契約社員、非正規雇用、ネットカフェ難民など若者を取り巻く現実が当時の蟹工船の現場とダブって、
本の方はミリオンセラーになっている。
若者を中心に良く売れている。
現在年収200万円以下のワーキングプアーの若者がどれだけいることだろう。
企業は最低賃金時給700円を出さない。人間以下に扱われてぼろぼろになるまで働かされる。
映画は労働者の仲間がいつしか一致団結して極悪監督に労働時間を○時から○時までに決めてくれ、休日をくれ、病気の人を休ませてくれ、とごく当たり前のことを要求すると・・・
暴力沙汰になり、監督は密かに軍隊を要請して鎮圧に当たらせた。
労働条件を要求した多くの作業員が軍隊によって命を奪われた。
出口の見えない絶望感・・・僕らは蟹工じゃん!今の若者はこの名作に共感する。
現代も同じ状況なのが手に取るように分かる。
この映画は1953年に山村聡が監督、主演している。
DVDになっているので、興味がある方は図書館で借りるか、
お買い求めください。
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