国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

国会審議議事録 踏切事故編 Part7

2012-05-08 05:55:27 | 国鉄関連_国会審議
おはようございます、踏切事故に関する最終回となります。
これによると、法定整備導入の端緒がこの辺にあるように思えます。
確かに当時の道は、砂利道が多く、雨の日なんかはぬかるみになることが多かったですね。
今のようなアスファルトで舗装された道は本当に幹線筋だけでしたから、ちょっと路地に入るとそれはひどいものでした。
そんな中を車で走れば、そりゃエンストも起こしたでしょうね。
ということで、今回は非常に短い内容となっています。


○大倉精一君 これは整備部長に関連するのですけれども、いま車検の有効期限は二年ですか。
○説明員(堀山健君) 現在、自家用乗用自動車は二年、その他は一年でございます。
○大倉精一君 これは自家用と言ってもいろいろあるのですけれども、ダンプあたりが白ナンバーつけておりますけれども、そういうのを二年間車検の有効期間を置いておいていいものでしょうかね。
○説明員(堀山健君) もう一回申し上げますと、自家用の乗用自動車が二年で、その他は一年でございます。
○大倉精一君 一年間でもいいのですけれども、非常に自家用乗用車と、それから、そういうトラックというものは使用度が違うのですね、非常に激しいですよ。そういう非常に激しいものを、一年間というもの何ら目を通さないでほおっておいていいものだろうか。だから、これは一年、二年は乗用車だトラックだと言いますけれども、使用度ですね。使用度。ダンプカーあたりはもう実にひどい使用度ですね。しかも、これは積んでいる荷物も積んでいる荷物ですよ。しかも、走る場所がおおむねアスファルトじゃなくて砂利道だ。こういうものを一年間もほおっておいていいものかどうか、これを御検討なさる必要があるのじゃないか。つまり、有効期間を一年間にしておいても、その間に何らかの方法を講ずる必要があるのではないか、こう思うのですね。
○説明員(堀山健君) 自動車は、先ほど申し上げましたように、それぞれ定期検査というものをやっております。しかし、車の保安といいますのは、一年に一回なり二年に一回なり定期検査だけで完全に保安というものは保証できないわけでございますから、そこで、車の使用者側にそれぞれ定期点検をしなさいということを要請しているわけでございます。ただ、実態面でなかなかそれが人によりまして実行しにくいという面がございますので、その辺は今後とも役所だけでなくて、販売会社なり整備会社なりその他の団体を通じて、あらゆる機会にその面についてのPRをしたいと思います。
○委員長(天坊裕彦君) それでは、各委員から要求があった資料なり報告はひとつお出し願います。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十一時五十九分散会

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