先週、炉開きが無事に終わりました。
炉開きには「さんべ(三部)」のお道具を使う習わしがあります。
「さんべ」とは、織部(おりべ)、伊部(いんべ)、瓢(ふくべ)のことで、
伊部は備前焼、瓢はひょうたんの実のこと。
瓢の炭斗や織部のハジキ香合で初炭手前を致しました。
花入は備前にて。
ハジキ香合は厄をはじく、厄除けや福を呼び込む縁起担ぎ。
※ 三重県松坂の郷土玩具「さるはじき」
の竹の弓形が香合のつまみの形に似ているところ名前がついたとの由来。
今日の一服。
【亥の子餅】は茶友のお手製です。
求肥は黒胡麻とシナモン入りで、餡には胡桃と栗を刻んで入れてありました。
これから半年。
また新たな気持ちでお茶に精進したいと思います。