【さぬき映画祭来月13日から/ゲストに押井監督等】
2月13日開幕の「さぬき映画祭2015」(同実行委員会など主催)の詳細が20日までに固まった。目玉の一つ、アイドル・青春映画は10本を特集し、そのほか多彩なショートムービーなどを同22日まで連日上映する。恒例のゲストは、独創的なアニメ作品などで国際的な評価を受ける押井守監督が初登場するほか、大林宣彦監督や女優の橋本愛さんらの顔ぶれが決まった。
会場は高松市と綾川町の計5カ所。上映本数は前年並みの80本程度をそろえ、大半の作品でゲストの監督らがトークを行う。丸亀市出身の本広克行監督が3年連続のディレクター。「映画、だけじゃない映画祭」をキャッチコピーに、演劇とのコラボレーションを新たに打ち出した。
アイドル・青春映画は、大林監督の「時をかける少女」、岩井俊二監督の「花とアリス」など新旧の名作を用意。ももいろクローバーZ主演の「幕が上がる」は本広監督の最新作で全国公開の前に特別上映する。同22日に開くアイドル映画サミットでは、大林監督らが日本映画とアイドルとの関係を解き明かす。
ショートムービーの拡充を図ったのも今年の特徴。怪獣が出てくる自主映画のコンペ、本広監督が全国の映画祭などから招へいした優秀作品の上映などを実施する。県内で起きた面白い話を5分以内の短編に映像化する新企画「さぬきストーリー・プロジェクト」は来年の映画祭上映に向けて説明会を行う。
今回の新機軸である演劇の注目は「人狼 ザ・ライブプレイングシアター」。ステージ上の13人が人間対人狼の物語を全てアドリブで進行する推理ゲーム的な内容で、東京で高い人気を呼んでいる。演劇にちなむ映画の上映もある。
チケット購入などの問い合わせは県文化振興課内の実行委事務局〈087(832)3785〉。【四国新聞より】
さぬき映画祭2015上映作品 予告編
映画 アヒージョ!PV001 エンディングテーマ「雨のちヒーロー」
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