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香港映画「香港の流れ者たち」関西1月6日公開

2024-01-04 20:06:42 | 2024年関西公開作
(C)mm2 Studios Hong Kong
 
いよいよ関西で
2024年1月6日(土)公開
九条シネヌーヴォ
神戸元町映画館
(京都出町座近日)
 
 
香港映画「香港の流れ者たち」
 
 
(予告編)
<あらすじ>
 
刑務所を出たファイは雑多で陰鬱な街
深 水 埗(シャムスイポー)へ戻り、
ラムじいが出所祝いくれたクスリをさっそくキメる。
ホームレス仲間の皿洗いのチャン、
ヤク中のダイセン、車椅子のランたちと再会し、
ファイはまた高架下で暮らしはじめる。
ある晩、事前通告なしにやってきた
食物環境衛生署によって、
ファイたちは家も身分証明書も
何もかも失ってしまう。
新人ソーシャルワーカーのホーは
彼らのために裁判を起こし、
政府に賠償と謝罪を求める。
ホーはベトナム難民である
ラムじいの家族探しを手伝い、
ファイの健康を心配し通院を勧め、
彼らをできる限りサポートしていく。
ファイはハーモニカを吹く失語症の青年に出会い、
「モク」という名前を与える。
ファイはモクと新しい小屋を建て、
心を通わせていく。
建設中のマンションに忍び込み
見下ろした夜の深水埗の街には、
人々の生活の息吹が感じられる
まばゆい光の海が広がっていた。
ファイはモクに静かに語りかける。
「深水埗は貧乏人が住む町だ。
高級マンションを建てて、貧乏人はどこへ行く? 」
政府から賠償金として
2000 香港ドルずつ受け取れることになり、
よろこぶダイセンたち。
ただファイだけが謝罪なしの賠償金は
受け入れないと拒絶し、
彼らは散り散りになってしまう。
ひとり高架下に残ったファイ。
賠償も謝罪もないまま、
彼らは冬を越せるのだろうか…。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
香港の知らなかった一面を
見た感じがした。
主人公ファイの物語であり
ホームレス仲間の物語である。
ホームレスの人権とは?が
テーマになっているが
窃盗、万引き、ヤク、
前科有という側面も。
”ホームレスに罪はない”
そうだけど・・・
絆であったり、自己嫌悪も
ちゃんと描かれている。
色々考えながら鑑賞した。
政府に賠償と謝罪を求める事が
取材されて広まると
応援する人たちが
自然と集まって来るようになり
少し趣が変わってくる。
重ためのテーマを扱っているが
そんなに暗くなく
前向きな作品だった。
「生きる」感が
ひしひしと伝わってきます。
後半に香港の夜景も映し出されますが
人々の明暗を表しているようです。
ラストは少し虚しい。
 

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