最近、出てこなかったやらしい自分が、
私と葛藤していた。
彼にLINEを送るよう、やたらと攻めてくる。
ほら、後悔したくないのなら、思った通りに行動するべきだよ。
彼からのLINEをいつまで待つの?
素直になりなよ。
そして、
私は、負けた。
目を瞑ると、私は彼の前に立った。
裸になって、恥ずかしい部分を見てもらう。
とても勇気がいって、震えそう。でも、その羞恥心がなんとも言えない。
そして彼の服を脱がせると、
分厚い胸板と、太い腕に触れて、正気でいられなくなる。
彼の足の間から、股間に手を伸ばして、まだ大きくなりきっていないアレを
そっと口に含む。
どうしたら、あなたは心地よくなるの?
そればかり考える。
優しく丁寧に、根本から先まで、
舌を絡ませて奉仕する。
あなたの心地よさは、私の心地よさ。
いったいあなたは、どんな表情をするのだろう。
いつか、この目で見てみたい。
私の身体は、とっくに準備ができている。
力強くいきりたったそれを
入れてくださいと、
彼にお願いした。
夜中に目が覚めた。
枕元のスマホを手に取ってみる。
あの妄想のLINEを見てくれただろうか?
彼から返信があった。
ちゃんと逝けたかな?
それからもう、40分以上経っているから、もう寝てしまってるかもしれないけど、
ダメ元で返事を返す。
すぐに寝ちゃったから、逝ってないの。
そしたら彼はまだ起きていた。
夜中に目が覚めてから、ずっとポルノハブを見ていたらしい。
本能に素直な彼がそこにいた。
私が、最も男を感じる彼だ。
動画を送ってくれて、私もそれを見せてもらった。
喘ぎ声が、とても生々しかった。
こんなふうに感じてもらえたら、男は幸せだよ。
私にも、気持ちよさそうに見えた。
こんなふうに声を出すなんて、長い間してないな。
今となっては、声、出せるかな?
やがて、彼は、寝るからと言って、スマホを離した。
彼は、この動画を見た私が、その後どうなるかわかってるはず。
その材料として、私に提供したんだ。
逝きなさい。
そんな無言のメッセージが、込められてる気がした。
朝起きたら、夜中の大雨が止んだなあと思った。
と同時に、最近見ない時刻に驚いた。
いつもなら、とっくに犬の散歩から帰る時間に、
目が覚めた。
逝ったあとの深い眠りに落ちたんだと実感した。