アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

ネコ型目覚まし時計「五縁タマ」の修理記

2019年06月20日 | 日記


【2019.06.20】
息子がまだ小学1年生だった頃、今は亡き義父が孫へのプレゼントとして買ってくれた目覚まし時計。
息子はとても大切にしていて、大学へ進学してからも使っていた。
月日は流れ、この時計が我が家に戻ってきた時には動かなくなっていた。
電池を交換しても動かない。
動かないまま、何年が過ぎただろう・・・
使用開始から20年以上が経過したが、不思議と家族の誰もが「捨てよう」とは言わなかった。

こいつを修理して見たくなったのは、昨日のことである。

<この時計の名前>
文字盤に「五縁タマ」と印刷されている。
これがこの時計の名前である。

ネットで調べてみると、リズム時計工業㈱製のものだと知った。

<修理開始>
動かない原因は何だろう?
断線なのか?
水晶発振器の発振が停止しているのか?
それとも修理不能の原因なのか?
わくわくしながら分解して臓物を取り出す作業を開始した。


<機構部分を取り外す>
半田付けされた配線を取り外して、機構部分を取り出す。
小さな歯車が幾つか組み合わさったケースをこじ開けて、内部の電子回路を確認する。
下の写真は、100円ショップで購入したバイスに機構部分のケースを固定している様子。

<奮戦は覚悟していたが>
近は老眼が進行し、半田付けの状態や細かい部品が見えにくくなった。
生産から20年以上経過しているので、とりあえず新鮮な半田を入れることにした。
ケースをこじ開ける際に、勢いで小さなギアがバラバラになって吹っ飛び、これを修復するのに悪戦苦闘。
時計のメカ部分の構造など全く知らない素人である。
こんな事はやるべきでは無かったと、反省するやら後悔するやら。
既に半日以上が経過しており、心身ともにくたくたになった。
それでも何とか元通りに組み上げて、新品の電池を入れてみた。


<秒針が動いた!!>
やった~!!
この瞬間が嬉しい。
しかし、原因が何だったのか不明のままである。
暫くは様子見だな。

動画でこの時計の珍しいアラーム音を紹介する。
動画の途中で突然鳴り出すので、音量は予め少し絞っておいた方が無難である。
「うひゃひゃひゃ・・・大当たり~!今日も一日ラッキーカムカム !」
息子は、小学生の頃からこの音で目覚めていた。
やかましいだけと言う気はするが・・・

動画をご覧いただいた皆様に、幸運が届くことを願って終わりとする。

ネコ型目覚まし時計「五縁タマ」

コメント (2)
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