こちらはヤマハのセミアコでSA700という機種。私が初めてエレキギターを買ったのは高校に入学した年でしたが、その時はレスポールのコピーモデルを選びました。
ただ、その楽器店にはセミアコも並べてあって、それが結構高くておまけに大きくて、そしてボディのf字ホールの隙間から中の配線が見えたのが凄く記憶に残ってます。
「ああいうギターを使うのはジャズの人とかプロだろう。」と勝手に思って、それでもあの配線の見える感じが頭から離れず、結局自分でもセミアコを買ったのはそれから約30年後。
このSA700があの時見たものと同じモデルなのかはわかりませんが、その1979年当時にはヤマハの主力モデルだったし、その店には本物のギブソンは置いておらず、ヤマハとかアリアのギターが多かったので、これかSA1000だった可能性は高いです。
それであらためて隙間を覗いてみると、確かに配線が見えます。
そして逆側のf字ホールを覗くとセンターブロックが確認できます。これは箱型のギターではありますが、ボディの中央にはセンターブロックと言って芯が通ってるわけで、二つのピックアップや弦を張るためのブリッジやテールピースもそこに固定されています。このセンターブロックには、隙間から手を突っ込むと触る事もできます。ボディエンドまでずっとあるようですね。
そして、このギターを実際に買ってみて思ったのは予想より重いということ。4kg以上あるので、私のレスポールと同じくらい。箱型とはいえあなどりがたし。材質はブナとカバだそうです。
もちろん中古で買ったのですが、当時の荷札が付いていて製造は1979年8月でした。ということは、このギターは45歳。ふ~む、やはりなかなかの貫禄ですね。私があそこの楽器屋で見たのと同年代というのも何かの縁でしょう。
ただし、電気系統とかネックとかあちこち調子悪いので修理に出さねば。隙間覗いてる場合じゃないですね。どうせ自分じゃ直せないし