ボリビア カミナンド記

ヤンバダム

一昨日、裁判の傍聴に行ってきた。

八ッ場ダムと書いてヤンバダムと読む。
群馬県の長野原町にある吾妻川に建設予定のダム。

裁判はこのダムが無駄な公共工事なので計画を中止してほしいというもの。
一昨日は私達の市民団体から出ている県議がその証人尋問にたった。


このヤンバダムが計画されたのはなんと56年も前のこと。
人口増加による水の需要増大に応えるため、
また、強烈なカスリーン台風級の台風にも耐えられる治水のため、というものだった。


このダムにより水没する地域に吾妻渓谷の川原湯温泉が入っていた。
私も数年前に見学に行ったけど、ひなびたとてもいい温泉宿だった。

ここの水は利根川水系、ヤンバダムは首都圏の水がめとなるそうだ。
そこで、1都5県のうちの千葉県もその水が必要ということになっている。
でも、計画した時と違って今は人口減少で右肩上がりの水需要はない。
むしろ、右肩下がりなのだ。


でも、公共事業というのは諫早湾干拓事業を見ても、なぜって思うけど
一度決めたら、後戻りはできないのだ・・・


そこをなんとか、後戻りしてほしい。
首都圏各県は応分の負担金を拠出するのだけど、今の県財政では赤字県債を発行しなければ間に合わないでしょう。
そこまでして本当に必要なダムなのかというと、水は充分に足りている。
おまけに河川改修費をダム建設費に年間200億円も回している。


国も家計も同じ。無駄なものはいらない。
その上、自然を破壊し、住民の住んでいる家をダムの底に沈めるのだ。
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