1万2000平方ｋｍもあるウユニ塩湖なので、100kmほど湖に入ったといってもほんの端のほうをうろうろしたに過ぎないのであろう。私たちの目的地ペスカド島から引き返すと、少し戻った所に、最近テレビでも結構紹介されるようになった塩のホテルがある。
塩を固めて作ったブロックで壁や床を作っている。中に入る時間がなかったが、テーブルやベッドもすべて塩でできているそうだ。もっとも身近にあって安価な塩を使って作っている。
塩のホテルというと私たちには珍しいもののように感じるが、塩しかない湖にホテルを建てるとなったら、目の前にふんだんにある塩を使うのはごく当たり前のこと、どんな場所でも時間でも人は身近なものを利用する知恵を持っているのだ。ジャングルに住む人がヤシの葉で家を作るように。
写真は塩のホテルとかき集められた塩の小さな山。
