
昨年4月、ボリビアに着いてすぐのころ、研修で滞在していた首都ラパスから日帰りで行けるというので、ボランティアのメンバーで行ってきた。チチカカ湖はラパスから北西へ車で3時間位のところにある。10ヶ月も前のことだけど、記録しておかなければと思い書いている。
ご存知ラパスは南米の屋根アンデス山脈の中にあって標高3650m、チチカカ湖はそのアンデスの中でも最も高い6000m級の山々に囲まれた標高3890mのところに広がる世界最高所の湖。富士山よりも高い所にある。もちろん、空気が薄いのである。
広さはもっとも長いところで190km、短いところで60km(8400k?u)、ざっと琵琶湖の12倍、言いかえると滋賀県の2倍の広さ、水深は134m。ペルーと国境を接していて、水面の8分の5はペルー領。残りの8分の3がボリビア領。ボリビア領にはインカ帝国の源流となったとされる伝説の島、太陽の島、月の島がある。
この湖の水は塩分を含んでいて、昔、ここが海だったことを表しているそうだ。こんな高い山の上が海?と地球の誕生まで思いをはせ、なんと大きなスパンで考えないといけないのかと驚かされる。
写真はボリビアで2番目に高いイリマニ山(6402m)をはじめアンデスの山々に囲まれたチチカカ湖