Blue jewel

拉致の解決を願って
「蒼き星々」関連テキストなど(ココログにも掲載)現在gooがメイン。
デザイン時々変更。

しおかぜ録音 有田芳生氏・小池百合子氏

2010-10-03 | 記録
小池百合子衆議院議員の「しおかぜ」メッセージ




皆さん、お元気ですか?私は自民党衆議院議員の小池百合子です。現在総務会長と言うお役を承っております。
皆さんの生活、北朝鮮の状況を考えると、本当に厳しいものだということは容易に想像がつきます。
そういう中において、新しい体制が今出来つつある北朝鮮。
それに対抗して、対してですね。きちっと言うべきことを言い、そしてまた実行する。
つまり皆さんの一日も早く救出が出来るような、という体制をですね。
日本がしっかりとキープをし、実行していきたいと思っております。

今自民党は野党でありますけれども、しかしながら国家の安全保障、そして国民の皆さんの安全保障という点については一日の長があると、このように考えております。
政党がどこであれ一日も早く助けてよ、という皆さんの声をしっかり受け止めてですね。
また気持ちを受け止めて、そして日本を取り戻す。皆さんを取り戻す。
これは同じことだと思います。

私、これからもですね。いかなる役職に就こうとも、その点についてはしっかりと活動、行動、そしてしっかりと物を申していきたいと思っております。共に頑張ってまいりましょう。お元気で。

 有田芳生参議院議員の「しおかぜ」メッセージ



許すことのできない北朝鮮の犯罪行為、拉致によって、いまだ祖国日本に戻ることが叶わないみなさん。私は参議院議員の有田芳生です。いま日本は亜熱帯になったかと言われるほどの猛暑の夏がようやく終わり、秋の気配が漂ってきました。

季節が移ろうように、みなさんもみなさんのご家族も1年1年と年齢を重ねています。しかしみなさんを何としてでも祖国日本へ取り戻さなければならないとの私たちの怒りと熱情は深まりこそすれ、衰えることはありません。

この政治課題は一度限りの人生の自由を取り戻すための崇高で普遍的な人権問題への取り組みであり、日本の国家主権への侵害との闘いでもあります。そこにおいて政治に携わる私たちの責任は重大です。

みなさんを祖国日本に取り戻すためには強い政治と強い世論が必要です。私たちは議員それぞれに国家観の違いなどがあれども、みなさんが一刻も早くご家族のもとで暮らすことができるようにするために「小異を保留して大同に立ち」この重大問題解決のために全力を尽します。

みなさん。決して諦めることなく、心の中で希望の灯をともし続けてください。ナチスによる強制収容所で暮らしたヴィクトール・フランクルは「どんな時も、人生には意味がある」と自らを励ましました。やがて待ち受けていたのは解放でした。遠くない日にみなさんがご家族と抱(いだ)きあう歓喜の瞬間がやってくることを信じつつ、そのために行動することをお約束いたします。

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9.29院内集会報告

2010-09-30 | 記録
昨日、9月29日に行われた院内集会の報告です。

今こそ、行動を!
拉致を動かすための院内集会


と題して、衆議院第二議員会館第一会議室において、ミニ集会を開きました。

国会議員のみなさんが、出席しやすいように、しおかぜの出前録音の意味も込めて議員会館内で行いました。









もう家族はできることは全部やっている。
広報啓蒙活動は、民間と、地方行政の連携でもっとやるべきだ。
そして動くべきは、
     政治 だ。

政府が動くために、国会議員の先生も
        行動してください!

というのが、昨日の院内集会の私たちの趣旨でした。

「今こそ行動を! 拉致を動かすための院内集会」というのは、そのためのテーマでした。

前回も参加してくださった、衛藤晟一さん、この集会にお力を貸してくださった長尾たかしさん、原口一博さんも駆けつけてくださいました。

しおかぜの録音は二人、小池百合子さん、有田芳生さん。
これも、行動の一つ!






国会議員の先生には、「頑張りましょう」ではなく「私たちが頑張ります」という宣言をしてくださいとお願いしました。

だって、もう家族は、あらゆることをして、何をしていいかわからないほど、頑張っているのですもの!

行動の一つは、10.23の集いへの参加も含まれます。
10.22の街頭には、渋谷でも、新宿でもいいから、応援弁士に駆けつけてくださいとお願いしました。

とにかく一刻も早く被害者を救いたい!
その思いでいっぱいです。
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石原都知事と面会

2010-09-09 | 記録

◆-東京ブルーリボンの会-◆では、新潟青年会議所作成の「家族愛」という冊子を、さ都知事面会についてらに若い世代に読んでもらいたいという願いで、数か月前位から、都と交渉し、このたび、ご協力を得られることになり、9月初めに、都内800余校の公立中学校に、送付されています。

また、昨年三月に要望した、ホームページ作成も8月末に公開されています。
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/rati/index.html

◆-東京ブルーリボンの会-◆は、東京都のこれらの積極的な取り組みに感謝し、若い世代への世論喚起のきっかけにしてほしいという願いで、今回、石原東京都知事との面会を設定しました。(私も幹事として参加しました。)



面会は、予定の20分をはるかに超え、45分近くになりました。
都知事は、「やれることは、なんでもやるから」とおっしゃってくださいました。


特に、発言された横田ご夫妻、特定失踪者ご家族、竹下珠路さん、小林七郎さんのことばは、都知事も、真剣に聞いておられました。


予定以上の時間を割いてくださった、石原都知事はもちろん、出席者のみなさん、東京都知事本局のみなさん、応援してくださったすべてのみなさんに感謝しています。

今後とも、行政と連携しつつ、この問題の解決のために、努力していきたいと思います。

 














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今こそ、行動を!拉致を動かすための院内集会 写真2

2010-05-16 | 記録




城島光力氏(民主党・衆議院議員・北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会委員長)


衛藤晟一氏(自民党 参議院議員)


松原仁氏(民主党・衆議院議員)


山谷えり子氏(自民党・参議院議員)


三橋貴明氏(三橋貴明事務所)


井上義行氏(元内閣総理大臣首席秘書官)


有田芳生氏
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今こそ、行動を!拉致を動かすための院内集会 写真1

2010-05-16 | 記録
  
横田夫妻

  
荒木和博さん(特定失踪者問題調査会代表)
竹下珠路さん(特定失踪者・古川了子さんのお姉様)

  
 生島馨子さん(特定失踪者・生島孝子さんのお姉様)
 藤田隆司さん(特定失踪者・藤田進さんの弟さん)

  
吉田康一郎さん(東京都議)
署名提出風景

尚、今回は、 ◆―東京ブルーリボンの会―◆と名古屋ブルーリボンの会から、救出を求める署名を提出しました。
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桜の優しさと共に、浅草は温かく

2010-04-04 | 記録
不安定な気候の続いた今週、桜も身を固くして、今日の日を待っていたかのように満開の隅田公園。

駅に着くと、あまりの人出の多さに、通行人に迷惑をかけないように、どう署名活動を展開しようかと、一思案・・

準備の段階で、旅行ガイドの方が、声をかけてくださいました。
『ここで、署名活動をなさるんですか?よかったら署名します。』と。
その胸には、ブルーリボンバッジがしっかり付けられていました。
『僕、いつもこれを付けて仕事してるんですよ。』と。
最初から、温かい応援を頂きました。
この方には、リボンパッケージを50個ほど差し上げました。ツアーの方に配っていただければと思って。

さて、みなさんから報告があるとおり、浅草に集う皆さんは本当に温かいひとばかりでした。
『めぐみさんをはじめとする拉致被害者は、何十年もこの桜を見ることができないまま、北朝鮮に閉じこめられているのです。残念ながら、今年の桜は、めぐみさんに見せてあげることはできません。けれど、来年こそ、この美しい日本の春を、全ての拉致被害者に見せてあげたい、その願いを込めて、署名に御協力ください』と訴えました。

十数名という多くはない参加者でしたが、初めてみると、本当に多くのかたが、署名に協力してくださいました。



※追記
ボランティアには、夜想会の演劇『めぐみへの誓い』で、横田哲也さんの役を演じた俳優さん、アンミョンチョルさんの役を演じた俳優さん、そしてプロデューサーの石村さんも参加してくださいました。鍛えた発声で、大きな力になってくださいました。


◆署名総数・・・・・・・・・・・・1,210筆

◆カンパ総額・・・・・・・・・176,601円


◆―東京ブルーリボンの会―◆としての署名活動で、最高の金額をカンパしていただきました。このカンパは、責任を持って、しおかぜ支援のために、調査会にお届けします。

ボランティアのみなさん、御協力いただいた浅草のみなさん、
心から、感謝申し上げます。
ありがとうございました。

  
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鳥取、琴浦町集会報告

2009-12-06 | 記録
有志の方の発案で鳥取琴浦町で行われた『横田夫妻講演会』に参加してきました。



地元の有志の方が集まり、また、地元のや、近県の支援団体、議員さんたち、手弁当のボランティアのみなさんが、力をあわせて開催された集会でした。

様々な紆余曲折を経て、実施された集会と聞きました。関係各位のご努力に、まず、心からの感謝を申し上げたいと思います。

このところ、切れ目ないスケジュールをこなしているご夫妻・・
遠くまで足を運んでいただくことに、心苦しさを覚えましたが、広くできるだけ 多くの人に 訴えかけようとなさっているご夫妻の決断を応援したい気持ちでした。

===エピソードをふたつほど====

◆機内、飲み物のサービスが終わった頃、1人のCAが丁寧な言葉で話しかけてきました。

『突然声をかけさせていただき、申し訳ありません。私、津田塾大学の出身で、数年前大学でご夫妻のお話をお聞きしました。その時とても感銘を受けまして、心に残るお話を聞けて感謝しております。心にかけておりますので、どうぞお体を大切になさってください。』

丁寧で温かい言葉でした。

ご夫妻も『それはそれは、ありがとうございます。』とお答えになっていました。

私は、手元にあったブルーリボンパッケージを差し上げました。

このCAの方は、私物かもしれなけど、制服には無理かもしれないけど・・・きっと何処かにリボンを着けてくださると信じます。

こういう人たちが、拉致問題への関心の下支えになっているのだと感じました。


◆鳥取空港では、松本京子さんのお兄さんがお出迎え、会場の琴浦町カウベルホールに向かう途中、松本さんの拉致現場をみていくスケジュールとのこと。

テレビ、新聞各社の取材陣といっしょに現れたのは、松本さんのお母様でした。寒い中、緑のカーディガン姿で、なんと三輪の自転車をこいで出てきてくれました。

  



松本さんのお母様は、86才、もうすぐ87才です。
以前も、京子さんの好きな漬け物を切らさないようにいつもちゃんと用意しているとおっしゃっていました。

お母さんは、ぽつぽつとお話しになりますが、その思いは強く伝わってきます。
『お母さん、今年も漬け物を漬けているんですか?』と聞くと

『あー、つけとるで、でえこん(大根)がすきだで、もうちっとしたら、掘り起こしてよ、つけたる、まだちっちぇで、もうすこししたらな、京子がけえってきた(帰ってきた)時、漬け物がねぇと、かわいそうだでな・・』


切なくなるほどの母の愛です!

―――――――――――――――――――――――――――

会場は300人

紆余曲折を乗り越えて、なんとか鳥取でこの問題を取りあげ、訴えたいという有志の企画が、成功しました。 関係諸団体と心ある人たちの努力の賜だと思いました。

会場には、近県の関係者も多数集まり、広島時代の横田夫妻のお知り合いも駆け付けてくださいました。

報道をみて何かしたいという申し出もあったと聞いています。

県の支援はなくても、純粋に有志がこの集会を開き、成功したのですから、拍手喝采です!



http://mainichi.jp/area/tottori/news/20091130ddlk31040266000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20091129-OYT8T00827.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091129/kor0911291836003-n1.htm
http://www.nnn.co.jp/news/091130/20091130042.html


   ◆    ◆    ◆


今回は、総連との訴訟を戦っている千葉さんが参加してくれました。
千葉さんが、北朝鮮の実状について語るとき、会場は沈黙していました。

過酷な収容所、自由のない世界、強制労働、密告社会・・

過酷で悲惨すぎて、声を失ってしまう話です。

早紀江さんも、お話しが終わった後控え室で千葉さんを抱きしめていたそうです。

その千葉さんの、昨日の判決・・

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091130/trl0911301455008-n1.htm

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009113000705

http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009113001000586.html

何故、この勇気を、日本は認められないのか!! と思いました。

鳥取、島根の関係者のみなさんの努力にもう一度感謝申し上げます。

以上、個人的な感想ですが、報告させていただきました。



  








◆ 尚、会場で配付した北朝鮮向けはがきご希望の方は

blue-jewel-7@goo.jp まで、ご連絡ください。


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11.15めぐみさん拉致の日 渋谷街頭活動報告

2009-11-17 | 記録
----優しさを増す渋谷で--------

 


今日の東京は、快晴の小春日和。
真っ青な透き通った空が、まぶしく、私たちの活動を見守ってくれていました。

めぐみさんの拉致から、33年、もう34回目の11月15日・・
昨日は、オバナ大統領の演説を聴き、今日は、めぐみさんの拉致された新潟に行かれた横田夫妻の代わりに、私たちは東京の青空の下で訴えました。

日本が何故被害者を救えないのか?
そして、この活動を行事にしないために!

参加者は、20名余
都議会議員吉田康一郎さん、
杉並区議、吉田あいさん、
ジャーナリスト 有田芳生さん
東京の特定失踪者 宮本 直樹さんのお父様
川口の特定失踪者 藤田進さんの弟さん
も参加してくれました。

活動の前には、これから韓国に行くというNO FENCEの宋允復(ソンユンボク)さんに激励のお電話を頂きました。
都議会議員の古賀俊昭先生からは、『参加できないけれど、事務所から東京都の拉致問題チラシをもたせるから使ってくれ』という電話を頂き、開始直前に届けていただきました。


数日前には、テレビでおなじみの加藤タキさんからも、11月15日に向けて、応援のお電話を頂きました。
お忙しい中、ご自分で電話をかけていただいた加藤タキさん。
『毎日、お仏壇に、早く戻れるようにと祈っていますよ』とおっしゃっていました。

多くの皆さんの応援を頂き、参加できないみなさんのお気持ちをこの胸に受けて、私たちは、渋谷で訴えました。



 ■署名総数・・・・・・・・・・・・354筆
 ■カンパ総額・・・・・・・・・34218円


渋谷の反応は、回を重ねるごとにあたたかくなっていると感じます。

みなさんの協力で、良い形の活動になりました。

本日配付した、70円でできる救出活動=北朝鮮へのはがきについては、下記のぴろんさんの投稿に詳しく紹介されています。


参加した皆さん、本当にありがとうございました!
応援してくださった皆さん、ありがとうございました!


 


 
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目黒区長、しおかぜメッセージ録音

2009-09-02 | 記録
紆余曲折がありましたが、たくさんの皆さんの協力を得て、本日のしおかぜ徹底研究ミニ集会に先立ち、目黒区長 青木英二氏が、しおかぜのために、メッセージを録音してくださいました。

  

3分間のメッセージは、事前にきちんと準備してきてくださって、スムーズに録音ができました。

会場滞在は10分間ほど、あっという間に録音できて、区長も効率的だったと思います。

23区の区長の中で先頭を切って録音してくださった青木区長に感謝すると共に、これをきっかけに、全ての区長にお願いしたいものです。

メッセージ内容は、追って紹介できると思います。

少ない人数でしたが、内容の濃い、勉強になる集会になりました。

チラシを見て来てくれた方もあり、遠くから駆け付けてくださった方もあり、ほんとうに有り難かったです。


飯塚耕一郎さんの話も冷静で、丁寧で、人の心を打ちました。

村尾建兒さんの講演は、パワーポイントを使って、わかりやすくしおかぜを解説してくださいました。 講演の中ではしおかぜに乗せて送っている『北朝鮮にいる横田めぐみちゃん、元気にしてますか?お母さんですよ・・・』という、横田早紀江さんの声も聞かせて頂きました。心に響く呼びかけは、他の被害者が聞いてもきっと生きる勇気を持つことができるだろうと、瞼が熱くなりました。

他に、有本嘉代子さんの呼びかけや、今日録音した目黒区長の録音も、さわりだけでしたが聞きました。

いくつか、反省点もありますが、それは、今後に生かしたいと思います。

西村幸祐さんや、守る会の萩原遼先生も参加してくださいました。

選挙中にもかかわらず、中野区の都議、吉田康一郎さんも駆け付けてくださり、参加者と一緒に、北朝鮮むけのメッセージを録音してくれました。
吉田議員は、HPのトップに、チベット問題と拉致問題を訴える画像を貼ってくださっています。
党派にかかわらず、人権意識、正しい国家観を持つ議員を、心眼で選ばなければならないと改めて思います。

http://k-yoshida.jp/

会場費を考えると、集客が二倍になれば、会費は二分の一になります。
できるだけ多くの参加者を得られるよう努力したいと思っています。

今回参加できなかった方も、次回気軽に参加してください。

明日の結果がどうあろうと、私たちは拉致被害者を救い出すのだという気持ちを共有することのできた、小さな集会でした。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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草の根の力

2009-08-15 | 記録
以下はしおかぜネットワーク加盟、ワシントンDC拉致連絡会関係者が行っている活動を取り上げたものです。
ネットでも、できることがありますね。
金融音痴の私には考えの及ばないことですが、こうやって実効を挙げているのはすばらしいと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――

◆【経済が告げる】編集委員・田村秀男 草の根ネット立ち上がる
2009.8.14 03:29
 昭和20年8月15日、大蔵省官僚は玉音放送を聞き終えるや倉庫に走り、ほこりにまみれた英文タイプライターを引っ張り出した。幹部たちは米軍将校からもらった1枚の板チョコを細かく切ってなめながら省議を繰り返した。“general account(一般会計)”を「アカウント将軍」と誤訳した官僚たちは、米国の援助で次々と渡米し研修に励んだ。以来、大蔵、外務、通産など霞が関官僚の本流は「親米派」が占め、現在に至る。

 安全保障も金融・財政もワシントンとのすり合わせが欠かせない。官僚が主導し、政治家が後を追う。これが日本の戦後の成功の方程式だ。だが、米国が不測の行動をとったとき日本の路線は大きく揺れる。

 先のクリントン元大統領の訪朝をきっかけにした「米朝対話」機運は拉致問題や核実験に対する日本の対北朝鮮強硬策を直撃した。その前には衆院解散を優先して北朝鮮関連船舶の貨物検査を可能にする特別措置法案を流したとあっては、北もにんまりだろう。

 政も官も、米国もあてにならないなら、吉田松陰の「草莽崛起(そうもうくっき)」に倣い、志ある民間人の草の根ネットで国際的な北朝鮮制裁の実効を挙げよう。そんなNGO(非政府組織)が活躍し始めた。

 ワシントンに本拠を置く「しおかぜネットワーク・ワシントンDC」に所属する人権活動家、加藤健さんはインターネットを通じて、英国系の対北投資ファンド「朝鮮ファンド」の活動阻止運動を展開している。

 加藤さんは本欄4月15日付の「平壌租税回避地コネクション」で2月にシンガポールに設立された朝鮮ファンドの暗躍ぶりを知り、ネットで同調者を募り、電子メールでファンドの免許剥奪(はくだつ)をシンガポール政府に求めた。朝鮮ファンドは6月に入り、突如香港に移転した。加藤さんは同じやり方で香港特別行政区政府要人と香港立法会議員計135人に認可しないよう働きかけている。

 朝鮮ファンドは英海軍技術将校上がりのコリン・マクアスキル氏を代表とする高麗アジア社(本社・ロンドン、実際の活動拠点は香港)が数年がかりで仕上げた。1口25万ドルで欧米や日韓を含むアジアから投資家を募集、総額5億ドルを集める。北の鉱山開発や道路、発電所などインフラ整備に投資し、投資の見返りに金(きん)などの鉱物を入手し、国際市場で売りさばく。

 日米欧などは国連安保理決議を受けて核やミサイル技術開発に直接関与する北の企業数社を選んで金融制裁を打ち出した。朝鮮ファンドの投資先は制裁リストになくても、金正日総書記を頂点とする「首領企業集団」に属している。軍需と民生、銀行、商社部門も混然一体となっている。ファンド資金流用など金融制裁をすり抜けられる。朝鮮ファンドのような投資ファンドが台頭すれば拉致問題解決を促すために日本が経済交流を制限しても効き目が薄くなる。

 加藤さんは書簡で英国外務省に朝鮮ファンドの行動をただしたところ、同朝鮮半島課は「西側の投資は北朝鮮の改革を促すのに役立つ場合もあるし、ファンドの監視権限は香港にある」とすげなく返答。加藤さんはめげずに、英議会要人にも書簡を送った。すると今月9日英議会外交委員会がまとめた「2008年度人権報告書」で、加藤さんの朝鮮ファンド告発文が証拠文書として採用された。伝統ある議会によるファンド監視が始まる。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090814/plc0908140329002-n1.htm
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猛暑の渋谷で拉致解決を訴えました!

2009-07-28 | 記録
◆真夏の日本に拉致を訴える
      7.26渋谷街頭活動


は、猛暑の中 行われました!

もの凄い日差しのハチ公前広場


こんな猛暑にもかかわらず、ボランティアのみなさんが続々到着。
新しく用意しためぐみさんのパネルを掲示しました。(写真参照)

どうしても拉致問題を 総選挙に埋没させたくないという強い気持ち・・

集まってくれたボランティアさんひとりひとりの顔をみて、気力を充実させて開始!

総勢26名。

山際澄夫さんが、一生懸命訴えてくれました。

守る会の宋允復(ソンユンボク)さん、拉致問題を考える川口の会の特定失踪者家族、藤田さん・・ 特定失踪者鈴木智さん(鈴木賢さんのお兄さま)・・みなさんかすれる声を心配してマイクを持ってくれました。

水分補給に気をつけて、休みながら。。と説明しましたが、ボランティアのみなさんは、身を削って、本当に頑張ってくれました。

通り過ぎゆく人たちに、『国民の命と生活を守るというのであれば、まず奪われた人々を取戻してもらわなければならない。そうでなければ、マニフェストは単にリップサービスに過ぎないということです。<命の危機にある家族と拉致被害者を救え>という声を届けましょう』と訴えました。

拉致問題が、政権交代というマジックフレーズに飲み込まれ、埋没しないために、ささやかですが、活動を行いました。


参加してくださった皆さん、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。

そして、猛暑の中、拉致問題を自分の問題として捉え参加してくださったボランティアのみなさん、どうか、ゆっくりやすんで、体力回復してくださいね!

もう一度、ありがとうございました!

※テキサスから来たアメリカ人男性は、つたない英語を理解してくれて、青いTシャツに、リボンを着けてくれました。『めぐみの名前を覚えておくよ』と言ってくれました。

      















      
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5.17渋谷報告

2009-05-20 | 記録
奇蹟の渋谷

朝起きると強い雨が降っていて、今回ばかりは活動ができないかと、こういう事もあり得るのだから、その対策も、しっかり考えておかないといけないと思いながら、とりあえず準備。
早めに渋谷に行こうと家を出ると、雨が上がっていてびっくりしました。

このまま降らないで欲しいと願いながら、今は雨は落ちていないけれど、活動の間に降り出す危険もあるかと心配しながら渋谷へ。

気持ちよく、空は私たちの不安を裏切ってくれました。
準備から、終了まで、一度も雨が落ちてこなかった奇蹟に感謝しています。

今日は、交差点を何度もパネルを持って渡るというパフォーマンスを中心に、署名とカンパは可能な限りという方針で。

『拉致問題を忘れないで!』というメッセージを見てもらい、関心を持ってもらうことを目的にしました。

  
カンパ箱も4個、署名版を持つ人も4~5人でしたが、成果は以下


署名 総数:   329筆

カンパ総額:30,650円(ボランティアからのカンパも含む)


この人数、この規模では、十分な金額と署名数だと思う。

今回はテストケースとして交差点横断アクションを行いましたが、ボードのサイズ、キャッチコピー、画像など、改善の余地は大いにあり、検討していきたいと思います。

ただ、渋谷という土地柄を考えると、立ち止まって署名することは難しいと思われるので、拉致を忘れないでというアピール行動は、今後も続けていきたいと思います。

天候が不安定な中、集まってくださったみなさん!!
本当にありがとうございました!
応援してくださったみなさん、ありがとうございました。

今後とも、お力をお貸しください!
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川口街頭活動3.1

2009-03-02 | 記録
もう、3月、春の兆しも見えるのに、拉致問題には、何の進展もない。
家族会結成から12年の時を迎える3月・・
日曜の仕事が多くなって、中々参加できなかった川口の署名活動に行ってきました。
(写真参照)

  

  

  

何時拉致問題を憂う天の涙が落ちてくるかわからないような空模様でしたが、定例通り2時から開始しました。

特定失踪者のご家族、佐々木悦子さんのお母様佐々木アイ子さん、
藤田進さんの弟さんと従兄弟の大平さん
田口八重子さんのご家族、飯塚進さん、綾子さん、本間さん・・・

川口駅の東西に別れて、一生懸命訴えました。



なにしろ川口は、駅前のビジョンでも、一日数回拉致問題を訴えるスポットが流れ、川口市のHPにも拉致問題のページがあるぐらいですから、道行く人の反応は、本当に温かいものでした。

『いつもみていて、悔しくて涙が出るよ。頑張って』
『こないだご家族(=増元照明さん)をお見かけしました。本当に大変ですよね。早く解決して欲しい』

http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/20010010/20010010.html
   ↑↑↑川口市のHP

http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/20010011/20010011.html
   ↑↑↑ 駅前ビジョンでの広報
ボランティアのアイディアで道行く人に、紙芝居形式で拉致を訴える姿もありました。

(これ、是非渋谷にも招待したいものです。写真参照)

拉致問題を考える川口の会は、本当にまとまりのある会です。
大粒の空の涙が落ちてきて、予定の4時より二十分ほど早く終了したのですが、成果は以下の通り

ボランティア含め26名の参加

署名総数:590筆
カンパ :13,554円


(署名のうち、369筆は、都知事宛のものになりました)

終了後のミーティングでも、活発な話し合いがなされました。
それにしても、家族が、動きのないことにもどかしい思いをしているのが良くわかります。
家族からは

『安陪さんも、意気地がないよ。総理を辞めても、もっと頑張って欲しい』

『トップの決断がないのが、恨めしい』

との声もありました。

早く・・・という焦燥は隠せません。

家族の願いを実現し、全ての拉致被害者が取り戻せる日まで、懸命の努力は続きます。
その日を一日でも早く迎えられるよう、私たちも強い決意を持たなければと思いました。
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六団体共同集会より 守る会三浦小太郎さんの発言

2009-01-07 | 記録

北朝鮮テロ全体主義国家の実情を訴える6団体共同集会 <アジア人権人同学会の設立準備期成会>
第3部「共催6団体他、北朝鮮の人権改善を目指す人々による大発言会」より
08.12.14 明治大学リバティータワーにて

★三浦小太郎氏(北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会)

・司会 川嶋高峰明治大学准教授

次ですね、守る会の代表を務めておられます。
私、よく相談する方なんですね。
三浦小太郎さんです。
お話をお願いします。

・三浦小太郎氏

一番紹介が軽いのはどういう事かな?とちょっと思いながら、ただ、守る会はルールを破って二人も喋っていますので、多少そうなるのも致し方ない事であろうと分かっております。
私は、大した問題ではないと思っているんですけど、0.07%の一人かもしれないクリスチャンであるかも分からないんですが、ただこのことについては私は今日、もう皆さんも長い集会お疲れでしょう。
私は宋さんとはちょっと違うポイントからお願いしたいことがあります。

まず皆様に、今日帰ったら明日でもいいんです。
して欲しい事は、見るだけでいいんです、僕たち守る会のHP見てください。
今日の私のメッセージ自体は配布された資料の中にありますからね、HP見てください。
そしてHP見たらですね、そこには金正日宛のはがきが出せるコーナーがあります。
それをもし宜しい方は、そのはがきを70円切手だったかな?貼って投函してください。
もちろん皆さんの住所は書いて頂かざるをえませんが、書かなくていいかな?まぁいいや、私は常に書いて1週間に1枚は出すという事を必ずやっています。
日本語はどうせ向こうの人間は分からないかなと思って最初は「早く死ね」とか書いて、あ、これネットライブやっているのか。
それはともかくとして、それをやっております。
これは金正日の写真が貼ってありますから、簡単に向こうは捨てません。

そして何で僕がこんな事を言うかと言うと、嫌がらせでやりたいわけではなくて、それもありますが、日本人がね。
拉致のこと、人権のこと、収容所のこと、これ救う会でも僕やったら良いんじゃないかと思う。
家族会でもやったらいいと思う。
もちろん全員であるべきですが、めぐみさんの写真の入ったはがきのその下に、「この人の事を日本人はみんな助けたいと思っています。この人は北にいるんですと、攫われたんです」という意味のはがきを、日本から1万枚2万枚と行ったらね。
それは向こうの人は何も分からないかもしれない。
なんだ?これは?とは思うんですよ。
そして金正日にはそれは行かないでしょうが、少なくとも日本国民は、一部の政治家がどのような馬鹿げた事を言おうとですね。
国民ひとりひとりは拉致について怒っていると、少なくともこういう問題があるらしいと、その手紙を整理する人間には伝わるんです。

前、荒木先生はFAXでやってたんですね。
とにかく平壌の電話にあてずっぽうでFAXをひたすらやると。
僕も一時やったんですけど、金が結構かかるんでね、途中から止めましたけど。
僕一回だけね、途中でブチッと切れたことがあるんですよ。
だから、ああ、なるほどなという気がしました。
そして皆さん、もちろん僕もハングル出来ませんけどハングル堪能ではない方いらっしゃると思いますけど、そのときは宋さんとか在日の人にちょっと声をかければ、自分の言いたい事をハングルで書いてくれます。
それがまず皆さんにやって欲しいことです。

それから僕はやってないんですけど、ブログとかやっておられる方、今日の集会で印象に残ったこと、一言書いてください。
一言書いてください。
ブログと言うものはですね、僕は良く分かりませんけど、こういう集会に人が来て、そして何か感想を書いてもらうというのは非常にちりも積もれば山となる。
あなたの、ここに来られなかった友達がそれを読むんですから。
それは非常に意味のあること。

そしてまた、もう一つお願いしたい事があります。
これはですね、無理には勧め難いことなんですけども、今日本には百数十人の脱北者が住んでいます。
その気持ちのある方はこの方々と友達になってください。
北朝鮮へ、荒木さんのように勇気を持ってどんどん行ける人は中々難しい。
しかし、北朝鮮民衆に直接会おうと思ったら、日本にいる脱北者に会うことで、会うことは出来るんです。
私は基本的に、こういう集会に来るような方を紹介する事は全く拒みません。

ただ、ロクな人たちではないので、その事は注意した方がいい。
ロクな人たちでないというのはどういう事か?と言うと、40年間共産主義・全体主義で生きて来てですね。
どれだけ精神が傷つくか、皆さん本当に良く分かります。
そしてその中でどれだけ、やっぱりね、精神を守る人は守る。
両方が分かります。

今日、ここで二人の脱北者の方が話しましたね?
特に若い、お二人とも若いんですが、日本に在住の李さん。
一部ではね。
脱北者なんか日本に入れるべきじゃない、危険なだけだと。
ああいう方がいてね、それが何で危険なんですか?
朝鮮総連が続いてある事がよっぽど危険じゃないですか?

そして大阪の守る会では高政美さん、千葉優美子さんと言う脱北者が朝鮮総連を訴える裁判をやっております。
これもHPに載っております。
日本から騙されて北に行って、北から日本に戻ってきた。
逃げてきたんではありません。
戻ってきた人が、この団体は詐欺師の団体であると訴えるという事はですね。
どれだけ深い意味があって、しかも本人がどれだけ勇気がいることだったか。
この事を考えて頂ければですね。
私は少しでも皆様のご理解が広がるのではないか?と思っております。

何よりも今必要な事は、先ほど宋さんも言ったように、広い次元での政府や外務省や役人にしかできない事をやるべきです。
日本のイメージが今宋さんの言ったとおりのものであるならば、それは外務省の怠慢です。
日本のイメージを良くする宣伝をし、それが外務省の仕事でしょう?基本は。
日本人の私達はね、十、人にしてもらった事を、十、人に言うのは恥ずかしいものなんだ、という感覚が皆さんあるんですよ。
しかし、外においてはね。
十した事は、二十言わなければ、一くらいしか信じてくれないんです。
そこはやっぱり中国は上手いところなんです。
これは実は僕はさっき宋さんからアドバイスを受けたときに、やっぱり日本人は宣伝が下手なんだよと。
ひとりひとりの国民はいいけど、外務省がそれではダメじゃないですか?
そのとおりですね。

・宋允復氏

あのちょっとよろしいですか?
私その外務省から例を挙げましたけど、決してその方を批判するためじゃなくて、これだけ意欲を持って熱心になさっている方でも、そういう状況だという事は、要するに組織的対応がやはり不十分だから頑張ってくださいという、サポートのつもりですからね。
NGOの人間と接触したのがきっかけでそういうバッシングを受けると困りますから、これはいけませんからね。
そういうことではありません。
やはりサポート、民間から私たちもこういう問題長年やってきたつもりですけども、要するに基礎的な仕事が出来ていなかったと。
痛切な自己反省の下に言っていることであって、外務省の職員や外務省を批判するためではないんですよ。
家族会の方が批判するのは結構なんですけど、私のような者が余り下手に批判するとあまり後々がよろしくないので、私どもは応援するつもりですから。
その辺、誤解の無いようにお願いします。
ブログに上げられる方も、その辺はちょっと語弊が無い様に。

・三浦小太郎氏

あの今の問題は、守る会の中でもずいぶん意見は違うようだと上げてもらえるといいと思います。

そして金正日が死ぬという事は、事態が大きく変わります。
私はどう変わるかという事は分かりません。
あるいはね、全体主義のシステムは指導者が死んだからと言って急に大きく変わるかどうかも、確信はありません。
これだけはいえるのは、必ず権力内部で混乱と内ゲバは生じるんです。
そのときにですね。
おそらくかなり重要な情報が、場合によっては亡命者とともに外に漏れる可能性は極めてあります。
それを私たちはですね。
全部外国にキャッチされていいんでしょうか?
やはり日本は日本独自の形で、脱北者の方たちとのルートを作っておく事は決して日本の国益にも無駄ではない。

私はね、最後に言っておきますが、私の言ったことで誤解があるかもしれませんが、私は脱北者の方が可哀想だから助けているんじゃないんですよ。
可哀想だから日本に受け入れるべきだと言ってるんじゃないんです。
じゃあ、この人たちを助けなかったらどこが一番喜びますか?
金正日でしょう?
この人たちの情報が日本に来なかったら、韓国に来なかったら、あるいはこういう人たちが来て朝鮮総連を訴えて、困るのは総連と金正日でしょう?
ですから、脱北者の受け入れにはいろんな矛盾があり、私も悩む事が本当に毎日あります。
しかしですね。
私はこれは必ず人権、人道、そして国益にも役立つことだと信じて行動しております。
これからもよろしくお願いします。

・宋允復氏

すみません、三浦とは代表で、一応(私は)名目事務局長で気安くてまぜっかえす事なんですけど、今日も収容所体験者のお話をお聞きいただきました。
やっぱりすぐ出てくるんですよね。
彼自身の経歴が「清津連絡所で仕事をしていました」

日本人拉致の実行部隊が出入りする前線基地のそこで仕事をしていた人間だと、最初僕あれあれあれ?と。
おそらく国の方、来てらっしゃるかどうか分かりませんけど、関係団体の方にお聞き取りなさればかなりのそれに関する情報が出てくるんです。
それを言っておきたいのと、ただそれはメリットがあるからやるという話でした。
それは意図的に組み立てをしてお話しているんです。
具体的にその経験をつぶさにお聞きになれば、いやいくらなんでもこれは酷いなとお思いになると思うんです。
何人と言う枠を超えて、いくらなんでもこれは酷いだろうと。
こういう事は一刻も早く止めさせたいと、皆さんも共通でお思いになると思うんです。

おそらく、先ほど東高校と言って話すのを忘れちゃったんですけど、簡単に話しますと、学生が60人くらい集まってくるんです。
高校1年2年生、感想文を全部出してもらいました。
そしたら、その内容ってすごいんですよ。
シン・ソンドクさん、テレビでもかなりやったらしいんですけど、テレビで見て知っているというのは一人だけでした。
50数名は、この間、「北朝鮮が酷い国であると言うのはいろんな形でテレビと新聞で通じて漠然と知っていて、漠然としたイメージは持っていたけれど、ここまで酷い事をやっているというのは知らなかった」と、「びっくりした」と。
「日本人としてこれだけ日本を享受している人間として、日本にいる人間として何ができるかという事を考えたい」という感想を異口同音に書いてきてくれた。
子供たちがね。
決して鈍い子供たちではありません。

要するに受験勉強で忙しくてテレビ見ている暇が無いだけかもしれませんけど、ただ彼らが中学校高校と育ってきた時は、北朝鮮問題日本で一番盛んにやってきた時期です。
その時期に育ってきた子供たちでさえ、漠然としたイメージは残るけど具体的にどんな行為が行われているか?と言うのは印象に残らないと、改めて知りました。
これはやっぱり改めて迂遠なように思えるかもしれないけれど、読んで頂くという作業がどうしても必要だと思います。
先ほど外務省のお役人や政治家の方と言う話が出ましたけど、教育の現場でも読んで頂きたいし、皆さんもいろんな形で検討していただきたいけれども、将来的にはそういうものを日本のソフトの力で、例えば漫画にするとか、そういう形で世界に大量に、数十カ国に印刷してばら撒くなんて出来ればいいんですけれど、それも手持ちの材料を大事にして頂いて、活用して頂きたいなと思っています。

最後に本当に一言です。
収容所の体験者の話を聞きましたら30万人くらいいて、実は有事の際はみんな殺すことになっているんだそうです。
衛星写真を見せて頂きました。
ある収容所では3ヶ所くらい大規模なダムがしつらえてあって、いざ何か有事が発生して北朝鮮国内に混乱が発生した時は、ダムを放って決壊させて収容所の人間を水没させて殺すことになっていると。
それ以外の収容所でも毎年2月には訓練をやって、いざ何か勃発したときには銃殺することになっていると。

今後懸念されるのは、北朝鮮で金正日に何かあってガタガタしたときに、証拠隠滅のために収容所で30万人にも上る人が殺されるという事が、かなりの蓋然性であって、それに対して日本に呼んだ収容所体験者は異口同音にこの点、「非常に切迫しているのでしっかり国際社会、主要国に根回ししてゆめゆめそういう事をするな」と。
「そういう事をした場合徹底的に責任を追及して、その手を緩めないというプレッシャーを金正日に、あの体制に伝えて欲しい」ということを言っておりました。
日本も膨大な資料を握っている国ですから、上手く活用して頂いて、圧力を加えて欲しいということです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※ このテキストの音声ファイルはこちらから 
http://www.netlive.ne.jp/archive/event/081214.html
※ 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会
http://hrnk.trycomp.net 

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六団体共同集会より 飯塚繁雄さん

2009-01-07 | 記録
飯塚繁雄さんの挨拶
 -北朝鮮テロ全体主義国家の実情を訴える6団体共同集会第1部より-

北朝鮮テロ全体主義国家の実情を訴える6団体共同集会 
          <アジア人権人道学会の設立準備期成会>
第一部 家族会挨拶
08.12.14 明治大学リバティータワーにて

★飯塚繁雄 家族会代表

・司会 川島高峰 明治大学准教授

本日は家族会の飯塚代表に来ていただいてます。
一言、お言葉をいただきたいと思います。
どうぞ、前へお越しください。

・飯塚繁雄さん

どうも皆さん、こんにちは。
今ご紹介がありましたように、いわゆる家族会の代表の飯塚と申します。

この時期、全国的に人権週間という事で啓発週間という事で、全国的にいろんな催しをやっていますけど、私も出来る限り全部出席したいなと思って今日も参りました。
いつもながら考えるんですけども、人権と言うのは何なのか?という事については、私ら単純にですね。
ごく平凡な生活が出来る、安全に暮らせる権利と、いうふうに単純に考えています。

我々の被害者はそれが出来ない。
まさに人権問題の一番根底になる人権蹂躙を、まさに国家犯罪による人権蹂躙だという事がハッキリしているわけです。
その他、人権に関するいろんなパターン、ケースはありますが、私たちにとってはそれが強制的にですね。
しかも他国による犯罪で、少なくとも百数十人の日本人が北朝鮮に連れて行かれているというこの実態を、目の当たりに、もちろん家族ですから感じているわけです。
ですから人権と言うのは、それなりの環境によって色々援助してあげなければならない場合がたくさんあります。
しかしながら、その援助だけではなくて、その援助しなければならない原因をですね。
原因を正さなければ、この問題は永久に片付かないと、いうふうに考えております。

今回、特に拉致問題につきましては、皆さんに非常にご支援いただきまして、国民の世論は高まりました。
いろんな面で高まっています。
それを受けて政府がどれだけ具体的に、この問題を自ら政府の責任として「取り返すぞ」という意気込みをつけていただいて、また、もう12月ですから、また「来年こそは」になってしまうんですが、来年になったら「今年こそは」と、解決の実現につながるように私たちも頑張ってまいりますので、いろんな方面から皆さんのご支援をよろしくお願いします。
そして安心して暮らせる日本にしようではありませんか。
どうも、ありがとうございました。

・司会 川島高峰 明治大学准教授

長い時間ですね、ご静聴いただきましてありがとうございました。
プログラムに従いまして、この後「めぐみ」の上映をこの教室では行います。

皆さんのお手元にございます、一枚のチラシの裏の方にですね。
今日は全部で8つの部屋でですね。
様々な団体が催しをしています。
映画についてはですね、1105と1106でちょっとなかなか観る機会が無いかもしれないですね。
1105の方では北朝鮮帰国事業を評価した、あるいは北朝鮮をどちらかというと礼賛しているようなものをですね。
上映しております。
1106では、人権抑圧の実情に関わるドキュメンタリー映像、これを流しております。
1107の方、ミャンマーの人権団体の方々、今日来ていただいております。
1108の方、こちらはチベット・モンゴルですね。
中国の民主化、あるいは中国の人権問題に取り組んでいる団体の方々に来ていただいております。

あとはご覧になったとおりで、1101、北朝鮮難民救援基金の展示をしております。
02が帰国事業に取り組むですね、(北朝鮮)帰国者の生命と人権を守る会の部屋。
そして1104、もうご覧になったかもしれませんが、特定失踪者のパネル展示、拉致被害者並びに特定失踪者のパネル展示をしてあります。
これだけの方が連れて行かれているんだという事をですね。
そのパネル、写真を見て実感して頂ければと考えております。

一応、これを持ちまして、この紹介を持ちましてただ今から上映会の方に入らさせていただきたいと思います。
今日はどうもありがとうございました。
引き続き各会場の方に足を運んでください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※このテキストの音声ファイルはこちらから
http://www.netlive.ne.jp/archive/event/081214.html 
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