AORプログレCitypop音楽ネタ&カーレース

不動産屋が趣味で書く音楽ネタ。AOR,プログレ、Citypopなど。カーレースねた。

前野曜子・・・元祖日本のディーヴァだそうです。

2012-05-19 15:00:11 | 日記

ペドロ&カプリシャスの「別れの朝」歌っていた方だそうです。

ここんトコロの再発で知りました。生涯でアルバム4枚、参加アルバム2枚で夭折してしまったある意味伝説のシンガーとも言えるかもしれませんが、上記ヒット曲や「蘇る金狼」のテーマやアニメ「コブラ」の主題歌などの有名曲があるので名前は知らなくとも曲はご存知の方が多いのではないでしょうか。

コレ聞いてみました。

伝説の通りですな。素晴らしい。バックはJAZZ系で1978年発売のちょうどイイ塩梅のアレンジと曲調がドンピシャです。力強くも儚げな感じのヴォーカルは”シティポップ”然としたサウンドにはチョットハマらない気がします。かと言ってJAZZだと力入りすぎてしまうんじゃないかと。

あんまり好きな言い方ではないのですが”アンニュイ”な感じってのが、よく出ていて、つくづく日本語がこの”アンニュイ”を出すのに適しているなぁと思います。言葉数の多い言語では無理というか。

物憂げな雰囲気ってのは言葉数少ないですよね。「どうしたの?」と聞かれて「ううん、何でもないの」と答えて終わる。想いに耽るというか、心ここにあらずというか。で、その雰囲気で何かを察する。百人一首なんかでも言葉数に制限有るトコロで如何に想いを込めて伝えるかと言う事をしてきた日本人ですから、少ない言葉で察するのも得意というか、逆に心に響くってところでしょうか。

この手の作品と言えば初期ユーミン(荒井由実)ですが、70年代は結構多かったかと思います。(丸山圭子「どうぞこのまま」とか)

昨今はJ-POPでもラップとかで言葉数多い曲蔓延の状態なんで、やっぱ70年代が良いですなぁ(ひつこいってか)


IraWatson~黒っぽくない黒い人

2012-05-19 14:30:49 | 日記

AORを聞いているとよく耳にするのが”黒っぽくない黒い人”。

女性だとディオンヌ・ワーウィックとかかもしれませんが、あっさり味でコテコテしていない。・・・・分かる人には分かる表現ですが、ソウル度が低いというか、言い方が難しいっすね。

逆を言うと”黒っぽい白い人”例えば、ボビー・コールドウェル。アメリカでボビー・・・って言うかボビーって名前自体”黒っぽい”なぁ・・・・の曲がかかったら黒人の方々に大反響でほとんどのリスナーが黒人シンガーだと思って疑わなかったらしいですよ。

って事で理解して頂くとして、一聴して黒い人だとは思わない(かな)イラ・ワトソンさんです。

結構なクオリティ(高い)のAORです。これまで多くのガイド本や、評論家のブログでアルバム紹介を見てきましたが、記憶になかった作品です。ですが良いですね~今の時期(5月)カーステで聞くのに持って来いです。原盤が1982年発売ですから、サウンド的、プロダクション的に見てもバッチシです。

ヤフオクでGetしましたが、実はコレ韓国盤。国内盤も米盤もありません。AORの世界初CD化の先進国は韓国になったかも。