その折、実家から瀬戸大橋を渡って秋の倉敷を探訪。
両親、妹、娘、孫と大所帯の大移動。
大原美術館はつたが色づき始め四季のある日本の面目躍如。
もっと黄色くなるとステキだろうなぁ・・・
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趣味で水彩画を描いている父は大原美術館に行くことをとても楽しみにしていた。
中に入って懐かしい絵が並ぶ中、
私の好きな絵がただ今貸し出し中とて、ナイ! これにはがっかり。
セガンティーニの「アルプスの午後」
外に出ると、美術館周辺は美観地区で昔とは比べ物にならないくらいすっきりと洒落た通りになっていた。
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川にはめだかなんぞも泳いでいて、こんな船まで出てなかなか風情がある。
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観光に力を入れているのは見た目だけではなくて、アメニティも充実していた。
父は始め、元気に歩いていたけど、途中で歩行困難となり、
大原美術館の車椅子を借りたのだけど、ぐるっと川っぺりをめぐって駐車場で車椅子を返せばよいというのだ。
本当の親切はこういうことでしょう!
美術館で車椅子を返してって言われたら、そこから駐車場まで歩けない人をどうやって運ぶの?ということになる。
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元気に歩いている時の父。
この後歩けなくなった。90歳ですもの。
倉敷はやっぱり大原孫三郎さんという大人物がいたから今の倉敷があるのですねぇ・・・
戦前、まだ美術に関心の薄い時代に、
西欧や日本の芸術品に対する計り知れない審美眼と資力を兼ね備えていたのですねぇ・・・
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美術館から庭を望む景色も洒落ていました。
また行きたいですね。