国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

ながら号のお話

2006-06-13 00:36:04 | 国鉄思いで夜話
こんばんは、何時も深夜にこっそり登場です。
今日は少し、趣味の話でもしてみたいと思います。

現在、東海道線には「ムーンライトながら」という快速電車が運転されていますよね。
特急「富士川」に使うのと同じ車両ですので、かなりお得感はあるかもしれませんが、この列車が消滅の危機にあったことは40代以上のファンならご存知だと思います。

元々この列車は、長距離鈍行として運転されていた列車で1日二往復が東京~大阪間に設定されていました(正確には姫路発東京行き)が昭和43年の時刻改正で、これが廃止になると言われたのです。
 このときの世論では、この列車を廃止しないでほしいという声が多数国鉄に寄せられたと言われています。
 実際の所は不明ですが、当時の国鉄総裁・石井禮介氏の決定で、この列車は一往復のみ残されることとなりました。
 このとき、運転区間を大幅に縮小(大垣~東京)するとともに、電車化されたというわけです。
 当初は廃止予定だっただけに、この決定は大きなものがありました、その後も順調にこの列車は生長を続け、今も東海道の夜を走りつづけているのは承知のとおりです。

ちなみに、このながらの前身は、141レ・144レの運転時刻は以下のとおりとなっています。
 何の役にも立たないお話ですが、何かの話題のでもしていただければと思います。

145レ 東京発23:30 大阪着 11:00着
144レ 姫路発12:56 東京着 4:46着

他に、東京発姫路行きと、大阪発東京行きの列車があったのですが、これはまた後日にでも書きたいと思います。 

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2 コメント

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鈍行 (やまちゃん)
2006-06-13 14:27:30
今や、死語でしょうが各駅停車の普通列車の事を鈍行と言ったもんでした。長距離の鈍行でも、当時は皆さん自然にスローライフだったから必要だったんでしょう。
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Unknown (blackcat)
2006-06-13 21:46:56
鈍行・・・死語になってしまいましたね。

かっては、普通列車では15分停車。30分停車が当たり前の時代でしたから。

 東海道夜行も、姫路が昼の3時出発で、到着が翌日の朝4時半ですから・・・・

 約13時間かけて。



今なら新幹線で、姫路からでも3時間ちょっとですからね、確かにこういったゆっくリズムというかスローライフも必要でしょうね。
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