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きみは山頂よりも上に
青い大きな弧をえがく
水平線を見たことがあるか。
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という最後を読んで「どこかで読んだことがあるなぁ」と
思ったよ。
詩の全文
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山にのぼると
海は天まであがってくる。
なだれおちるような若葉みどりのなか。
下の方で しずかに
かっこうがないている。
風に吹かれて高いところにたつと
だれでもしぜんに世界のひろさをかんがえる。
ぼくは手を口にあてて
なにか下の方に向かって叫びたくなる。
五月の山は
ぎらぎらと明るくまぶしい。
きみは山頂よりも上に
青い大きな弧をえがく
水平線を見たことがあるか。
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(山頂から)小野十三郎
「教科書で出会った名詩一〇〇」という本の中で
出てきたので記憶に残っていてもおかしくないけど、
いつどこで出会ったんだろうなぁ・・・
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