ボリビア カミナンド記

世界最高所の湖・チチカカ湖 2

南米にはスペインが征服した16世紀以前に、インカ帝国が存在した。インカ帝国以前の文明をプレ・インカ(前インカ)というが、チチカカ湖の水辺には紀元前から文化が興り、人々が生活していたといわれ、プレ・インカがここにあったらしい。チチカカ湖から数10kmのところ、ティワナク遺跡ではインカの源流と見られる多くの土器などが発見されている。

チチカカ湖に浮かぶ「太陽の島」には、太陽の神が島に降りてきて諸国へ文明を伝える旅の出発地となったという伝説がある。実際、島は船着場から頂上までの傾斜地が段々畑に耕されていてかつての原始的な神殿跡もある。

チチカカ湖は塩湖であるにもかかわらず、島には不思議なことに真水が湧く泉が100数十段、階段を登った先にある。この島には今もアイマラ族がジャガイモ、キヌア(ボリビア高地の特産、粟のようだけどもっと滑らか、スープに入れるとおいしい)マメなどを作って生活している。

写真は太陽の島の段々畑とプレ・インカの神殿跡(左上)。下は水面。
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