ホラ吹きの日々

趣味のもの作りの記録と日々のつぶやき。

石釜を作ろう- 最終

2010年07月21日 | 石窯製作

夏日ですね 

 

石釜の製作も いよいよ 最終段階です

一回目の焼き固めが終わったら 目地が綺麗に入っているか 調べ

この段階で 補修をして、 調理室前後のレンガ積に入ります。

扉を溶接して 最後の焼き固めを行います。

焼き固めが終われば 耐火レンガ の石釜本体は完成です。

続けて 外装に

耐火レンガの特性として、非常に水を含みます、また外周の目地は

完全には固まっていません、ガスバーナーで焼いたくらいでは

表面は少し固まりますが すぐに剥がれます、あと外装することで

釜の温度も冷めにくくなります。

手抜きでは無いですが、なぜか我が家に御影石の板が有りましたので

垂直部分に利用しています、見栄えはレンガを こつこつと積み上げるほうが

仕上がりは綺麗ですね。

アーチの部分はミックスレンガにて施工

このあたりになりますと 段々手抜き工事に

最後にサンダーで化粧磨きを掛け 少し水で濡らして

撮影用の お化粧をして出来上がり。

完成 しました 

 

 


石釜を作ろう-3

2010年07月19日 | 石窯製作

暑くなりましたね

いよいよ最後の難関アーチ積です、

型枠をルーターで切り出し、1.5mmベニアを貼り付けます、

コンパネにアーチ積のレンガの中心線を書き

線に合わせてレンガを積みます、アーチ用レンガで

台形に成った 異型レンガを使用します。

アーチのベニア型枠は完成後燃やします、第一回目の

耐火モルタルの焼き固めに成ります。

続けて煙突部の作成 ここだけは 水が乾くと固まるタイプの

耐火モルタルを使用します、

煙突にダンパー(遮蔽板)を入れる構造にして燻製も出来る構造にしましたが

あまり必要では無さそうですし構造が複雑になり強度も低下します。

ここで第一回の耐火モルタルの焼き固めに入ります。

3時間から4時間燃焼をしますと、最初は真っ黒ですが 温度が

上がると レンガが白く成ります これが目安になります。

調理室と燃焼室は別々に燃やさないと 調理室は酸素欠乏になり燃えません。

あと少しです 

余談ですが、耐火レンガ職人は モルタルの目地幅は3mmだそうです、

今回は普通のレンガ積の9mm目地でしていますが、焼き固めをして分かりました

9mmですと完全には溶着出来ません、温度の出る燃焼室は良いのですが

一番温度゛上がらない調理室の手前部は今だに溶着していません

3mm目地で製作して下さい。

続く

 


石釜を作ろう-2

2010年07月17日 | 石窯製作

そろそろ梅雨あけか

 

もくもくとレンガを積み上げる毎日ですが雨が降ればお休みです、

昔五右衛門風呂で薪を燃やしていましたが、近所で

いまだに 薪を燃やしている家が有ります、灯油バーナーと

併用して燃やしていると聞き、薪の点火に使うには便利だな 

検索すろと 長府ボイラーに有りました。

 

18リットルタンクとセツトで有りました、早速台車に乗せ

簡単に移動出来る バーナー車を製作しました。

パンやピザを焼くのには使用はしません、あくまで点火用

5分で薪は十分な火力になります、30分薪を焚くと釜の温度は

200℃に成りますが ピザを焼く300℃には60分位必要です。

 

燃焼風景

釜にカビが付かない様に 使用しない時も時々点火して乾燥させています。

8段目が終了すると 第二の難関大判レンガ 調理台の設置です

製作記事例では 手前のレンガにクラックが入りやすいようです

割れ防止に鉄のLアングルにて補強する事に奥は10cm隙間を空けて

火が回る構造にしてあります。

ここまで来るとおよそ50㌫の出来上がりです

少し形になってきました もう少し頑張ろう11段で縦積は完了

あとは第三の難関アーチ積となります。

続く


石釜を作ろう

2010年07月16日 | 石窯製作

石釜を作って!!! と言われ

富山の某ブログを調べるも どうも完成品のようだ

ネットで自作を調べると 本格的で私でも出来そうな釜を見つける

石釜 太郎さん 製作例も工程も親切に掲載されて 解りやすい

三石耐火レンガに一式注文をする

ブロックとセメンモルタルで基礎を製作 耐火レンガを並べ製作を開始

一日一段を目標に頑張ることに 

6段目 ここで皆さん苦労している様です 得意の鉄のLアングル

で 溶接すれば ブリッジは問題無く解決

耐火モルタルは 乾燥しただけでは固まりません

釜に火を入れておよそ1000度で焼き固めるまでは雨に

濡らすと目地が流れてしまいます、それまではシートで養生します。

続く