<フィルター基板の実験>
【2016.10.29】
ここ2週間は、10.24MHzラダー型水晶フィルターの基板での実験を繰り返していた。
水晶とアース間に接続するコンデンサの取り付け箇所をソケットに変更して、コンデンサの値による特性の変化の確認を容易にした。
基板をソケット式に改造してからは、コンデンサを交換しては写真撮影を行うことの繰り返しで、33枚の写真データをとった。
波形の確認だけではなく、受信機の音の感じやチューニングのフィーリング等も含めての確認だった。
波形が変化しても耳で聞いた感じは変わらなかったり、波形が悪化しても聞いた感じは良くなったりと色々な体験はできたものの、何をやっているのか分からない感じになってしまった。
これ以上続けても効果が上がらない為、この実験はこれで終了。
この受信機は、中心周波数10.24MHzのフィルターがAM、SSBで共通となっている。
もし、10.2415MHzの水晶発振器が有れば、SSB用のフィルターが製作できるのかも知れないが、今後の検討課題として先送りする。
手持ちのジャンク基板に10.7MHzのフィルターが付いていた事を思い出し、取り外して特性を調べてみた。
この部品を取り付けて実験してみたくなった。
中間周波数が10.7MHzとなると、現状の10.24MHzに比較して460KHz高くなる。
現状の回路図を見ると、2SC387Aのミキサーの後にFCZコイルの10S14を使用した10.24MHzの同調回路が有るが、同調容量の150PFに疑問を感じた。
FCZの10S14のコイルデータでは、インダクタンスが1.9μHとなっている。
このデータから計算すると、同調容量が150PFでは9.4MHz付近に同調するのでは?
現状の150PFを120PFに変更すれば、10.5MHz付近に同調点が移動しそうに思えるのだが?
何事もやってみなければ、本当の事はわからない。
次回は、150PFと120PFの違いを比較してみよう。
本稿続く・・
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