国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

昔の貨物輸送計画。今の貨物輸送計画

2005-03-23 23:24:27 | 国鉄思いで夜話
今回は少し固めのお話。
今日古い鉄道雑誌をめくっていると(昭和49年頃)パイプライン計画というのが載っていました、これとは別に都市部ではトラックをチューブ輸送しようという計画が構想されていました。

もしこれが、今から30年前に本当に実現していたら、現在のCo2排出問題はかなり解消されたのではなかろうか。
 具体的には手元に資料を持ってきていないので書けないが概ねこういったことであろう。
 駅から主要な工場などとの間に地下にトラックが通れるだけのトンネルを掘る、すなわち地下鉄の貨物輸送版と思ってもらえると理解しやすい。
 こうすれば、市内交通から大型トラックが通らなくなり交通事故の危険性なども大幅に減少するであろう。また、これ以外にも都市部におけるパイプライン計画も提唱されており、これらが国鉄を中心として行なおうとしていたのなら大変なことだと思う。
 少なくともこれらはインフラ整備であり、国鉄が負担すべき問題ではないからだ。だが実際には多くのインフラを国鉄が整備してきたことにも目を向けて欲しいと思う。

昨今はまた、モーダルシフトの関係で内航海運及び、JR貨物輸送にシフトしているようだが肝心の東海道区間がパンクしそうになっているそうだ、かって名古屋付近には貨物輸送の線路を増設するということで整備したにもかかわらず、国鉄再建法のあおりで中止、その後も長い間そのままになっていたのをこの5・6年前に高い金をかけて解体、今度はまた線路を作る必要に迫られている。
 政府の行き当たりばったりの政策と圧力団体に屈し将来のことに対する展望を開けない政府の動きは腹立たしいものを感じます。
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