ジオシティーズ時代のデータから復刻記事の第二段はボルボアステローペです。
ボルボのB10Mシャシーに富士重工のスーパーハイデッカーボディーを載せた後部二階建てバスです。
スウェーデン&日本製大型部分2階建て観光バス また買ってしまいました! (2004/3/06)
3月1日 某観光バス会社から連絡があり、『正式に貴方にボルボのバスを売却します。』との嬉しい言葉をいただきました。(事前に下見はしていました。)それで、3月5日、ロウさんと一緒に松山発→名古屋行きのJR高速バスとJR東海道本線を乗継ぎ、3月6日午前8時、某観光バス会社入りしてアステローペを引取ってきました。前回下見のときにエアサスが上がらなくなったと言われていたのでしばらくエンジンをかけて様子を見ましたが、エア漏れがひどく車高が上がる様子は見られませんでした。仕方なく、スーツから作業着に着替えて客席のサービス窓を開け、作業に取りかかりました。リアのエアサスについては空気流入制御用のバルブが固着していたため、簡単な清掃と手動操作で直りましたが、フロント部右につては一向に上がる気配がありません。幸い、左は少し上昇したので、やむなくそのまま400Kmの長旅をすることになりました。またしても車庫短バスです!バス会社の方とろうさんは『えっ? そのままいっちゃうの!大丈夫????』という顔をしていましたが、『なんのこれしき!ネオプランに比べれば!!』という強い精神力のおかげで出発にこぎつけることができました。最初は一般道を走行する予定だったのですが、なんと!大きな段差を乗り越えたとき、エアサスが復帰して右前も上がりはじめました!
『やった~!』
ろうさんと私は飛び上がらんばかりの勢いで声をあげました。
しかし、まだまだ予断は許しません。何せ400Kmの長旅ですので、高速に乗る前にスタンドでオイルと空気圧と下回りの点検を行うことにしました。オイルは少し漏れがあり、8リッター継足してさあいよいよ出発しようかなと思ったとき、バスのたたずまいの違和感にろうさんと顔を見合わせました。
『なんか傾いとらんか?』そう私が言おうとしたとき、ろうさんが
『バス傾いてますよ!!!』
『・・・。』
『そのまま行こう!為せば成る。為さねば成らぬ何事もだ!』そう言って私は高速のインターへハンドルを向けてアクセルを踏み込みました。
これは浜名湖SAで撮影した物です。右が下がって左が上がっているの判りますか?!、停車すると運転席側が下がって傾きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/07/08ddc99b6c7194fe0a0d6e33aaf9b856.jpg?1597761787)
運転席です。左にボタン式のATセレクトスイッチが見えます。右上のジャバラがマキシのレバーです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/8e/234547ea5ef3376fbe13e8d5af678cc1.jpg?1597761901)
これはフェリー乗船スイッチでエアを抜いて水平にして写真をとったところです。淡路サービスエリア下り線です。ここまでくれば帰って来たも同然
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/54/2965df06fd46f5367bb8729e8dcc019b.jpg?1597761875)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/56/9cf9955f9f07b5f45c1da0eb205be75a.jpg?1597761875)
狭い車庫に超巨大な車体が
突き刺さったように駐車されていたのが
印象深いです。しみじみ
昔何度も読ませてもらいました。
気付いたら、同じ車買ってしまってました。