私が、おきて破りをしたせいで、
彼は今頃、奥さんに疑われているに違いない。
彼は、タブーだとされていた朝のLINEを
想定内だと言ってくれた。
そう。
そんな優しさがある。
彼の器は、きっと、まだまだ深い。
私は、それを知っていて、どうしてもそこへ身を投げてしまう。
もう少し、我慢したらよかったのに。
せめて、奥さんが仕事に出る時間まで、待つべきだったと、
今更悔やんでも、悔やみきれない。
奥さんは、早朝から仕事に出た彼に、LINE電話を掛けた。
何回掛けたのかな?
それはわからないけど、
でも、ずっと通話中だった。
だから今度は、携帯に掛けてきた。
彼は、私の通話を切って、
その電話に出た。
次に掛けてきてくれた時の彼は、
いつになく焦っていた。
そして、訳を話すと、足早に切った。
彼は、早朝のLINEでの長電話をなんて言い訳できるの?
こんな時間にずっと話せる相手は、女しかいない。
私なら、そう思う。
そして、それでもいいと思う。
私ならね。
でも、彼の奥さんは、きっと苦しむ。
悲しむ。
彼も、苦しむ。
悩む。
私はなんてことをしたんだろう。
ごめんなさい🙏
自分のこういう甘えたところが嫌い。
馬鹿なところが嫌い。
これでこの関係が終わっても、
自分のせいだからね!
今、彼のことを考えると、心が痛い。
なんとか、家庭を守ってほしい。
そのためなら、私は、もう、消えてもいい。
そんな覚悟をしている。
いつだって、
頭の片隅では、
そんな日が来ることは、
想定内だった。
そう、建前では、
想定内なはずだった。
なのに、あれからずっと、わたしはスマホを気にしてる。
その後、彼からは、何の連絡も無く、
私は、それをどういう意味なのか、考える。
きっと、私からも、連絡をしないように。
という事。
違う?
どうか神さま。
私から、彼を奪わないでください。
彼は、私の宝者。
失いたくない。
そう、これが私の本音。