
日本にいたときは毎年、父の丹精したそら豆が我が家ばかりか、親類縁者、知人友人宅に宅急便で届けられていた。しかし、今年はボリビアまで宅急便が届くことはないと思っていた。もちろん宅急便が届いたわけではない。
このそら豆、移住地オキナワからサンタクルスにあるオキナワ農協経営の「スーパー沖縄」に入荷したものである。サンタクルスから100kmのところにある移住地オキナワではそら豆のほかに白菜、春菊、ねぎ、大根、かぶ、もやしなどの野菜から豆腐、味噌、こんにゃくまで生産していて、それが「スーパー沖縄」に並べられる。このそら豆も「スーパー沖縄」で買ってきたものである。ゆでるとなかなかおいしい。
移住地オキナワには約850人の日系人がいるが、ボリビア全土では6千700人の日系人が暮らしている。その中の農業に従事している人は日本野菜を作っているだろうから、かなりの日本野菜が日本人ばかりかボリビア人の口にも入っているはず。私の知人のボリビア人の何人かは「スーパー沖縄」が気に入ってるそうだ。日本野菜はヘルシーなんだそうである。日本料理がヘルシーというのならわかるんだけど・・・。
日本から移民していった日系人は世界に250万人もいるそうだが、私のように日系人のおかげで海外に来ても日本野菜が食べられるという幸運にあずかる人はたくさんいるに違いない。
多謝、日系ボリビア人!
写真は「スーパー沖縄」で買った日本野菜。