【2019.07.01】
6月12日に「鉱石ラジオの実験-17」でスピーカーを鳴らした記事を投稿した。
これはクリスタルイヤホンで聴く事に飽きてきたのと、手っ取り早くスピーカーを鳴らす方法に走った結果だった。
できれば電池を使わない方法で、スピーカーを鳴らして見たかったが・・・。
とにかくスピーカーが鳴りさえすれば、無電源でスピーカー鳴らす実験は後でも良いと考えた。
上掲の写真は、ブレッドボードに組込んだ回路に口径の異なるスピーカーを接続して聴こえ方の違いを確認している様子。
実験結果は、写真右側の「ダミー抵抗付きスピーカー」が最も良い音で聴こえた。
このスピーカーを接続すると、低音が良く聴こえるのである。
このスピーカーには、8.2Ωのセメント抵抗が内臓されていて、前面のスイッチを切り替えると音を出さなくても実験ができる仕組みになっている。
製作してから8月で3年が経過するが、月日の経つ速度に驚く。
<スピーカーからの出力波形に落胆する>
6月29日(土)、私は休日だったがカミさんは知人との昼食会に出掛けて不在だった。
私は午前10時過ぎから無線実験室に籠り、鉱石ラジオの実験に突入した。
スピーカーから聞こえるAM放送は綺麗に聴こえ、何も問題が無いと感じた。
信越放送も、NHKも雑音も少なく良く聴こえる。
ここまでは幸せな休日の流れであった。
それでは、標準信号発生器(SSG)からラジオに信号を入力した時のスピーカーの波形を観測してみようと思い立ったのが運の尽きだった。
そして、スピーカーの波形をみて愕然とした。
「何だ、この波形は!?」
入力波形が綺麗な正弦波なのに、出力波形はクロスオーバー歪を含んだ様な波形だった。
それも、波形の正側のピークから0Vに下がった付近だけがクロスオーバー歪の様になっている。
負のピークから正のピーク間ではこの歪はでていない。
波形も妙にとがっていて変だ。
折角スピーカーが鳴って気を良くしていたのに、ここで一気にどん底まで落とされる。
いつもこんな事の繰り返しだ。
一体何が原因なんだ・・・
【アンプへの入力波形】綺麗な正弦波
【スピーカーの出力波形】歪んでいる
そうこうしているうちに時刻は昼を過ぎていた。
夢中でやっている為か、腹が減った。
カミさんが不在だが、一人で外食に出掛ける気も起らず台所を探したら「チャルメラ」と言う高級ラーメンが有るではないか!
早速お湯を沸かして「製作」に取り掛かった。
刻みネギと、メンマに焼海苔、生卵のおまけつきで完成!!
高血圧の私は、ラーメンのスープには気を付けなければならないが「今日は許される日」と判断して完食。
とにかく美味しかった。
<実験基板の製作>
LM386を使ったオーディオアンプも、ブレッドボード上では実験をするのに肩がこる。
動作も不安定で、音量ボリュームに触れると時々「キーン」と発振を起こす。
そこで、ブレッドボード上の回路を、ユニバーサル基板へ移植する事とした。
電源ラインのパスコン以外は、全てソケット式にして部品交換を容易にした。
基板の裏側には、銅箔テープを貼りアースパターンを広くとった。
ケースは100円ショップで購入した、ブリキ製の箱を使う予定。
製作途中の実験基板とブリキ製の箱の様子が、下の写真。
完成したら、今回の波形の歪について検証してみたいと思う。
できるかな~?
チャルメラを吹くおじさんの包装紙の
ラーメンでしょう。
こちらに戻る度に、あのチャルメラを
日本から持って来るんですよ。
母が、あのおじさんの絵が好きでした。
あ、母はモネも好きでしたけど・・・
ラジオ製作が大成功しますように。
おはようございます。
こちらは日曜の朝です。
雨が降っています。
私も、チャルメラおじさんの絵が好きです。
昔の絵はひげが有って、今はひげが無いなどの違いがあるようです。
貴ブログのピアノの記事を見ました。
続編を楽しみにしております。