晴れの日は好きですよ。まぶしいのが苦手なだけです。


3.近くにいる人の体臭・口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる

はい、間違いなく敏感ですね。
家族の中で一番においに敏感なので、家族からは「センサー搭載天然におい探知機」と呼ばれています(笑)。気分が悪くなってしまうのは自分にとって嫌いなにおいだけですが、その感じ方が非HSPの人と比べてかなり敏感みたいです。
満員電車はもちろんのこと、換気のしっかりしていない会場に人がぎっしりいるときのあの独特のにおいが苦手なので、マスク必須です。なるべく通路や入り口に近い位置をキープしたりします。
学生の頃は、冬の寒い時期に閉め切った教室に入ると気持ちが悪くなりました。あとは加齢臭のひどい部屋に入ると逃げ出したくなります。あ、自分もその年齢に差し掛かりましたが、かなり気を付けています。今のところ家族からのクレームはないようです(笑)。
人の家に行ったりすると、その家庭ならではのにおいがありますが、それも敏感に感じ取るほうです。普段その人の衣服にそのにおいがついていたりするので、家に行ったときに「あ、同じにおいだ」と思ったりします。なので、苦手なにおいのする家におじゃまする時は大変です。
それから、ニンニクのにおいも苦手なのですが、イタリアンやコショウやハーブなども効いている料理であれば食べるのは大丈夫です。
逆に好きなにおいの場合はすごく癒されます。無臭よりは好きなにおいがほんのり香る空間のほうが居心地がいいですね。なので、ヘアワックスやシャンプー、ボディーソープ、お部屋やトイレの芳香剤、アロマオイルなどのにおいにはすごくこだわるので、家族にとっては「面倒くさい男」だと思います(笑)。
タバコに関しては、15年前までは喫煙者でしたのでもちろん気になりませんでしたが、今はタバコを吸っている人が近くにいるとすぐに探知できます。ただ、以前自分が吸っていたせいか、気持ちが悪くなるほど苦手ではないです。できたらにおいのない状態がいいという程度でしょうか。


4.カフェインや添加物に敏感に反応してしまう

これはどうでしょうね。コーヒー・紅茶・緑茶、どれも好きですが、とくにコーヒーは香りと酸味のない味に惹かれます。カフェインレスよりは通常のものが好きですから、からだがカフェインの刺激を求めているんだと思います。逆に香料が含まれている缶コーヒーは嫌いです。紅茶も味と香りが好きですが、こちらは紅茶の香りのする製品(香料)も大好きです。緑茶は濃いほうが好きです。抹茶も好きです。
添加物はどうでしょうか。駄菓子屋で売っていたような香料たっぷりの人工的な香りのするオレンジドリンクみたいのものは苦手ですかね。ですが「ピーチの香り」は人工的でも好きです。いずれにしても、嗅覚・味覚ともに敏感なので、素材の味は家族の中では敏感にわかるほうだとは思いますし、そうでないものは拒否反応を示して食べられないことがあるのも事実です。


5.肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になる

はい、間違いないです。特に子どものころ、タグがチクチクするのが嫌で、タグを切らないと着られない服がたくさんありました。アクリル・ウール製品が素肌に触れるのも苦手でした。特に幼稚園の頃は「タイツ」が嫌いでした。チクチクするので母親に泣いて訴えていた記憶があります。
ですが、ここ数年は、栄養に気を付けるようにしたせいか、チクチク感が気にならなくなってきました


6.第六感がはたらき、よく当たる

これはどうでしょうか。
以前競馬が好きでしたが、これは第六感で買ったことがないのでわかりません(笑)。
あとは、スポーツ中継を見ているときでしょうか。次どんな展開になるか、ピンとくるときがあります。それが確かによく当たっているような「気がします」。
例えば野球中継を見ているときに、「あ、次打てる」とか「あ、次で三振する」みたいな感じで直感的にピンと来て、それがよく当たるなあという自覚はあります。フィギュアスケートを見ていて「あ、次ジャンプ失敗する」みたいな直感(こんな風に言葉が浮かぶわけではないのですが、表現できないので仕方なく言葉にしています)がはたらくとき、ほぼその通りになります。
サッカーの時もこの直感がはたらくことがありますが、サッカーは展開が早いのでめったに直感がはたらく機会はないです。なので、点が入った時は逆にすごく興奮します。その場の事実に興奮しているということです。
野球やフィギュアスケートの場合は比較的時間がゆっくりしているせいだと思うのですが、自分が張っているアンテナがその対象の選手が発する電波を「受信」して、それが「直感」としてはたらくのだと思っています。

※おまけ:親しい人に話しても信じてもらえない第六感の話
高校生の頃、高校のそばにあるお好み焼き屋のおばちゃんから、寝る前に枕元で「金縛りにあいたいので、金縛りさん、来てください」と3回唱えると本当に金縛りにあうよ、という言葉を信じて実践したところ、その夜本当に金縛りにあいました。それから頻繁に金縛りにあうようになり、あるときは自力で解いてみようと渾身の力を入れたところ、見事に解くことに成功したのもつかの間、「見えない手」が私の身体を押し倒し、また金縛りにかかったり。。。などなど、夏の夜の「怖い話」企画の時に使えそうな経験をいくつも持っています。
(予備校講師時代に、実際に生徒さんに披露したときはウケました!)

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