老親と共に過ごし、食欲がわく献立を考えたり、
体を動かすことを考えたり、生きる意欲がわくことがないかなぁと考える毎日でした。
何しろ好き嫌いの多い両親にいまさらながらにびっくり。
年を取ると好きなものが少なくなるのかもしれないですねー。
ちょっとレトロな献立のほうが喜ばれたりしました。
瀬戸内海で取れるえびのてんぷら、うなぎの蒲焼など。
野菜が嫌いな二人の献立はほんと、むつかしかったー
今度はもっと手持ちの種類を増やして選んでもらえるくらいになるといいなぁー
父は何とかそれなりに元気にしていますが、母のほうは昼間もずっとベッドに横になっている生活。
母はパッチワークを得意として大作を次々作っていたので、目も手も十分に動かなくなった今、何か簡単なものはないかと思い、私の幼稚な作品と同じものを新たに一緒につくることにしました。
左は私が市民ネットの手作りカフェで習った「甚平」の小物アクセサリー。縦横15センチくらい。
右が今回母に教えてもらいながら母の古い着物で作った「甚平」
やっぱり昔取った杵柄、針がすいすい進んで難しい襟付けを難なく手伝ってくれました。
これは私がボリビア滞在中に現地の人に折ってあげた折り紙の箱と同じもの。ボリビア人にとても喜ばれたのです。
フタ8枚、身8枚の折り紙でできていますがこれは一緒に折ろうと誘ってもぜんぜん乗ってこなかったですね~
たまに昔のことを話したり、昔の写真を見たり、そんなことをしながら両親の若いころのことを初めて聞いたり、私自身も普段の生活ではすっかり忘れている自分の子ども時代を思い出したりして結構楽しい介護でした。
とはいえ、母は始め、調子が良かったのだけど後半はめまいが日に何度も起こり、だんだんと気持ちが落ち込んでいったのでした。
本当にちょっとした体の変化が心を大きく左右するのですねぇ。
自分の20年後はこうなんだろうなぁと思いながらの介護でした。。。
帰りの飛行機からは瀬戸内海の夕暮れが美しく輝いていて印象的でした。
左は四国。右が岡山か兵庫あたり?
四国の上で一瞬夕日が金色に輝き、その後は低気圧のために雲が垂れ込めた中を飛行し、結構揺れたのでしたーーー
でも、私は飛行機が好きかな・・・
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名和 れい
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