歓送迎会のシーズン、幹事なんか任されると大変なことでしょう。
最近、予約を受ける側も大変なのです。
昔なら、飲み慣れた人が幹事をしていたし、初めて幹事を任されてもアドレスをしてくれる先輩がいました。
しかし最近、飲むということが少ない世代が先輩であり、後輩にアドバイスもできない。
困った初幹事は、雑誌やネットで調べ予約する。『今度歓送迎会の二次会頼むわマスター』ってノリじゃないのです。
電話が鳴る。
マスター『もしもし、バールです。』
初幹事『え~、予約お願いしたいんですが。』
マスター『日時と人数、予算を教えて下さい。』
初幹事『日時は〇月〇日、時間は二次会なので9時ぐらいだと思います。人数はハッキリとはわからないです。予算も…。』
マスター『そうですか。では日時だけ押さえておきます。予算も飲み放題も含め色々あります。ただ、10名を超えそうな場合は前日迄に連絡ください。最終人数の連絡は、当日の一次会終了後で構いませんのでお願いします。』
初幹事『わかりました。あっ、私〇〇といいます。』
マスター『はい、お待ちしています。』
で!連絡なしで当日。ってことは10人以下か!?9時って言ってたのに最終確認の連絡もないしドタキャンか!!
30分程過ぎ。ガチャ。『すいません。予約してた〇〇ですけど、、、』と。
マスター『はい。で、何名ですか?』
初幹事『7、8人だと思います。もう来ます。』思います?だと。だから言いませんでしたか。一次会のあと最終確認って!
“え~、1、2、3~7、8って10~15!!”おいおい。
初幹事『あの~、飲み放題でお願いできますか。』もう幹事0点です。
因みに、予約段階で20人近くになると思います。と言って、当日10人ちょっとになりそうと最終連絡。実際来たら5人ってことも。予約しなくても入れます。
予約時間の前後10分や20分はしかたないけど、人数はそうはいかない。全て仕入れにかかってくるからです。人数減ったのは、あてにしてた売上が見込めないだけで、仕入れ額と売上なら赤字だけど、仕入れたものは後も使える。困るのは逆。人数増えるのは良いじゃないか。と思うでしょうが、そうじゃない。仕入れに対して売上は良い。しかし、品物がなければ“ありません。出来ません。”でお客さんは納得して帰られるでしょうか?『あの店、たいしたことなかった』なんて言われた日にゃ。です。
店の落ち度ならともかくなのです。
幹事さん。貴方の仕切りが店の運命を握ってる(大袈裟)。
最終に初幹事さん。飲み放題は良い。後で追加分を立て替えて“たくさん飲んだ、一杯だけ、ノンアルだし”で割り勘って面倒だし。飲み放題があるなら飲み放題にするべし。
【 東方 MMD 】短編 : 6 とある 居酒屋 で 飲み会