前回に続き、ハンターカブネタです。
ロータリーシフトが混乱する、というのには結構慣れました。
というか慣れないと仕方ないですね。
セロー乗るときはクラッチがあるので、ある程度は無意識に使い分けられます。
がしかし、ホーンとウインカーはダメ。
しばらくハンターカブ乗った後、セローに乗ると右左折時にホーンが鳴ったりします。
適応能力が低下しているのでしょうか・・。寄る年波には勝てませんねえ。
・・いや、勝てないならばスイッチボックスの方を変えれば良いのです。
ホンダへ挑戦状を叩きつけてやりましょう!(八つ当たり)
今回、長編です。
そうは言っても電気・配線は完全に素人。
まあこの時代、YouTubeやらブログやらで何とかなるでしょう。
と、満足に調べもしないうちに買ってみました。
amazonで2千円ちょっとのよくあるやつです。中華製。
届いて早速YouTubeで検索し、カモンガイス様の動画を参考にさせていただきました。
とても助かりました。ありがとうございます。
中華製のスイッチボックスは色々ありますが、配線コードの色は動画と同じようでした。
配線図も動画内に出していただいてましたので、一安心です。
とはいえ、こちらの動画はクロスカブ。
丸ごと同じというわけにはいきません。
純正を外す時、まず「コネクターが違う・・」という現実を突き付けられました。
(なんだこれは・・中華製に元からついているのと違うのは分かっていたが。
クロスカブとハンターカブで違うのか・・おのれホンダ。なぜ共有しない!?
いや待て待て。うむ、ここは深呼吸だ。発売時期が違うのだから、仕方あるまい・・)
ハンターカブ スイッチボックス コネクターでググっても、型番がわかりません。
純正を切って繋げる、とも考えました。
しかし、失敗すると元に戻せなくなる恐れが。それはちとマズイですね。
8極コネクターの画像を頼りに調べ、まずは購入しました。
矢崎総業8P025WP-HS-M-trというコネクター。う〜ん大丈夫でしょうか?
届くまでに、中華製の配線を見ます。
パッシングやハザードもついてますが、ややこしくなりますので無効にします。
増設なんてハードルは、超えられる気がしません。
そもそも使いませんしね。負け惜しみですが。
ひとまず系統で仕分け。
ついでに長さも純正に合わせて切っておきます。
左の緑っぽいグループがウインカー。3本です。
真ん中の赤っぽいのがホーン。これは2本。
右の青っぽいのがディマー。ライトのハイ・ロー切り替えです。3本です。
合計8本。
パッシングとハザード線の枝分かれは切り、単純に直通にしてます。
純正を見てみますと、同じく3系統の計8本が8極コネクターに直結している模様。
これは初心者にはありがたいです。
コネクター到着。右の黒いのです。
形は完全一致です。大丈夫でしょう。
まずは同時に買った端子と防水キャップみたいなのを線に取りつけました。
まだコネクターには付けません。
さて、ここからが難関。
系統は3つですが、右左、オンオフ、ハイロー、と、どこがどれかを調べます。
上記の動画である程度は絞り込めましたが、最終的にカブ本体に繋いでみるのが早いかと。
メス側コネクターに端子を挿して、動作確認。違っていれば挿し直してまた確認。
で試行錯誤の末、ようやく特定。コネクターに繋ぐことができました。
狭いし固いので本当に苦労しました。2度とやりたくありません。
しかしこれで、あとはカブに繋いでハンドルにスイッチボックスをつけるだけです。
と、この時はやり遂げた感満載でしたが・・・
のちに起こる困難を、この時はまだ知らずにいました。
まずは動作確認。
しかし、カブ側のコネクターに嵌りません。
いや、形はばっちりなのですが、奥までカチッといかないのです。
(なぜだ?コネクターの型番が違うのか??いや、そんなに細かく種類はないだろう。
ならばホンダの仕業か?ぬうう・・ホンダ許すまじ・・
いや待て、ひとまず深呼吸だ。もっと詳しく見てみよう・・)
で、よくよく見るとコネクターの中、白いプラスチックの位置が違います。
買ったコネクターの方が2mmほど手前に来てます。
本当に、よく見ないと分からないレベルです。
しばらく考え、マイナスドライバーで押してみました。・・・動きません。
思いっきり押してみました。・・・おお、入った。
※後ほどリテーナーというものだとわかりました。
ちゃんと端子が嵌るよう、ガイドみたいなものですね。ホンダ様、ゴメンナサイ。
これでようやく繋げることができます。
カブ側のメスコネクターに嵌めてみると、完璧に嵌りました。
キーをオンにして動作確認。
ホーンは・・鳴りました!
ウインカー・・・おや?反応なし。
ディマー・・・ウインカーが点滅・・
エンジンかけると、ウインカー右でハイビーム。
おお、配線間違っとるやないかい!
(よし、落ち着け落ち着け。ゆっくり深呼吸して、コーヒーでも飲もう・・
ヒッヒッフー・・ヒッヒッフー・・)
一度コネクターに付けた端子は抜けません。
仕方がないのでコードを切って、途中で結線することにします。
寒くて手がいう事を聞かない中、動作確認しながら線を合わせて行きます。
が、ウインカー左がどこへ繋いでも動作しません。
どうやらコネクターの中で断線している模様。
(も・もうダメだ。やはり素人が手を出すべきではなかった・・
もう一度コネクター買うとするか。しかし、次うまく行くとは限らない・・)
心がポキポキです。ため息しか出ません。
なのでこのあたりの写真はありません。失意の中、とりあえずは寝ます。
一晩寝て決断しました。純正を切ります。
ネットで調べたら、純正スイッチボックスが7000円くらい。最悪それで戻しましょう。
ちょっとビビりながら、コードをカット。
さすが純正。銅線が硬い。結線しにくい。
ですが繋いで見たところ、あっさりと正常に動作しました。
いや〜、とうとうやり遂げました。苦労しました。
線を半田付けし、熱収縮チューブを炙る作業の楽しいこと。
ちなみにコードの黒いカバーというかチューブというか、正式名称は何でしょう?
後からつけられないので、結線するまでの分とその先の分+10cmを二重にしてます。
結線後、ずらしてコネクターの根元まで被せることにしました。
境目にビニールテープでも巻いとけば大丈夫でしょう。
あとはスイッチボックスをハンドルにつけるだけ。
つけるだけですが、つきません。何か干渉しています。
コードを挟んでるのかと思いましたが、何かピンがあります。
スイッチボックスのパッシングボタンのある側です。中央の金色のがピンです。
回りどめのため、このピンの位置にハンドルに穴を開けなければなりません。
が、めんどくさいのでピンを強引にペンチで除去。
ハンドルに二周ほどビニールテープを巻けば大丈夫です。
あとはスイッチボックスをビス留めし、線をタイラップで止めれば完成。
こんな感じです。違和感が全くありません。
逆に普通すぎて、頑張った甲斐がありませんね。
まあ今回、慣れた方々からすれば、何やっとんねんって感じでしょう。
テスター使ってチョイチョイっと配線確認して、コネクターつけたらええだけやんけ。
と思われることでしょうが、素人はこんなもんです。いや私だけですね・・・
では最後に、汚いメモで恐縮ですが簡単な配線図を。
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