新ブラックジャックによろしく 9 (ビッグコミックススペシャル)/佐藤 秀峰
￥580
Amazon.co.jp
最終巻です
お騒がせ斉藤君も 最後の最後は普通の医師に…チャンチャンって事ですか
医者はこうして作られる…イヤイヤ成長していくという話し
彼にかかわった指導医も 若かりし自分を彼の中に見ていたという事だったんでしょう
でも“ブラック・ジャックによろしく”なのか
それより“ブラック・ジャックにはなれない”とか
唯一『ブラック・ジャック』というか手塚治虫氏に対してのオマージュか こんなやり取りがある
動物実験を任され 助手の医師とのやり取りで 『どうして医者になったのですか』ときかれ
『致死率さ 人間は全員 死ぬ… どうせ死ぬなら 医者は何のためにいるんだろか…？』というこのくだり
これは『ブラック・ジャック』で 彼の師である 本間先生(記憶が正しければ)を助けられず苦しんでいる彼に本間先生が言ったやり取りに似ている
気になる人は 片っ端から読んでみて
無ければ私の記憶違い
『ブラック・ジャック』第29話「ときには真珠のように」収録：講談社全集第1巻
ブラック・ジャックの家に突如、奇妙な殻に包まれたメスが届く。宛名には「J・H」と書かれており、それが本間から届いた事に気付く。ブラック・ジャックは急遽本間の家へと急ぎ、布団で寝たきりの本間を見舞う。
そこで本間は昔、ブラック・ジャックの手術中に体内にメスを置き忘れ、再び手術をした際、カルシウムの殻につつまれたメス、すなわちブラック・ジャックの元に届いたメスを発見した事を話し懺悔する。本間はその事がきっかけで生命の不思議さと医学の難しさに気づいたのである。
懺悔を終えたあと彼の意識は段々と遠のき、「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」と言い残して意識を失う。
ブラック・ジャックは彼を近くの病院へ搬送し手術するものの彼の意識は戻らず、ほどなく死亡が確認される。完璧な処置をしたにもかかわらず恩師を救えなかったことで悲嘆に暮れるブラック・ジャックに、彼の幻影は再び前述の言葉をかけるのだった。
『ブラック・ジャック』第163話「本間血腫」収録：講談社全集第9巻
ブラック・ジャックはとある病院から本間血腫の患者を治すよう依頼されるが、現在の医学ではこの病気を治すことが不可能で、依頼を受けるかどうか悩んでいた。
「本間血腫」という病気は文字通り本間がその存在を確認した病気で、心臓の左心室に血栓が発生し、いくら除去しても次々に再発するという世界でも稀な奇病だった。しかもその病気にかかった患者は全員死亡している。本間はこの病気の解明のため手術を行うが、周りから手術は生体実験ではないのかと疑われる。本間は「新しく発見された病気に治療法がない時、それを治そうと努力すればそれは生体実験になるのか」と反論するも、理解は得られなかった。そして本間は医学界を追われ、引退したまま亡くなる。
ブラック・ジャックはこの病気の謎を解明すべく、本間の書庫に残された資料を調査。その中から自分に宛てられた手紙を発見する。本間はその手紙で、本間血腫の解明をブラック・ジャックに託すとともに、「この病気の正体が分かるまでは決して手術をしてはならない」という言葉を記していた。
後日ブラック・ジャックは依頼のあった病院に赴き、本間血腫の対処法としてブラック・ジャック自作の人工心臓を患者に取り付けることを提案する。しかし開胸したところ、患者の体内にはすでに精巧な人工心臓が取り付けられていた。そして本間血腫の原因が人工心臓の故障によるものだったと判明、手術は中止される。ここでブラック・ジャックは、人間にはどうすることもできない医学の限界を知るのである。
なお、本間血腫のエピソードは、2006年に放送されたTVアニメ『ブラック・ジャック21』では、第9話「心臓（ハート）の刻印」および第10話「紐育（ニューヨーク）の奇蹟」として改題・リメイクされている。原作と違いBJは、血腫の発生する人工心臓を最新の人工心臓に取り替えることで手術を成功させ患者を救っている（原作では上述のように代わりの人工心臓を用意するも交換を諦めている）。さらに、患者に取り付けられていた人工心臓がBJの父である間影三の開発したものだったということが判明、その後のエピソードへと物語が続いてゆく。
LIFE is ～another story～ by 平井堅
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最終巻です
お騒がせ斉藤君も 最後の最後は普通の医師に…チャンチャンって事ですか
医者はこうして作られる…イヤイヤ成長していくという話し
彼にかかわった指導医も 若かりし自分を彼の中に見ていたという事だったんでしょう
でも“ブラック・ジャックによろしく”なのか
それより“ブラック・ジャックにはなれない”とか
唯一『ブラック・ジャック』というか手塚治虫氏に対してのオマージュか こんなやり取りがある
動物実験を任され 助手の医師とのやり取りで 『どうして医者になったのですか』ときかれ
『致死率さ 人間は全員 死ぬ… どうせ死ぬなら 医者は何のためにいるんだろか…？』というこのくだり
これは『ブラック・ジャック』で 彼の師である 本間先生(記憶が正しければ)を助けられず苦しんでいる彼に本間先生が言ったやり取りに似ている
気になる人は 片っ端から読んでみて
無ければ私の記憶違い
『ブラック・ジャック』第29話「ときには真珠のように」収録：講談社全集第1巻
ブラック・ジャックの家に突如、奇妙な殻に包まれたメスが届く。宛名には「J・H」と書かれており、それが本間から届いた事に気付く。ブラック・ジャックは急遽本間の家へと急ぎ、布団で寝たきりの本間を見舞う。
そこで本間は昔、ブラック・ジャックの手術中に体内にメスを置き忘れ、再び手術をした際、カルシウムの殻につつまれたメス、すなわちブラック・ジャックの元に届いたメスを発見した事を話し懺悔する。本間はその事がきっかけで生命の不思議さと医学の難しさに気づいたのである。
懺悔を終えたあと彼の意識は段々と遠のき、「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」と言い残して意識を失う。
ブラック・ジャックは彼を近くの病院へ搬送し手術するものの彼の意識は戻らず、ほどなく死亡が確認される。完璧な処置をしたにもかかわらず恩師を救えなかったことで悲嘆に暮れるブラック・ジャックに、彼の幻影は再び前述の言葉をかけるのだった。
『ブラック・ジャック』第163話「本間血腫」収録：講談社全集第9巻
ブラック・ジャックはとある病院から本間血腫の患者を治すよう依頼されるが、現在の医学ではこの病気を治すことが不可能で、依頼を受けるかどうか悩んでいた。
「本間血腫」という病気は文字通り本間がその存在を確認した病気で、心臓の左心室に血栓が発生し、いくら除去しても次々に再発するという世界でも稀な奇病だった。しかもその病気にかかった患者は全員死亡している。本間はこの病気の解明のため手術を行うが、周りから手術は生体実験ではないのかと疑われる。本間は「新しく発見された病気に治療法がない時、それを治そうと努力すればそれは生体実験になるのか」と反論するも、理解は得られなかった。そして本間は医学界を追われ、引退したまま亡くなる。
ブラック・ジャックはこの病気の謎を解明すべく、本間の書庫に残された資料を調査。その中から自分に宛てられた手紙を発見する。本間はその手紙で、本間血腫の解明をブラック・ジャックに託すとともに、「この病気の正体が分かるまでは決して手術をしてはならない」という言葉を記していた。
後日ブラック・ジャックは依頼のあった病院に赴き、本間血腫の対処法としてブラック・ジャック自作の人工心臓を患者に取り付けることを提案する。しかし開胸したところ、患者の体内にはすでに精巧な人工心臓が取り付けられていた。そして本間血腫の原因が人工心臓の故障によるものだったと判明、手術は中止される。ここでブラック・ジャックは、人間にはどうすることもできない医学の限界を知るのである。
なお、本間血腫のエピソードは、2006年に放送されたTVアニメ『ブラック・ジャック21』では、第9話「心臓（ハート）の刻印」および第10話「紐育（ニューヨーク）の奇蹟」として改題・リメイクされている。原作と違いBJは、血腫の発生する人工心臓を最新の人工心臓に取り替えることで手術を成功させ患者を救っている（原作では上述のように代わりの人工心臓を用意するも交換を諦めている）。さらに、患者に取り付けられていた人工心臓がBJの父である間影三の開発したものだったということが判明、その後のエピソードへと物語が続いてゆく。
LIFE is ～another story～ by 平井堅
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