夜はあの待ちに待ったエルネスト・カブールのコンサートが船橋で開かれるというので、切符を予約していた。
朝からいくつかの予定をこなしているうちに、頭が疲れてきてぐちゃぐちゃ、思考停止状態のまま、夕方暮れなずむ頃帰途に着きつつ、はっとわれに返った!

そうだった、今日は楽しみにしていたエルネスト・カブールだったのだ。でも、時すでに遅し、コンサートはとっくに始まっていた。
悔しいやら、あきらめきれないやら、自分が情けなくなるやら・・・
エルネスト・カブールはボリビアが生んだチャランゴ奏者の第一人者、ヨーロッパのフォルクローレブームに火をつけた人で、日本では91年、映画「橋のない川」のサントラを手がけたそうだ。
ボリビアのラパスにある彼のライブハウス「ペーニャ・ナイラ」は有名だ。
今回のコンサートは彼に認められボリビアで活躍する日本人チャランゴ奏者木下尊惇も一緒に演奏する。
このコンサートの情報は先日の「南米ボリビアの風」絵画展に来てくださった関東フォルクローレ連盟の方から聞いたものだ。あの絵画展は、本当にボリビアをさまざまな視点から興味を持ってくださった方がボリビアをキーワードに集まってくださった。なんとも嬉しいことだ。
さて、カブールは今度はいつ日本に来るのだろう・・・