今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

隙間を覗いてみよう>ヤマハ SA700

2024年11月06日 | ギターと楽器のこと

 こちらはヤマハのセミアコでSA700という機種。私が初めてエレキギターを買ったのは高校に入学した年でしたが、その時はレスポールのコピーモデルを選びました。

 ただ、その楽器店にはセミアコも並べてあって、それが結構高くておまけに大きくて、そしてボディのf字ホールの隙間から中の配線が見えたのが凄く記憶に残ってます。

 「ああいうギターを使うのはジャズの人とかプロだろう。」と勝手に思って、それでもあの配線の見える感じが頭から離れず、結局自分でもセミアコを買ったのはそれから約30年後。

 このSA700があの時見たものと同じモデルなのかはわかりませんが、その1979年当時にはヤマハの主力モデルだったし、その店には本物のギブソンは置いておらず、ヤマハとかアリアのギターが多かったので、これかSA1000だった可能性は高いです。

 それであらためて隙間を覗いてみると、確かに配線が見えます。

 

そして逆側のf字ホールを覗くとセンターブロックが確認できます。これは箱型のギターではありますが、ボディの中央にはセンターブロックと言って芯が通ってるわけで、二つのピックアップや弦を張るためのブリッジやテールピースもそこに固定されています。このセンターブロックには、隙間から手を突っ込むと触る事もできます。ボディエンドまでずっとあるようですね。

 

 そして、このギターを実際に買ってみて思ったのは予想より重いということ。4kg以上あるので、私のレスポールと同じくらい。箱型とはいえあなどりがたし。材質はブナとカバだそうです。

 もちろん中古で買ったのですが、当時の荷札が付いていて製造は1979年8月でした。ということは、このギターは45歳。ふ~む、やはりなかなかの貫禄ですね。私があそこの楽器屋で見たのと同年代というのも何かの縁でしょう。

 ただし、電気系統とかネックとかあちこち調子悪いので修理に出さねば。隙間覗いてる場合じゃないですね。どうせ自分じゃ直せないし


ひとりでできるもん>ウクレレへのストラップピン取付け

2024年11月03日 | ギターと楽器のこと

 ウクレレにストラップピンを付ける計画の第一弾が成功しました。対象のウクレレはこちらでFamousのソプラノタイプ。25年ほど前に買ったもので、チューニングがイマイチ合いにくいので最近は壁のインテリアと化しており、万一加工に失敗しても音さえ出れば特に気にしないという事情です。


 折角なので仕上げはキレイにしたいと思い、生まれて初めて電動ドリルを買いました。DIY初心者には必需品だそうで、今後活躍の機会も多い事でしょう。

 作業としてまずは採寸しボディのお尻中央部分に穴を開けたらこんな感じ。

 


 そして、取り付けるのはこちらのピン。ウクレレ専用となってます。


 果たして無事に装着できて、ピンのぐらつきも無し。割と長いネジだったのですがサウンドホール内には貫通せずです。お尻の中心部にはちゃんと芯というか、割と厚めの土台があるのですね。

 

 それで、これにて立って演奏するのが快適になったかというと、やはりソプラノタイプのウクレレの長さではネックが体の前に来てしまって弾きにくいです。さらに、このタイプのウクレレにピッタリのストラップは持ってないのでギター用だと長すぎたり。

 まあその辺も含めての実験だったので、次にコンサートタイプのものにまた装着すべく精進努力します。まずはストラップピンをもう一つ頼まねば。


ウクレレにストラップピンをつけようかと

2024年10月21日 | ギターと楽器のこと

 ウクレレ用のストラップというのがあって、それはネクタイのように首からベルト状ものを垂らし、先端の器具をサウンドホールに引っ掛けて落ちないようにする仕組みでした。

 が、それはあくまでも軽く支えていれば落ちないようにしてるだけで、両手を離すと裏返るというかやはり落っこちてしまうので、私は好みません。(一応持ってますけど。)

 そうなると、ギターのようなストラップを使うためにピンを着けるのが手っ取り早いかと思い、試してみることとしました。

 しかし、ウクレレは箱型なので木材が薄く、普通のストラップピンがちゃんと固定できるかと思ったら、こちらの底というかお尻の部分はちゃんと土台があるようです。サウンドホールから覗いても確認できました。

 ちなみにこのウクレレは25年ほど前に入手したもので、フェイマスというブランド。フェイマスというくらいなのでウクレレ界では有名ですが、国産で定価は1万円程度。これを持って人前で演奏する予定はありませんが、何がどうかというとストラップピンの穴あけの練習用にはちょうどいいかなあと。

 

 

 ということで、正しい位置に穴が開けられるように採寸し準備万端。そんなに硬い板ではなさそうなのでキリでも行けるでしょうが、安全を期してドリルで穴を開けることとします。さっそくドリル買ってこなきゃ!←いまここ


昭和51年の楽器事情

2024年10月15日 | ギターと楽器のこと

 先日は昭和51年4月に行われたコンサートの話を書きましたが、今回は同じ雑誌の広告から見る当時の楽器事情を考察します。

 グレコのエレキギターは4~5万円ですが、この年代の製品は今やジャパンビンテージといわれるようになり、状態が良ければ当時の定価以上、下手すると倍くらいの値段になることもあります。もちろん、当時から今の状況を推察することはできなかったわけで、結構手荒な扱われ方をしたケースも多いでしょう。

 

 そして、やはり高いのがキーボード。電子オルガン、シンセ、エレピのどれもが18万以上。ギターと違って自分の楽器を持ってる人は少なかったかも。しかも、この当時のシンセは多分単音しか出なかったはず。バンドやるのにシンセだけ持ってても、ソロしか弾けなかったのですね。それにしても高いなあ。

 

 そしてヤイリのギターは当時から高かったですね。ここにあるのはマーチンのコピーモデルですが、DY-45というのはD-45を意識したものでしょう。もしかしたら作りはこちらの方が丁寧だったりするかも。価格は半額くらいでしょうか。まあヤイリに20万出すならマーチンのD-18買うという人がいても不思議ではありません。別の雑誌の広告で見るとあちらは25万くらいだし。

 

 当時私は中一でしたが、我が家のフォークギターはグリーンスタンプを貯めて貰ったやつ。クロサワのでした。買えば多分1万円ちょっと。もう一本あった白いクラシックギターは母が知り合いから貰ってきたものでした。

 周りでもヤマハの1万円台のギターとかモーリスが多かったですね。ヤイリは夢のまた夢。マーチンなんて遠い異国の話でした。広告を見てた当時は「大人になって稼げるようになったら、こういうのも普通に買えるのかなあ。」と思ってたのですが、約50年経った今もヤイリもマーチンも買ったことなし。アコギはいまだヤマハとモーリスのユーザーです。フンだ。


弦の事を考えすぎると怖くなる

2024年09月21日 | ギターと楽器のこと

 ドラマ「問題のあるレストラン」で、口喧嘩してる際に「宇宙のこと考えすぎて怖くなれ!」というセリフがありました。確かに隕石が落下してくるとか、太陽が爆発するとか、考えすぎると怖くなることは色々あります。この辺は宇宙に詳しい人ほどそうなるのではないでしょうか。

 それで、私が怖いのがギターの弦のこと。明日のライブに備えて張り替えたのですが、あんな細い金属ですから切れたら怖いというのは常に思います。ただ、幸いな事にこのギターはもう15年ほど使ってますが、演奏中に切れた事はありません。大体切れるのはブリッジのあたりかと思いますが、今のブリッジもちゃんとリペア工房で調整して貰ったものですし。

 とはいえ、このギターはブリッジとテールピースが一体型で、1本だけ張り替えようとするのは結構手間です。ステージ上で次の曲が始まるまでに張り替えるなんてのは無理でしょう。その場合は対バンの人から借りるしかないかなあと。

 それで、もう一つはチューニングのこと。オクターブチューニングというのがあって、開放弦を弾いた時と指板上で弦を押さえた時のピッチのズレはどうしても生じます。そのためにブリッジの駒を前後させて調整しますが、これも全部ピッタリ合ったことが無い気はします。


 ある人が「チューナーの精度が良すぎていつまでもピッチが合わない」なんてつぶやいてて笑ってしまいましたが、考えてみればギターの場合は1本の音を上げると他の弦はほぼ下がってしまうので、そこを気にしてるといつまでも合わない感じはあります。


 おまけに張ったばかりの弦はどうしても伸びるので安定するまでに多少時間がかかるし、押弦の力でもピッチがずれることもあるし。ああ、考えれば考えるほど心配のネタが増える。


 ということですが、明日はこのギター持ってライブをやります。スペクトラムを敬愛するバンドが集まるイベント「トマトパラダイス」です。詳細は以下の通りですが、予約は不要なのでフラッとお立ち寄りいただければ幸いです。会場の弁天は飲み物だけじゃなく、名物焼きカレーをはじめとする食べ物のメニューもちゃんとあります。

 お越しの際は受付で「ReSPECTを見に来た」と言っていただければ幸いです。よろしく~。

イベント名:トマトパラダイス Vol.16
2024年9月22日(日)
会場:新中野・ライブカフェ弁天
     東京都中野区本町4-39-4 TNビル B1F
16時30分開場 17時開演(終演は20時過ぎを予定)
チャージ:¥2,000+1d(¥600) 合計 ¥2,600
出演:
coMatta Ichiro Band
PILAFF
ReSPECT


初めてのレンタルギター

2024年09月19日 | ギターと楽器のこと

 先週の土曜は都内でバンドの練習がありました。移動は毎回電車で、普段はギターとエフェクターを抱えて行くのですが、今回は終了後尾崎亜美さんのライブを見に行く関係でどうしようかと。

 昔は大きい駅だと手荷物預かり所があったように思うのですが、今やそんなものはありません。20年ほど前に横浜でギターを預けるところを探したけどなかったので、その時は担いだまま家族の観光に付き合いました。ギター担いで歩くのも疲れますが、混雑したエレベーターだとかなり気を遣ったし。今回の会場にコインロッカーはありますが、ギターが入るサイズなんてないですしね。

 それで、考えてみれば「そっか、ギター借りればいいんだ。」と。練習スタジオでは、ギターが壁に吊るしてあるのをよく見かけますので。それで今回スタジオを予約するメンバーに依頼したところ、リストが送られてきて借りたのがこちら。

 普段ギブソン系ばかり弾いてるので、レスポールタイプがあればと思ったのですが、今回はストラトタイプかテレキャスターしか選択できませんでした。で、折角なので弾いたことないの試そうとテレにした次第。

 こちらはテレはテレでもデラックスで、ハムバッカーが二つ付いてます。見た目は結構かっこいいですね。以下備忘録としてのメモです。

・案外軽いがネックはちょい太めの感触。
・ストラップは装着してあり外れないようにロックしてあった。
・クリップチューナーもついてたけど使い方わからず。
・シールドも1本あり。
・オクターブチューニングは甘め。
・弦高は低め。ちょいビビリ気味。
・いつもの音量だと歪ませたときにハウる。

などなど。チューナーはどうやって電源入れるかわからなかったので、自分のを使いました。

 ストラップは間違って持ち帰られないようにすることと、落下防止の意味もあるのでしょう。これは気が利いてますね。知ってれば持って行かなくてすんだものを。

 ギターが軽かったのもありますが、2V、2Tでトグルスイッチの場所もレスポールと同じなので、操作性は良好。2弦、3弦あたりのオクターブピッチが甘かったのですが、弦が多少古かったのかも。まあ、借りられるかどうかわからないギターのために毎日張り替えてることはないでしょうから仕方ないでしょう。

 自分のギターにするんだともうちょい弦高を上げたい感じではありましたし、レンチ持ってればできたのですが、持ってたとしてもそこまでの時間はないですしね。他人のギターだったり店のを弾く時に一番気になるのは、エレキギターの場合弦高ではないかと思われます。

 あとは、フェンダーのテレキャスターなので多分ロングスケールですね。特にテンションはきつくなかったし、弦も09-42かな?という感じでソロは普通に弾けました。ただし、ネックの太さというか厚さも相まってずっとセーハでハイコード押さえてたら結構手が疲れました。私は細めが好きなのでそこは仕方ないです。

 肝心の音の方ですが、録音を聞いてみたらコード弾きはいつもと違和感なし。マルチエフェクターでいつもの通りのソロの音色にしたら瞬時にハウったので、今回はSD-1だけにしたのですが、それでもハウり気味だったのでそこは難しいですね。

 ということで、いざという時には使えるとは思いました。なによりエフェクターバッグだけ持って電車に乗るのは快適。人混みでもサクサク歩けますし。今回は1時間200円だったので、弾いてみたいギターを見かけた時にも使えるかも。今回テレにしたので、次のPRS弾いてみたいですわ。ま、自分のギターじゃないと練習にならんという部分はあるにしても。


田中一郎のギターアッパーカット2で学んだのに!

2024年08月30日 | ギターと楽器のこと

田中一郎のギターアッパーカット2。『弦の張り方をアッパーカット!』Part1。田中一郎流、弦の張り方指南「ノーマルなギブソン・タイプ編」!

 

 今週末もバンドのリハで、来週末はいよいよ定禅寺ストリートジャズフェスティバルの本番。そうなると弦を張り替えておきましょうと作業しました。

 以前は自己流というか適当というかその都度巻き付ける長さが違うような張り方だったのですが、何しろ今は田中一郎ギターアッパーカット2で学んだので、キチンと張れる自信はあります。

 そして私のギターはこちら。ヘッドやペグは通常のギブソンタイプですが、ブリッジがテールピース一体型なのでちょいとややこしいやつです。

 以前は張り替える時に6本全部外してやってたのですが、その際には当然ブリッジが外れてしまいます。で、動画で学んだ通り今回は3本ずつ外してやることに。たしかにこれだとブリッジが固定されたままなのでやりやすいですね。一つ利口になりました。

 その後、動画で学んだ通り長さを調節してフンフンと鼻唄混じりにまずは1弦を張ったところ、なんか変な感じ。

 よく見たら、先に3弦まで全部ブリッジの穴に通しておいたところ、最初に引っ張っていたのが2弦であって、それを1弦のペグに巻き付けてしっかり張ってしまったのでした。これをほどいて再度張り直すわけにはいかず、弦は買い直すことに。ああ、私ったら…。油断があったのでしょうね。

 ということで、弦を張る時はしらふでやりましょうという話。まあ、そりゃいかんわ。


ZO-3をあらためて眺めてみる

2024年07月27日 | ギターと楽器のこと

 

 ZO-3というのはアンプとスピーカー内臓のエレキギターで、フェルナンデスの大ヒットモデルなのはご存じの通り。発売は1990年で一説によると世界で一番売れたギターだとか。当初はそこまでのヒットになるとは予想していなかったメーカーが、発売後に慌ててゾーサンしたのは間違いありません。(ベタなネタ)

 我が家にも一台ありますので久しぶりに引っ張り出してきました。入手したのは25年ほど前。オリジナルのZO-3はシンプルな仕様だと思いますが、私のはノーマルとディストーションサウンドの切り替えスイッチがありアームも付いてます。「芸達者」というモデルのようですね。

 

 これの基本スペックとしては、ショートスケールで弦長は約610mm。ムスタングやジャガーと同じスケールなので純正の弦を張ってもテンションは緩めです。

 ヘッドはこのようになっており、デザイン重視なのでしょうがチューニングの際にペグの位置がわかりにくい感じがあります。また、先端に行くにしたがって広がってるのでナットにも負担がかかっている印象もあり。ちなみにナットは約42mmくらい。ショートスケールですがネックは極細というわけではありません。

 

 ヘッドの裏にストラップピンがありますが、私はここに引っ掛けると安定しない気がして、立って演奏する際には普通のフォークギターのようにひもで結ぶタイプのを使ってました。皆さんどうしてるのでしょう???

 

 ボディとネックはデタッチャブル式で、このように4本のネジでしっかり固定されています。スピーカーの重さがあるのでネックに比べてボディは重いです。重量は約3kg。電池は9Vのバッテリーを1個使います。

 


 アームがあるので裏にはこのようにスプリングもあって、弦の張り方は普通のストラトと同様。裏ブタを外さなくとも弦交換はできます。

 個人的には立っても座っても弾きにくいという印象で、特に自宅でこれを持ってスケールやピッキングの練習をしていると空しさを感じたり。まあ主に宴会でしか使ってないのですが、同じような用途の人が多いのではないでしょうか。普通にアンプから音を出すこともできますが、実はそれ用のケーブルを使うとセンドアンドリターンの機能も使えて内臓スピーカーからエフェクターを通した音も出すことができます。不思議ですね。

 久しぶりに出して来たら純正ギグバッグのファスナーが壊れてて、持ち歩けなくなってるのが発覚しました。可愛いギターなので売りはしませんけど当分使う場面はありませんので、我が家では今のところ観賞用ですね。


フェルナンデスはどうなる?

2024年07月22日 | ギターと楽器のこと

 フェルナンデスが倒産するらしいというニュースが流れてきました。実際に会社のサイトで「複数の債権者に対して、相当額の債務を負担しており、事業の継続が不可能な状況となった」と発表されています。

 フェルナンデスはギターのメーカーで色々な製品がありますが、ZO-3というアンプ内蔵ギターが大ヒットしました。私でも持っているくらいですし。

 あとはストラトキャスターのコピーモデルの評価が高く、知り合いでも何人か持ってる人がいました。ある知り合いなどはたまたま買ったのが凄くいい音だったので軽音の先輩から「譲って欲しい」と懇願されたほどだったとか。

 また、BURNYというブランドではレスポールなどのギブソン系のコピーモデルも出してて、甲斐バンドの大森信和さんのデビュー当時の使用機材に「バーニーレスポールジュニアTVモデル」という記載もありました。

 いわゆるジャパンヴィンテージとしても取り上げられることの多いメーカーですが、80年代にはB.C.Richのコピーモデルも出してました。Eagleのコピーモデルは私も探してたのですが、グレコやアリアのに比べると中古市場でも見つかりにくいのと高価だったのは、元々出回ってた本数が少なかったためでしょうか。まあまだあきらめてはいませんけど。

 いずれにしても老舗メーカーがなくなるという話は寂しい限りです。ギターは弾かなくとも眺めてるだけで楽しめるので、若い人や学生さんはもちろん、若い頃憧れてたけどそのままチャレンジする機会がないまま今に至るという高齢者の方も是非買ってみて下さい。今は様々な動画もあって、初心者にもやさしい世の中になってるように思います。

 とにかくギター市場を盛り上げましょう。これ以上メーカーがなくなるのは困ります。


両手両足を使う楽器

2024年06月23日 | ギターと楽器のこと

 楽器で両手両足を使うのはドラムが代表的かと思います。ドラムでなくてもサルサのパーカッションの人でティンバレスを叩きながら足元にバスドラを置いてる人もいますね。

 ドラマーを正面から見ると、あのバスドラの仕組みがわからなかったので、昔はつま先で蹴ってるものだと思ってました。で、ある日通販の広告でドラムセットの写真を見て「あ…」と。

 他に両手両足を使う代表はエレクトーンでしょう。あれも正面から見てると鍵盤弾いてるだけのように見えますが、右足はペダル(ボリューム?)を踏んで、左足はベース音を担当したりしてます。常人にはできませんね。

 ただ、あの足鍵盤は他の楽器で使う人もいるようで、人数の少ないバンドではキーボード奏者が使ったり、中にはギタリストやベーシストがシンセの音を割り当てて飛び道具的に使ったりしてるようです。わたしゃ絶対できませんけど。

 ギターでは、太田裕美さんのバンドのギタリストが足首に鈴を着けてリズムをとってたのを見ました。ギター二人とピアノだけの演奏なのにどこかから鈴が聞こえると思ったら、そのギターの足元だったと。あれもなかなか効果的です。私はできませんけど。

 そして、最近知ったのですがスチールギターも両手だけじゃなく両足を使うようですね。本格的なモデルを見ると、弦が10本あるだけじゃなく、そのうちの何弦かをベンドするペダルと膝で押して操作するレバーもあるとか。実際に両足を頻繁に使うかはわかりませんが、うまくやると2弦同時にベンドできるわけで、今どういう弦の並びになってるか瞬時に判断せねばならんというと手足より脳が忙しそう。

 スチールギターの名手が案外少ないのはその辺に原因があるのかもしれませんね。この点、スチールギターの奏者は認知症になりにくいとか、逆にストレスで寿命が短いとかいうのを調べれば夏休みの自由研究はバッチリでしょう。私もスチールギターやってみたいけど、ペダルがずらっと並んでるを見るとセッティングとチューニングが大変そうと思って怖気づいてしまう屁タレです。興味はずっとあるんですが。