IC-705 FT8運用を SDR Control for Ipad で試してみましたが、やはり JTDX/Wsjt-X に比べ使い勝手が良くないのとハムログ連携ができないので、IC-705 についても JTDX を使うことにしました。
JTDX はすでに FTdx3000 で使っていますが、この設定を元に同じ PC(Windows 11) での IC-705用起動アイコンを作成します。これは現在 ¥…JTDX で動いているものをコピーして ¥…JTDX --rig-name=IC-705 と置き換えることで、今までとは別に JTDX が起動します(詳しくはこのページ)。
エクスプローラーで隠し「ファイル表示」をONにして AppData¥Local を見ると、JTDX と JTDX - IC-705 のフォルダが見えますので、JTDX フォルダにある JTDX.ini を JTDX - IC-705 にコピーして、そこにある JTDX - IC705.ini と置き換えます。
これで起動は問題ないのですがハムログと JT-Get's で連携する場合、「ファイル」~「JTDX~ALL.txt を開く」で選択するファイルは JTDX - IC-705 のフォルダにあるものです。これは最初の起動では今までの JTDX フォルダを選択してしまうので、そのままでは「あれ、連携しないな?」になってしまいます。
無事 JTDX - IC705 が起動したら JTDX の「設定」~「無線機」、「オーディオ」を書き換えますが、オーディオでは入力と出力の設定が変わります。これは新たに IC-705 のUSB接続をすると、今までの 2-USB AUdio CODEC の他に 3-… が現れますのでこれを設定します。
以上で IC-705 FT8&JTDXの設定が完了しました。あとは IC-705 の MENU ~PRESET で「FT8」をONにすればOKです。なお運用時には MENU ~ METER で POWER、ALC、SWR を同時に監視するのが良いと思います(FTdx…にはこの表示がない)。
ここでは ALC がわずかに触れていますが、送信時に POW が落ちないでかつ ALC があまり触れないように JTDX の Pwr を調整しています。
IC-705 では「10Wでどのくらいできるかな?」、「FTdx3000/FTdx10 の50Wに比べ差があるのかな?」を試したかったのですが、結果からいうと「あまり変わらないな」が正直なところですが、もう少し続けてやってみれば少しは違いが分かるかもしれませんね。
なお IC-705 の電源が OFF の状態でも PC を起動すると IC-705 は勝手に電源ONとなります。これは USBラインから電源が IC-705 に供給されるためですが(この時の電圧表示VDは5V)、このUSBの供給電力だけで受信部は動くんですね。
ただしもしこの状態で誤ってチューンなど送信状態にしてしまうと(試していないが)、USB電源供給元の PC が最悪壊れてしまうと考えられますのでご注意を!