シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

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キネ旬ベストテン2024文化映画第1位 ドキュメンタリー映画 「正義の行方」

2025-02-05 23:43:42 | ドキュメンタリー映画

(C)NHK

ドキュメンタリー映画
「正義の行方」
 
<概要>
1992年に福岡県飯塚市で
2人の女児が殺害された「飯塚事件」。
DNA型鑑定などによって犯人とされた
久間三千年(くまみちとし)は、
2006年に最高裁で死刑が確定、
2008年に福岡拘置所で刑死した。
“異例の早さ”だった。
翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、
事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という
立場を異にする当事者たちが語る−−−−
時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を
突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、
やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
 
<高橋裕之のシネマ感>
2時間38分のドキュメンタリーですが
イッキに見せてくれます。
ドキュメンタリー映画というのは
知らないことを教えてくれる
ツールのひとつです。
自分自身、恥ずかしながら
この事件の事は知らずです。
(仕事に没頭で気が行かなかった時期)
「飯塚事件」の成り行きから
犯人捜し経路、審判、死刑執行時期
冤罪ではないか?などを
映し出しながら
当時の関係者の話などが
語られます。
”事件”を扱っているので
「面白い」と言う表現が良いかどうか
わかりませんが
”謎”的な展開もあり
興味を惹きました。
<真実>と<正義>の
ぶつかり合いだけど
<嘘>は何処に?と思った。
冤罪かも?の追求も
なぅとく出来る物だった。
“異例の早さ”には
やはり驚いた。
他の事件の人たちはどうなんだろう?
久間三千年の奥さんの証言も
落ち着いており真実味が。
冤罪かも?と言う気持ちになったり
犯人でしょ?と言う気持ちになぅったり
客観的にしか観れませんが
本当に<行方>を見守る事しか
自分としては出来ないと思ったが
色々と考えさせられる事も
多々あった。
黒白付けるのも大事だが
やはり”事件”の起こらない
社会環境が必要だね。
 
 
 
 
 
 

 

 

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藤井道人監督作 松竹映画「正体」2月7日(金)塚口サンサン劇場公開

2025-02-05 21:19:45 | 2024年関西公開作
(C)2024 映画「正体」製作委員会
 
2月7日(金)塚口サンサン劇場公開
※日本アカデミー賞発表の前に※
 
藤井道人監督作
松竹映画「正体」
2024年製作/120分/シネスコ
 
(あらすじ)
日本中を震撼させた
凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、
死刑判決を受けた鏑木慶一(横浜流星)が脱走した。
潜伏し逃走をする鏑木と出会った人々
紗耶香(吉岡里帆)和也(森本慎太郎)
舞(山田杏奈)
そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)
又貫は紗耶香らを取り調べるが
それぞれ出会った鏑木は 
全く別人のような姿だった。
間一髪の逃走を繰り返す鏑木の343日間
彼の正体とは?
そして顔を変えながら
日本を縦断する鏑木の”真の目的”とは?
その真相が明らかになったとき
信じる想いに心震える、
感動のサスペンス。
 
<高橋裕之のシネマ感>
藤井道人監督印の作品である。
「新聞記者」と同様に
現代の社会に斬り込んだ映画
その現代は予想していたかの様な
2024年かもしれないと思った。
 
「ヤクザと家族 The Family」
「ヴィレッジ」のトーン。
 
「正体」という言葉のイメージを覆す
映画なので”冤罪”ありきの展開
それが最終的に感動に繋がります。
 
主演の横浜流星は御見事な演技
主要人物の方々の演技も良いが
すべてのキャストが良い
藤井監督マジックにかかったのでは?
藤井組もいるのでバランスが取れてます。
 
批判好きな方は
多分、色々とツッコミたくなると思いますが
それは、どうでも良いかも?
 
ハラハラと”えっ”な気分にしてくれるので。
 
そして”SNS””スマホ”問題の極め付け!
と描写も多々あり今年を予想してた?
とも思ってしまった。
 
捜査、冤罪、正義、
色んなキーワードが含まれており
考えさせられる部分も。
 
藤井監督の重たさが重要
 
シネスコで観せる
これぞ映画!これぞ邦画!でした。
 
 
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時系列追体験 ドキュメンタリー映画 「NO ハンブルク NO ビートルズ」2月7日(金)塚口サンサン劇場公開

2025-02-05 21:17:14 | 2024年関西公開作

A BI Hamburg Production Ltd ©2024

2月7日(金)塚口サンサン劇場公開


時系列追体験
ドキュメンタリー映画
「NO ハンブルク NO ビートルズ」
2024年製作/57分/イギリス

(HP)
https://nohamburg-nobeatles.beatles-filmselection.com/

(概要)
誰もが知る伝説のロックバンド、ザ・ビートルズ。
ビートルズがリヴァプール出身なのは
周知の事実だが、
生前ジョン・レノンは、
「僕らはリヴァプールで生まれ、
ハンブルクで育った」と語っていた。
1960年のハンブルク初訪問の経緯から、
1963年の「プリーズ・プリーズ・ミー」のヒットを経て、
1966年の6回目の訪問までを、
元メンバーと関係者の証言やアーカイブ映像と音声、
アニメーションなどを使って、
まるで昨日のことかのように生き生きと蘇らせる。

<高橋裕之のシネマ感>
BEATLESの映像作品は
いつく製作されるのだろうか?
歴史的には、まだまだあるやろね。
本作は1960年から1966年の
ハンブルクの6年間中心の作品。

モノクロ映像がBEATLES的やなあ~

戦後のリヴァプールなど
貴重なフィルムも。

エルヴィス・プレスリーも。

聴きなれた曲も使用されている。

イギリス→オランダ→ドイツと
移動していたんだね。

ハンブルクも
熱気のある不思議な街だったんだ
BEATLESには不釣り合いな感じもするが
それが逆に良かったかも?

この時期のBeatlesも
若くてカッコよい。

黒いBEATLESも登場。

BEATLESの物語であり
ハンブルクの物語でもあった。

ちょっとクラッシック映画を
鑑賞している気分になる
約1時間だった。

ファンは必見




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