【2019.02.17】
困ったもので、夜中に突然ひらめくことが有る。
特に土曜の深夜と言うか、日曜の早朝に多い。
今回のひらめきは、「送信アンテナの直下で受信してみたい」と言うものだった。
SBC(信越放送 1458KHz)も、NHK(1026KHz)も、車で数十分の距離に送信アンテナが有る。
午前3時過ぎ、布団の中で構想を練る。
アンテナは、バーアンテナと数mのワイヤーアンテナを準備しよう。
アースは、アース棒を持参してハンマーで打ち込もう。
今日は天気も良さそうだ・・・
何だか寝たような寝ないような感じで朝をむかえた。
<フィールド実験に出発>
我が家から約7Kmの距離に、「仙禄湖公園」が有る。
この湖から地上高90mの送信アンテナがそびえ立っている。
これがSBCの送信アンテナである。
送信出力:100W
送信周波数:1458KHz
アンテナ全長:85m 地上高 90m
この公園は、お花見のスポットでもある。
<実験開始>
公園の木製テーブルの上に、鉱石ラジオを置いて受信開始。
バリコンを調整すると、大音量でSBCが聴こえた。
アンテナとアースを外しても大音量で聴こえる。
一瞬にして、不思議な世界に引き込まれた。
実験に同行したカミさんに、自慢げにイヤホンを渡して聴いてもらった。
桜でも咲いていれば別だが、ご覧の通りの殺風景である。
カミさんには、ラジオの感動よりも寒さが応えるようだった。
上空には青空が広がるが、風が有り寒い。
<小諸市のNHK送信アンテナへ移動>
小諸市内の中華料理屋で昼食後、小諸市の送信アンテナへ向かった。
NHK小諸ラジオ中継局
周波数:1026KHz
送信出力:100W
アンテナに全く興味の無いカミさんは、車で待機。
一方の私は、わくわくする気持ちを抑えながら受信実験を開始。
やはり、アンテナもアースも無くても聴こえる。
上掲の写真は、フェンスの上に置いた鉱石ラジオと送信アンテナの様子。
この後、突風によりラジオが落下。
その影響で、クリスタルイヤホンの内部断線が発生し、自宅に帰ってからクリスタルイヤホンを分解して修理した。
<ネットの情報について>
鉱石ラジオに関する記事は、星の数ほどある。
アンテナもアースも、同調回路も無く、ダイオードだけでも動作します・・・と言うものも超強電界地域であれば事実であろう。
今回の実験で、それはよく分かった。
それにしても、アースを外しても動作するとは、このラジオに入ってきた電気信号は一体何処へ消え去ったのか?
大地間との容量で・・・という事になるのだろうか・・・
目に見えないから、実感がわかない。
先は長い・・・