いやあ、前回のナイフシースは凝りすぎました。
とはいえ工程的には財布などに比べれば楽なものなのでしょう。
ううむ、財布は作れる気がしません・・。
さて今回、全く予定にないというか、必要に迫られて作ったものです。
タイトル通り、斧のシースです。
3日前の話なのですが、バイク用品というか工具を買いに行ったのです。
T型レンチにつけるソケットで、六角の6mm。
ホームセンターに行くつもりだったのですが、近くにアストロプロダクツを発見しまして。
アストロの別の店舗はよく行くんですけど。
アストロいいですよね〜。
で、店内を見て回りますと、斧が売ってます。
別店舗でも、置いているのは知っていたんですが、ちゃんと見てませんでした。
ちゃんと見ると大きさも手頃で、しかもお安い。
六角のソケット一つだけ買うのもナニなので、まあ買ってみたわけですよ。
なかなか良い感じです。
さっそく薪でも割ってみようと思いましたが、その時気づきました。
「シースが・・ない」
ゴムのカバーは付いてるんですが、必ずなくします。これは確定事項。
なのでシースを作ります。
今回はシンプルにいきます。
まずボール紙に刃の部分を写し、それを元に形を書いていきます。
斧のシースって、なんとなくカシメを使ってるイメージですよね?
なので1.5cmくらい大きめに外寸をとりましょう。
次に型紙を二つに折って、切っていきます。
この時点では革の厚さはあまり考えていません。
分厚い革は持ってませんので。
今回の革は1.5mm厚を使用します。斧シースは分厚い方がカッコいいんですけどね。
バランス見ながら形を決めます。
で、ここで注意事項がありまして。
ナイフと違って、斧では刃の部分が一番広くなっています。
いや、ナイフもそういえばそうなんですが、シースへの入れ方が違うので・・
とにかく、入口が広くないと出し入れできません。まあ、シースの形状によりますけど。
ですので画像の下部分を長めにしております。
そう、現物合わせですね。
革を切り出しました。
こちらの革、結構ふにゃふにゃです。
多分これだけではしっかりしないので、刃先にはトコ革を仕込みます。
刃先が直接カシメや糸に当たらないように、って方が主な目的なのですが。
シースの下側にも入れるんですが、現物合わせのため、とりあえずは刃先部分だけ。
一枚では薄いので、2枚重ねることにしました。
なんかダンボールみたいに見えますが、実物は茶色というか黄色っぽいです。
接着部分を残してトコノールを塗りたくります。
安い革で、トコ面はケバケバのやつです。
ブチュッと接着。出し入れの確認しながら、全体のバランス見て、形を決定します。
シース下側のトコ革もそれに合わせて切り出し、接着します。
写真撮り忘れましたが、なんとなく形がわかりますね。
若干の調整後、これで形は出来上がりました。
では、カシメ穴開けて、縫い穴も開けます。
うむ、下が白地だと色が変。
カシメ付けて縫い終わりました。
そうそう、ベルトも作ります。
カシメ2つで回らないようにして、表はホック留めです。
カシメ1つでベルトが回る仕様もアリですけどね。
てことでひとまず完成。
少し大きめに見えますが、このくらいで出し入れがギリギリです。
あとはコバ処理をするだけなのですが、刃先側のトコ革仕込んだところがいまいち。
革の色も違いますし、質も違うので綺麗になりません。
なので、コート剤を塗ってます。ちょうど見えませんけど・・
さて、これで出来上がりました。
が、革も余ってることですし、もうちょっと続きます。
斧の首?のところにガードの革を巻きましょう。よく見ますよね?
割った薪などが当たって傷がつくらしいので、あったほうが良いそうです。
といっても、ただの四角です。
以前に作った、ホルンのプロテクターと同じ。
穴あけて、紐で締める感じです。
大きさですが、柄の一番細い部分の外周×縦は適当です。
ディバイダーで等間隔に印をつけ、ハトメ抜きで穴を開けます。3mmです、
革をビチョビチョに濡らし、ダイソーの紐で縛っていきます。
少し背中が見えてますが、こういう仕様ですw
太さに合わせて幅を変えるなどという高等技術は持ち合わせておりません。
それと、アストロの文字が隠れてしまいましたが、仕方ないですねえ。
シース付けてこんな感じ。
革が乾くと、良い加減にフィットします。
ですが、まあシンプル。いつものことですけど。
あとは使用感が出てくるといいですね。
今年のゴールデンウィークはこれだけですね。
特に予定もありませんし、のんびりしましょう。
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