心の休憩室 パート2

何度か中断していますが、書きたいことがでてくると復帰しています。

日本語力と英語力

2012-01-06 23:30:00 | 読書
この本の各章には、まとめとして「上達の法則」が箇条
書きしてあるので、全部ではないけど↓に書き写すね。

これらの文章を読んだら、この本に書いてある内容の
想像がつくんじゃないかな。

①日本語ですらきちんと話すには訓練が必要。まして、
母国語でない英語であれば、なお徹底した訓練が必要で
ある。

②素読、暗誦、文法、読解の四つを含む「型」を習得
しよう。

③「型」を体に覚え込ませて、反復練習を「技」にまで
高めよう。この基本を疎かにした英語は、我流でしかない。

④現在の学校教育における「英会話」は一見実用的だが、
実は特殊事例が多く応用がきかない。

⑤基本の形というものは応用範囲が広い。基礎的なことから
始めて実践的なトレーニングへと移行しよう。

⑥本当の意味での国際コミュニケーションとは、書き言葉に
おける高度なレベルに達しないと実現できない。

⑦単語を大量に覚えよう。単語が英語でものを考える時の
土台になる。

⑧学校の授業は、生徒が徹底した反復トレーニングを行う
場とするべきだ。ところが実際は、教師の見本を示すだけで
終ってしまう授業が多い。

⑨徹底した反復トレーニングを続けると、あるところで突き
抜けるように上達するものである。この「上達の論理」を
身につけよう。

⑩教材は抵抗を感じるくらい、質の高いものを用いよう。
抵抗があるからこそ伸びる。

⑪明治大正期に活躍した新渡戸稲造、斉藤秀三郎などの
「英語達人」の学習法がそうであったように、素読を中心に
しよう。

⑫素読は、からだを揺さぶりながら行おう(ウォーキング
イングリッシュ)

⑬名文を素読しよう。名文に触れておくと、おかしい文章を
見抜く感覚が育つ。

⑭英文和訳・英文解釈のトレーニングをする価値は、それが
日本人にとって優れた思考訓練、言語訓練となっており、
日本語力の向上を助ける点にある。

⑮まず日本語の能力を高めよう。日本語に支えられた思考
能力なくして、英語理解はない。

⑯先に訳文を読んでから英文を味わうと、英語の微妙な
ニュアンスを感じとることができる。

⑰学習の基本は本物に触れることである。

⑱本物とは、レベルの高いものである。本物とは、心に突き
刺さるものである。本物とは、飽きないものである。

⑲本物とは、時間の試練をくぐり抜けてきたものである。
迷ったら、「古典」に戻れ。

⑳身体に関わる芸事を学ぶことで、上には上がいることを
知り、自分より偉大な何かに尊敬の念を払おう。