私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



教養のある人に。

2022-08-23 07:00:00 | 日記

私は、彼から、色んなことを

教わっている。

相手の気持ちになって考えられない私に、

今、自分が気が付いていないところを

ちゃんと教えてくれる。

どう考えても、

あなたは、私の尊敬できる人。





もっと賢くなりたいな。

それは、


学校の勉強をちゃんとしとけばよかった。
という意味ではなく、


教養のある人に。

教養(たしなみ)を自分の人格の中に

溶け込ませるように、努力しようと思う。



妄想

2022-08-22 09:42:00 | 日記

この日曜日の夜は、

彼の家族は外泊。

私の夫も、夜勤。

私達は、一晩中会える。





車を走らせよう。

私は、そちらの方向へ。

あなたは、こちらの方向へ。

どのあたりで会えるかな?

でも、私は、そんなに遠くまで運転したことがないの。

だから、だいぶこっち寄りでお願いします。


私達は、どんな顔して会うのかな?

2人で美味しいもの食べよ。

ニンニクの効いたやつ。

2人で臭くなりたいの。

慣れないビールもおつきあいするね。


その後は、宿を探そう。

田舎の国道沿いの存在を忘れられたようなラブホしか、空室がない。

私は、あなたとなら、どこだって構わない。

抱き合える時間は限られている。

日の出前には、お別れしないといけないから。


どうか、このまま時間が止まりますように。




彼は、日曜日の家族の外泊を

あまり早く言って期待させると、そうじゃなくなった時に落胆させると悪いから。
と、

そう言って、直前に教えてくれた。

彼は、やはり、紳士だ。

私も、夫が夜勤だとわかった時は、神様からお許しをもらえたような気持ちになって、

手放しで喜んだ。




それなのに、

金曜日の夜、

親戚から電話があった。

夫はすぐに、日曜日の仕事を休む連絡を入れた。

私は、喪服を確認した。





そのまま週末を迎えて、彼との連絡は途絶えたまま、

今朝、知った。

彼の方でも、祖母の危篤と、ご臨終。

それと同時に、お母さんの入院…。







私達が会うことは、

偶然にも、

お互いの身内の不幸によって、叶わないものとなった。

数日前に、誰がこんな事態を予測できただろう。


やっぱり、お互い、後ろめたさがある限り、ご先祖様も、これ以上の関係をよく思われてないのかもしれない。




いいえ、これは、妄想。


私達は、会う約束など、みじんもしていない。

妄想することは、

誰にも邪魔されないし、誰にも迷惑をかけない。そして、

誰も、悲しませない。

私の唯一、彼に対して許されること。



単に、会える時が、今ではなかったということ。







私は、彼から連絡をもらった後、

どれだけ大変なのかを考えた。

おそらく、仕切る方になる場合もあるだろうから。

私のことなんて、頭の片隅にも有ってはならないし、

有るわけが無い。



どうか、無事に告別式が終わりますように。

お母様の具合が、1日でも早く良くなりますように。




そう願いながら、

私はしばらく、ここで待とうと考えていた。







先手を打つ

2022-08-19 08:01:00 | 日記

学生食堂には、昼休みになると、大群が押し寄せてくる。

私達は、それを見越して、先手を打つ。

けど、何かの歯車が狂って、後手に回ってしまったら、

大したことじゃなくても、大したことになる。


先手を打つということは、些細なことであっても、とても重要だということを

この職場で、痛ほど感じていた。






目覚ましが鳴る前から、目が覚める。

私は、スマホばかり気にして、

彼にLINEをしたいけど、理性で必死に抑えていた。

そしたら、彼からまさかのLINEが来て、

驚いた。

起きてる?

そう言って、お風呂からの眺めを送ってきてくれた。

いい天気だね。



私はその時、初めて、背中を向けていた窓の方を見た。

ほんとだ。清々しい青空だ。






犬の散歩に出ると、私も景色を撮ってみた。

ここにも、素晴らしい空があるよ。

心の中で、そう、彼に語りかけていた。

朝のLINEでとても幸せな気分だったけど、本当はもっと話したかった。

彼は今頃、奥さんといる。

もう、電話で声を聞いて話すことなど、あの日以来、諦めてしまっている。

また、通話中になったら、ごまかしが効かないもんね。





今日は、不思議な事が起きる。

また、彼からLINEが来た。

そして、電話で繋がった。




あの日のあの後のことを

ようやく聞けた。

確かに、奥さんが疑いを持っているかなんて、わからない。

たまたま、上手く誤魔化せただけなのかもしれない。

でも、長電話はしない方がいいだろうし、連絡も回数が減るだろうと、

そんなことを言われた。

私は、それで、全然構わない。

もう終わりだと思った時の、どん底の気分を味わったから。


あの気持ちを忘れない。


彼は、コンビニでコーヒーを買った後、またかけ直してくれた。


さっき、家に電話して、

今コンビニだけど、なにが買うものある?って、こっちから電話しといたよ。

先手を打っといたから、大丈夫。

そう話してくれた。

彼は、そうやって、この時間を守ってくれる。


彼の頭の良さは、色んなところで発揮される。

私は、ここだけでしか知らないけれど、充分そう感じてる。

それは、気配りにも、現れる。



奥さんを嫌な気持ちにしなくてすむように。

私が、怯えてなくてすむように。

彼が打ったのは、あの先手だった。





やがて、背後に車のバックする音を拾った。

家に着いたんだとすぐにわかった。

そしてお互い、またね。と言って電話を切った。


彼の優しさは、計り知れない。

昨日の不安だった私に、そう言ってやりたかった。



散歩前に

2022-08-18 23:04:00 | 日記

早朝、目が覚めたと同時に、目覚まし時計の音が鳴った。

慌てて止める。

外は、雨の音が凄くて、すぐには犬の散歩に行く気になれず、

私はまた、布団に横になった。


すると、隣の夫が、寝相を変えてゴロゴロし始めた。

滅多に起きないくせに、珍しく起き上がるとトイレに降りて行った。

そして、階段を上がってくる。

私は、寝たふりをしていたけど、 

ハッと、身の危険を感じた。


ヤバい。



案の定、私は、夫にズボンとパンツを掴まれて、いっぺんに下ろされた。

あらわになったところを少し悪戯された。

起きなさいと言わんばかりに。


目を少しづつ開けて、起きたふりをする。


心の中では、もたもたせずに、散歩に行けば良かったと考えていた。


夫は、目が覚めた私にこんなことを言う。

して見せなさい。


抵抗するわけじゃなく、恥ずかしいから、お腹まで、布団をかけた。

そして従った。


私は、最中、ずっと目を閉じて、彼のことを考えていた。

ここにいるのは、彼なんだと、脳に思い込ませていた。

間違えて、彼の名前を呼ばないようにしないと。

嘘みたいだけど本気で思っていた。


絶頂を迎える手前で、布団は剥ぎ取られ、

丸見えの中、私は、彼の前で、天極へ行った。



すると夫は、私に言った。

いったい、誰のことを考えてたんだ?

他の男か?

私は、一瞬ドキッとした。

動揺したら、気付かれるよ。

彼の声がした。

前に、そんな事を話したのを思い出して、

私はすぐ、夫の名を出した。

他の人なんて、いません。





その後は、いつもと変わらない。

夫は、11月の転落事故以来、腰を痛めていて、

それからは、突いてもらえなくなった。

夫だけひとりで果てる。

シナリオ通り。

朝の辛い時間が終わった。


不思議と雨が小降りになっていた。

私は、長靴を履いて、犬にリードを付けると、ようやく散歩に出かけた。




やらしい私

2022-08-17 08:11:05 | 日記


最近、出てこなかったやらしい自分が、

私と葛藤していた。

彼にLINEを送るよう、やたらと攻めてくる。

ほら、後悔したくないのなら、思った通りに行動するべきだよ。

彼からのLINEをいつまで待つの?

素直になりなよ。



そして、

私は、負けた。






目を瞑ると、私は彼の前に立った。

裸になって、恥ずかしい部分を見てもらう。

とても勇気がいって、震えそう。でも、その羞恥心がなんとも言えない。

そして彼の服を脱がせると、

分厚い胸板と、太い腕に触れて、正気でいられなくなる。

彼の足の間から、股間に手を伸ばして、まだ大きくなりきっていないアレを

そっと口に含む。

どうしたら、あなたは心地よくなるの?

そればかり考える。

優しく丁寧に、根本から先まで、

舌を絡ませて奉仕する。

あなたの心地よさは、私の心地よさ。

いったいあなたは、どんな表情をするのだろう。

いつか、この目で見てみたい。

私の身体は、とっくに準備ができている。

力強くいきりたったそれを

入れてくださいと、

彼にお願いした。





夜中に目が覚めた。

枕元のスマホを手に取ってみる。

あの妄想のLINEを見てくれただろうか?




彼から返信があった。

ちゃんと逝けたかな?




それからもう、40分以上経っているから、もう寝てしまってるかもしれないけど、

ダメ元で返事を返す。


すぐに寝ちゃったから、逝ってないの。

そしたら彼はまだ起きていた。

夜中に目が覚めてから、ずっとポルノハブを見ていたらしい。

本能に素直な彼がそこにいた。

私が、最も男を感じる彼だ。

動画を送ってくれて、私もそれを見せてもらった。

喘ぎ声が、とても生々しかった。

こんなふうに感じてもらえたら、男は幸せだよ。

私にも、気持ちよさそうに見えた。

こんなふうに声を出すなんて、長い間してないな。

今となっては、声、出せるかな?



やがて、彼は、寝るからと言って、スマホを離した。


彼は、この動画を見た私が、その後どうなるかわかってるはず。

その材料として、私に提供したんだ。


逝きなさい。

そんな無言のメッセージが、込められてる気がした。




朝起きたら、夜中の大雨が止んだなあと思った。

と同時に、最近見ない時刻に驚いた。

いつもなら、とっくに犬の散歩から帰る時間に、

目が覚めた。

逝ったあとの深い眠りに落ちたんだと実感した。