アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

50MHz AM/SSB受信機の復活を目指して その55

2017年07月16日 | 50MHz AM/SSB受信機

<立ちはだかるBFO回路の壁>
【2017.07.16】
午前5:00に起床。
涼しい朝のうちに、気になっていた回路検証を開始した。
この受信機の課題の一つに、BFOを働かせると無信号でもSメーターが振れてしまうと言う問題が有る。
実験ノートの記録を見ると、昨年の7月24日にもこの問題について対応策を検討していた。
もうすぐ1年が経過するが、いまだにこの壁を打ち破れないままだ。
今回、下記の事項について確認した。

①現状把握:BFO回路を働かせた時に勝手に触れるメーターの指示値の確認。
②フィルターの出力側の同軸ケーブルを抜くと、メーターの振れは止まる。
③フィルターの入力側の同軸ケーブルを抜くと、メーターの振れは少なくなる。
④IF AMPのLA1201を取り外すと、メーターの振れは止まる。
⑤BFOの発振周波数の調整ボリュームによる、周波数可変幅は約500Hz。
⑥フィルターを通さずにスルー回路にすると、中間周波回路の同調点が10.7MHz⇒10.2514MHzに
ずれる。

今回の確認の中で、④の結果は昨年の実験結果と180°異なる結果となった。
昨年の7月24日の実験では、LA1201を取り外してもメーターは振れていたのだ。
但し、当時は今の回路とは異なっており、今回改めて調べてみて良かった。
こういう事があるから、電気回路は難しい。
昨年の実験結果も、今回の実験結果も明白な事実である。

さて、今回は動作試験をしている様子を動画でアップすることとした。
試験方法は、送信機にダミーロード(疑似負荷)を接続して無線電信でテスト信号を送信する。
テスト信号は「V V V DE JH0FHB」でその信号を、受信機で受ける。
無線電信の「V V V」は無線電話で言うところの「本日は晴天なり」で、「DE」は「こちらは」
を意味し、最後の符号は筆者のコールサインである。
この無線電信の信号を音にするための回路がBFOで、この回路を動作させないと音にならない。
動画の最初は音がほとんど聞こえないが、途中でスイッチを入れると音が出るのはこの為である。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする