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2月14日(金)公開
第77回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞受賞
ドイツ・フランス・イラン合作
映画「聖なるイチジクの種」
2024年製作/167分/
(あらすじ)
国家公務に従事する⼀家の主・イマンは
20 年間にわたる勤勉さと愛国⼼を買われ
夢にまで⾒た予審判事に昇進。
しかし業務は、反政府デモ逮捕者に
不当な刑罰を課すための国家の下働きだった。
報復の危険が付きまとうため
国から家族を守る護⾝⽤の銃が⽀給される。
しかしある⽇、家庭内から銃が消えた――。
最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、
次第に疑いの⽬は、妻・ナジメ、姉のレズワン、
妹・サナの 3 ⼈に向けられる。
誰が︖何のために︖
捜索が進むにつれ互いの疑⼼暗⻤が家庭を⽀配する。
そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、
物語は予想不能に壮絶に狂いだす―――。
<高橋裕之のシネマ感>
冒頭から
この作品は良い映画だと言う
パワーを受け止めた。
⼀家の主が
予審判事に昇進した
喜ばしいことが
物語の始まりであるが
そして一丁の護身用“銃”が。
業務は、国家の下働きだった為
手放しで喜べない状況に。
成功と家族のやすらぎは反比例する。
ヒューマンなティストだが
サスペンスが顔を出す。
イランという御国柄もある。
家族の会話も政治的。
スマホ映像も取り入れられてる。
(現状を伝えるドキュメンタリータッチに)
姉と妹で母に秘密を持っているのか?
「敵とか陰謀とかどうでもいい
友達が殺されている」の台詞が響く。
そして中盤に”銃”がなくなり
後半へ~
当然、家族(妻、姉、妹)を
疑うことになる。
取り調べ的になり
家族間に異様な空気が漂うように
プチ拷問ではないか?
冤罪的展開に
容疑者は3人と少ない。
家族は崩壊するのか?
上映時間2時間越えても
まだまだ展開が読めず
話が膨らんでいくし
父の考えが掴めない
観客は母、姉、妹寄りの
支持になっているかも?
ラスト25分で「えー」そうなん?
その後の本ラスも
そうなるんか?と驚き。
ズッシリくる作品。
(京阪神公開劇場)
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