今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

2024年 今年見たコンサート

2024年12月28日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 今年は結構いろんなところでいろんなライブが見られました。緊急事態宣言の頃には考えられなかったことで喜ぶべきことです。まだまだ油断できない世の中ですが、その中でもチャンスを逃さず出かければ貴重な体験ができますね。

 ということで、今年見たのは以下のライブです。


4/6  甲斐よしひろ 10th Anniversary Billboard Live 2024 go EAST(ビルボードライブ東京)
4/8  尾崎亜美 CONCERT 2024 at Billboard Live YOKOHAMA
4/13 薬師丸ひろ子コンサート (EX THEATER ROPPONGI))
5/12 岩崎宏美コンサート2024 (東京国際フォーラム ホールC)
5/29 伊藤蘭 Special Premium Live ~Don’t Stop The Music!~ (EX THEATER ROPPONGI)
7/15 石川ひとみ Acoustic Live with Strings at COTTON CLUB
9/14 尾崎亜美コンサート2024 at EX THEATER ROPPONGI
9/15 石川ひとみライブ at Billboard Live 横浜
9/19 伊藤 蘭 ~Over the Moon~ コンサートツアー 2024-2025(大宮ソニックシティ 大ホール)) 
10/3 イルカ with Friends Vol.18 at ウエスタ川越
11/9 イルカ&尾崎亜美ホームメイドコンサート at 神奈川県民ホール大ホール
11/29  石川ひとみ Premium Live 2024 at 羽田ティアットスカイホール


 上記のうち、初めて生で見たのが甲斐よしひろのソロと岩崎宏美。(甲斐バンドは見た事あります。) どちらも貫禄のステージで圧倒されました。岩崎宏美さんはヒット曲多いだけあって前半後半にそれぞれヒットメドレーがあり、ステージ構成も万全。しっかりオチのあるMCもさすがでした。(当日のレポはこちら。

 薬師丸ひろ子コンサートは当日見たものが今週ブルーレイで届いたので、あらためて見ることができ、こういうのもいいですね。クオリティの高いステージだったのを再認識しました。

 尾崎亜美さんはビルボードで見て、EX THEATER ROPPONGIではバンドでのソロコンサート、ウエスタ川越でイルカWithフレンズでのゲスト、神奈川県民ホールでのイルカさんとのジョイントなど4回も見られました。様々なスタイルで見られたので満足です。ライブハウスでもいいですし、来年はバンドでのソロを複数回見られることを願います。

 伊藤蘭さまはEX THEATER ROPPONGIでのSpecial Premium Liveのステージセットが凄かったです。そしてテープ投げも体験しましたが、個人的にはあれはもういいかなあと。なにしろ緊張してあれこれ集中できないので。(当日の顛末はこちら。

 そして今年は大宮ソニックシティでも見られました。こちらは2列目でしたがあそこはステージと客席の最前列が近いので何回も蘭さまが目の前に来てくれて、見つめられた時には心臓が止まりそうになりました。(なお、見つめられたというのは本人の思い込みによるところが大きいです。) この人は毎回見るたびに「今回のが一番いい!」と思わせてくれるのがプロフェッショナルだと思います。

 石川ひとみさんも3回も見ることができ、それぞれスタイルが違うライブでしたが圧巻は羽田ティアットスカイホールでのPremium Live。ああいうセットリストで来るとは思いもしなかったので、本当に驚きかつ堪能しました。今年見たステージでは歌の部分だけでいうとベストパフォーマンスかもしれません。(当日のレポはこちら。


 とにかくいろんなステージを見に行くことができて幸せでした。こうやって見るためには自身の健康も重要だし、費用をねん出するためには働かなければならないのでそのためにはやはり健康が重要。おまけに今の世の中何がおこるかわからないので、チャンスは逃さずというのを心がけて今後もあちこちに行きたいと思ってます。

 ということで、来年も素晴らしいステージパフォーマンスに出会えますように。


「これだ!」というライブ映像があれば持っておきたい

2024年10月19日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 映画は何回も見るという事は滅多にないですし、そもそも自宅のテレビで見ると魅力が半減以下と感じます。なので、DVDやブルーレイで見るのはもっぱら音楽ライブとなります。

 好きな歌手やバンドでは、実際にライブを見た事がある人もいれば映像でしか知らないケースもあります。映像作品の場合は、できるだけ歌手本人の調子のよかった日のものが収録されているケースがほとんどでしょうが、一度きりのライブというとそういうわけにもいかないでしょう。

 そして、映像作品になった場合には本人のパフォーマンス以外にも、当日の演出や照明、選曲、ステージセット、音質など様々な要素で満足度が変わります。(もちろん、これは生で見た場合もそうですが。)

 それで、私はご覧の通りいろんな映像ソフトを持っておりますが、LDもまだプレーヤーが現役なのでたまに見ます。実際見てすごく気に入るものもあれば「なんかちょっと…」と思うケースもあります。(ちなみに画像で並べているものは一部です。)

 

 それで、これまで買ったディスクの中で「この人ならこの映像」というのをリストアップすると以下の通り。


尾崎亜美:Natural Agency Live
甲斐バンド:THE BIG GIG
伊藤蘭:Beside you & fun fun Candies! 野音 Special!
石川ひとみ:45th Anniversary Concert ~笑顔の花~

 

 どの方も複数の作品がリリースされていますが、今までに出てるものの中で私ならこれが特に良いと思うというものです。見た人それぞれで意見の相違があろうかとは思いますが。

 既に解散したグループでは、残念なのがスペクトラム。映像作品が二つありますが、渋公のライブは曲目が少ないのとカメラワークが少々不満。もっとメンバーの動きが見たいのに、そこの捉え方が不十分。そしてラストの武道館公演は元々ちゃんと映像として発売しようとしたのか記録用なのか不明で、ちゃんと入ってない曲があったり、カメラも「どこを撮影してんの?」というのが多くて不満。画質も音質も良くないし。

 

 上々颱風は大好きで、このLDも映像がキレイだし音も結構いいのですが、1993年くらいにNHK-BSで放送された上々颱風祭りのライブの方が断然良かったです。曲も多かったし。

 憂歌団も貴重な映像作品ですがこれはあんまり。WOWOWで日比谷野音のライブが全編放送されたことがあって、それはVHSで録画したのですが凄くよかったです。断然あっちの方が見ごたえありました。

 薬師丸ひろ子は何枚か持ってますがどれもいいですし1枚は選べず。八神純子は1枚しか持ってないのですが、それもすごくいいです。多分他のもいいかも。

 と、そんなこんなですがテレビでもNHKのBSやWOWOWなどでこれまで見たことなかった洋楽アーティストのライブも見られたりしますし、そこはありがたい時代です。結構いっぱい録画してあるので一度整理せねばとは思ったりしてます。ま、ドラマばっかり見ててなかなか手が回りませんけど、早いうちにやっておかねばなりませんね。

 

 そういえば、音楽のライブだけじゃないのも色々ありますね。あれこれ見始めたら何もできなくなってしまう…。


やはり32bitフロート録音の時代が来たようです

2024年10月07日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 以前、ZOOMの新しいハンディレコーダーH1essentialを導入したことを書きましたが、やはり世間では評判になっているようです。

 私は6月から使用開始し、大音響の現場でも音割れしないのと音質がいいこと、軽くて扱いも簡単なことから大変気に入っており、ちょっと前にあるバンドのメンバーにも紹介しました。

 その人は以前からエディロールを使っていましたが、録音レベル設定不要でも音割れしないあたりを説明したところ興味津々。で、「音はどうなの? ZOOMくさくない?」ですと。

 なるほど、エディロールだったりTASCAMのユーザーだったりする人はZOOMの音質にクセがあると思っている様子。ただ、実際にその日の録音データを送ったところ思うところがあったのでしょう。

 先日のライブの際に、私が録音用に自分のレコーダーをセットしようとしてたら、その人もH1essentialを取り出して嬉しそうに「買った」と。今はH2essentialという上位機種も出たのですが、なんとその人はZOOMのサポートに電話してH1とH2の違いをあれこれ聞きだして、H1essentialで十分と判断したのだとか。凝り性の人は違いますね。

 という話をしていたら、別のバンドの人もH1essentialを持って来てて、なんと3台並ぶことに。私のはH2のスタンドを取り付けてたので判別はできますが、今後はなんか目印をつけておかないと間違いがおきますね。

 10年ほど前のライブでは、ZOOMのH2というレコーダーが3台並んで記念撮影した事もあったのですが、安くて軽くて音質が良くてレベル設定も不要なんていうと、もう今後は32bitフロート録音全盛の時代になるのでしょうね。

 それで、実際のライブの録音音質がどうだったかというと、今回ライブハウスのPA卓自体が入れ替えになったとか。お店のPA担当の人が「音良くなったでしょう~。」と言ってて、確かにクッキリとメリハリの良い感じになった気もしましたが、私の場合は素人なのでそこはあくまでも感覚だけ。

 なので、録音データ自体での比較はできず。まあメンバーは同じでも、曲も違えば機材もちょっとずつ変わってたりするので、その辺はわかりませんわね。とにかく興味を持った人は「32bitフロート」で検索をどうぞ。


まずは尾崎亜美コンサート2024から

2024年09月14日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 今月は音楽三昧です。まず今日はEX THEATER ROPPONGIで「尾崎亜美コンサート2024」。亜美さんは4月にビルボードライブ横浜で見てますが、今回はバンド編成でのフルサイズのコンサート。年に一度くらいしかソロのステージが見られなかった時期が続いたので、この状況は喜ぶべきでしょう。ここの会場は音もいいですしね。

 バンドのメンバーは以下の通りの素晴らしい面々です。レジェンドたちの演奏をバックに亜美さんの歌をタップリ聞いてきます。

林立夫(Dr)
小原礼(B)
鈴木茂(G)
是永巧一(G)
住友紀人(Sax & Key)
Aisa(Cho & A.G)

 そして明日15日(日)はビルボードライブ横浜で石川ひとみライブ。石川ひとみさんは7月にコットンクラブで見てますが、その際はピアノと弦楽三重奏だけのアコースティック編成でした。今回のバンドは以下のメンバー。

斉藤哲也(Pf)
山田直毅(Gt)
園山光博(Sax, Fl)
元田優香(Perc)

 今回ドラムとベースはいませんが、ひとみさんのステージではお馴染みの腕利きのミュージシャンとのパフォーマンスが楽しみです。このメンバーなら過去のアルバムのどんな曲でも演奏できそうで、何をやるかは想像もつきません。


 さらに来週19日(木)には、大宮ソニックシティ 大ホールにて「伊藤 蘭 ~Over the Moon~ コンサートツアー 2024-2025」です。蘭さまは5月にEX THEATER ROPPONGIで「伊藤蘭 Special Premium Live ~Don’t Stop The Music!~」を見てまして、その時がパフォーマンスもステージセットも素晴らし過ぎたので、「次も絶対見たい!」と思いました。

 今回も見られるので楽しみで、凄く前の方の席が当選したのですが端っこなのでやや微妙。大宮ソニックシティは20年ぶりくらいですが、その後リニューアルしてるようですね。

 とにかく好きな人たちのステージを生で見られるのが続いて楽しいです。暑い日が続きますが、私のハートも熱い日々が続きます。自分のバンドのライブも今月は2回あるし、今日もリハあるし。


レーザーディスクの時代はもう来ないのか

2024年09月10日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 本日の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のメールテーマは「使わないけど捨てられない」。それで来たメールが「レーザーディスクが捨てられない。」というもの。

 何しろレーザーディスクと聞いただけで小島慶子が爆笑してたから、あの人は持ってなかったのかも。メール主は「ユーミンのとか色々ありますが、もう機械が無いので見られないし、レコードと同じサイズで結構かさばるけど捨てられない。」とのこと。

 大竹まことは「そういえば竹中直人のとこにいっぱいあった。」というコメントをしてて、確かにあの人はLDの宣伝記事にも出てましたね。若大将シリーズの映画を見る企画などで。

 それで、メールの最後の「もうレーザーディスクの時代は来ないでしょうか?」に対しては「断言する。来ない!」ですと。そらまあそうでしょうね。

 我が家はそこそこLDがあって、機械もちゃんと動くものを3年前に買ってまだ現役。その時点で製造は中止されてたのでもちろん中古ですが、トレイの駆動ベルトは新品に交換してあるという物です。

 私が最初にLDプレーヤーを買ったのは1988年ですが、現在ので4代目。初代は店頭の展示品処分、次が新品、次が中古、そして今のも中古。先代のを買った時はまだ製造してたのでしょうが、もうブームは完全に下火だったので中古が安価で買えました。

 LDプレーヤーが壊れるのは色々原因があるようですが、あれだけ重いディスクを扱うのでトレイの駆動ベルトが原因の事も多い様子。

 先代の機械までは黒い筐体でしたが、そのタイプはもう直せないのだとか。今のはご覧の通りシルバーで、それはギリギリ修理可能だそうです。


 まあ今やDVD、ブルーレイの時代ですので、画質と音質は比べるべくもなく、LDでしか出ていないものを見るのが正しい使い方ではないでしょうか。トップ画像にある上々颱風のもDVDは出てないはず。また、少なくともこちらの尾崎亜美映像作品二種はDVDでは出てません。

 

 何しろVHSだと経年でテープがよれるのと毎回巻き戻すのが面倒なので、音楽ライブはLDに限ると思ってました。当時はVHSより画質も音質も良いと言われてたし。

 そしてこちらはDVDでも出てるかな? まあジャケットが大きいのがLDの魅力。


 そして「映画派と音楽派に分かれる」と言われてた時代に、私はこっちにも凝ってました。いろんなとこに金使ってたなあ。

 LDは家族の趣味で買ったものも含めてまだまだあるのですが、LPレコードと一緒に保管してるので探しにくく、なおかつ置き場所がエアコンのない部屋なので暑い時期は捜索作業が困難。LDは置き場所の問題もありますよね。むぅ~。


ふ~む、サイモン&ガーファンクルですか>アナザーストーリーズ

2024年09月05日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 NHKの「アナザーストーリーズ」でサイモン&ガーファンクルのセントラルパークでのコンサートの話を見ました。ご存じ1981年9月に行われた伝説のコンサートですが、当時二人が解散状態であったこと、セントラルパークが荒廃していたことなど、知らなかった事だらけで興味深かったです。

 そもそもこの二人が活動停止したのは1970年だそうで、当時私は小1。それはまあその年代で「サイモン&ガーファンクル最高!」って言ってたらおかしいわけで、中学生の頃でもこの二人の歌というと「コンドルは飛んで行く」しか知りませんでした。これが入り口というのは、初めから間違えてたといえましょう。この曲は教科書に出てたのかも。いずれにしてもロックじゃないので当時は興味なかったです。このセントラルパークのコンサートの頃でもどっちがポールでどっちがサイモンか知らなかったくらい。(軽いボケ)

 ただ、大人になって聞いてみると結構いい曲あるしハーモニーは絶妙ですね。聞いてみようかと調べてみたら、Spotifyにはアルバムいっぱいありますね。もちろんこのセントラルパークでのライブも聞けます。今から聞いてファンになってしまうかも。

 以前に読んだインタビューで、憂歌団の内田勘太郎さんはシカゴブルースを聞き始めた頃に、学校に紙袋にギターを入れて持って来ている生徒を見かけ、それが木村さんだったとか。

 ギター弾くんだと思って話しかけ「何が好きなん?」と聞いたら「ブラザース・フォア聞いてる」というので、「そんなんしょうもないやろ。」と言いつつ「レコード借りたら結構良かったりして(笑)」と語ってました。

 なので食わず嫌いはいけませんね。そういえばブラザース・フォアもスカボロフェアやってました。あの人たちは実際の兄弟ではないようなので、芸風といい阿佐ヶ谷姉妹の元ネタなのかもしれません。(意見には個人差があります。)

 ということで、この放送は9月6日(金) 午前11:15からNHKBSで再放送あります。興味持った方は是非どうぞ。ちなみに歌はそんなには聞けません。


ああいう風になってないだろうかと

2024年08月23日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 社会人になって2年目くらいのこと。会社の寮で渡辺みさっちゃんのライブビデオを見てたら1年先輩の社員が来て「ふ~ん、こんな子おるんか。この子もべっぴんさんやったら売れるんかもしれんけどな。」ですと。

 かなりムカッと来たので、ヒット曲連発してることや既に単独で西武球場ライブを連続で成功させていることなどを説明しましたが、「俺はこの子が売れるとは思わん。」「俺の知らんもんはあかん。」という態度で聞く耳持たず。そもそも普段の行動からして人としていかがかと思う事も多かったので、まともに相手にするのはやめました。

 まあ趣味は車とギャンブルというタイプで特に音楽に興味はなさそうだったし、その人にとってはザ・ベストテンのような歌番組に毎週出るルンルン歌手こそが流行歌手という認識だったのでしょう。当時のベストテンの常連はというと、南野陽子、おニャン子一派、中森明菜、荻野目洋子などなど。そういう人しか眼中になかったものと。

 翻って現在の自分を見ると、あの時のあの人のようになっていないだろうか?と思う事があります。自分が知らなかった新しい歌手やバンドが出てきて武道館やアリーナ公演、東京ドームとか聞いたときに、曲を聞きもせず「なんでこんな人らが」という感想を抱いたりするので。

 世の中にはいろんな音楽があって、それを好きな人もいますから「そんなもんは知らん!」「どうせ今のノリだけでろくでもないものだろう」とか決めつけるのはいけませんね。今はサブスクもありますしちょいと聞いてみてから、自分でいいかどうか決める姿勢も必要ではないかと。もちろん興味なければ聞かない代わりに口も出さないという選択肢もありますけど。

 ところで、10年ほど前に会社の飲み会で二次会がカラオケになったときのこと。私は50代、他はみんな若くて一番上でも40歳くらいで合計8人でした。20代も2~3人いたと思います。

 その時は若い社員が最近のヒット曲を歌うのを聞いてるだけで、別に機嫌悪そうにしてたわけではないのですが、その40歳くらいの社員が気を遣って「井上陽水だとどうですか?」とか「小田和正ならいいでしょう?」とか言ってきました。

 なので「俺は別に昔の曲ならなんでもいいと言ってるわけじゃないし、最近の曲は知らないだけで全部ダメとも言ってない。単にロックじゃないものが好きじゃないだけ。」と説明しました。とはいえ、そのままずっと黙ってるのもなんなので、その時は「イムジン河」を歌いました。まあ「悲しくてやりきれない」ではなかった程度に大人ではあったと。

 そういう経験もありますが、最近のヒット曲でも割といいと思うものもありますし、特に誰とは言いませんがテレビでライブを見て結構気に入ったバンドもあります。やはり打ち込み中心でアニメ声のユニットよりは、バンドのビートを感じられたりボーカルに熱さがあるようなのが好みですね。

 ということで私だって、オフィシャル髭男爵とか、キング・グーグー・ガンモとか、Mrs.ゴールデンアップルとか緑黄色野菜とか最近流行ってるものも知ってます。ワイルドだろぉ~。


ライブレストランのメリットを考える

2024年04月11日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 最近ビルボード東京と横浜に続けて行ったのですが、都内のライブレストランというとコットンクラブというのもあるそうです。昨年秋にビルボード横浜でライブを行った石川ひとみさんが、この7月に今度はコットンクラブに出演するという告知がありました。

 このお店の事は名前を聞いたことがあった程度ですが、サイトを見る限りはビルボードと同様の形態のようですね。いわゆるライブレストランとしては、都内では知る限りでは老舗のブルーノート東京やブルースアレイもあって、それぞれどれくらいの規模かとネットで調べてみました。(あくまで検索で見ただけです。正確ではないかも。) 

 それによると、

ビルボード東京 300
ビルボード横浜 300
コットンクラブ 180
ブルーノート  400
ブルースアレイ 130

とのこと。

 コットンクラブは客席数としては少ないですが、店のコンセプトとして天井が高くそれぞれの席も余裕を持って配置されゆったりしているとか。それぞれお店の特徴を出しているのですね。

 どれくらいの規模が見やすいとか居心地が良いとか、どこまでの金額なら行けるというのは人それぞれですが、最近こういうライブレストランのメリットを感じる事例がありました。

 というのも、同年代の友人をあるライブに誘ったところ、もう何年もコンサートには行っていないとのこと。聞けば体調の問題があって、2時間大人しく座っていることには不安を感じると。

 それで思い出したのが70代の知人の話。その方はトイレの不安があって2時間座っていられず、もう劇場では映画を見られないとの事。映画好きな人でしたが、完全に割り切ってDVDで自宅観賞してました。

 それを考えると、ライブレストランの場合は1回の公演時間が短く、隣や後ろに人がいない席や出口に近い場所を選べば、万一トイレに行きたくなっても安心。1時間半くらいなら大丈夫かもしれないし、何より人に迷惑かけずトイレに行けるという安心感があれば落ち着いて座っていられるかもしれません。

 なので、コンサートホールがいいかライブハウスがいいかライブレストランがいいかという話でなく、アーティストの方には幅広い客層に対応できるよういろんなところで公演を行っていただきたいと思う次第です。

 なお、私が主に出かけるのは音楽のライブなので、観劇とかスポーツ観戦、歌舞伎や能を見に行く場合はまた違う悩みがあるのかもしれませんね。

 なんにしても、2時間のコンサートがきついという人には、ビルボードやコットンクラブでの2ステージ制のライブは紹介しやすいです。それを考えると、都内にもライブレストランはもっとあってもいいですね。キャパや雰囲気が様々違えば、やる方もそれぞれに合わせた演出を考えるでしょうし、見る方も新鮮な気分で行けますしね。


全国ツアーというと

2024年03月24日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 パラシュートというバンドがコンサートをやった際、斉藤ノブさんがMCで「俺たちは北は北海道から南は九州まで、全国(急に小声で)5か所を…」と言ってウケてました。今なら5か所というと立派な全国ツアーのような気がしますが、やはり一般には全都道府県を回るというイメージでしょうか。

 それで、考えてみると札幌、東京、名古屋、大阪、福岡で5か所。やはりこれではちょいと物足りません。昔、金沢であるコンサートを見た際、そのバンドが「次は全国五大都市でやります。ただ、金沢は六番目なので…。」と言っててガックリしたことがあります。まあ、どう考えても金沢は六番目ではないでしょうが。

 それで、上記の五つに加えるとすると仙台、広島など。これで7か所。追加するとなると横浜、新潟、京都、神戸、金沢、沖縄。ただ、東京があると横浜は近いし、大阪があると京都、神戸は近いかも。あとは四国を加えたいところですが、あそこは難しいですね。たとえば一か所選んで高松にしたとしても、実際九州とか広島に行く方が近い地域もあるでしょうし。

 あとは、適当なキャパの会場を探したり、その都度PA機材を手配したりする手間を考えると、手っ取り速いのはビルボードライブが全国にもう何か所ができるといいような気がします。別にビルボードでなくとも、同じように雰囲気が良くて設備の整った会場であれば、ステージセットがどこも同じでPAと照明も同じ感じでできて、ミュージシャンは楽器だけ持ってセットリストを考えることに集中できそうだし。

 まずは札幌、仙台、名古屋、広島、福岡などに作れば、全国ビルボードツアーというのが流行るかも。その後、金沢、新潟、神戸あたりも。そうやって夢は広がりますが、当然夢見るだけです。私がビルボードが結構好きなだけで、もっとステージが大きい会場でないと燃えない人もいそうだし。

 首都圏や東名阪でしかライブをやらないとなかなかファンのすそ野が広がらないし、イベントで地方に行く機会があってもちゃんとしたホールやライブハウスでないと、魅力が伝わりにくいということがあります。イベント広場とか野外ステージだと照明とか舞台演出で魅せる要素も減りますしね。キャンペーンで顔を見せるだけじゃなく、ちゃんとしたライブを全国でやりたいと思う歌手も多い事でしょう。

 そうやって地道にライブハウスで積み上げて行って、徐々に大きいホールでやって最終的にはドーム公演も可能になるかも。そういえば何年か前にみちのくプロレスが「ドームツアー敢行」と言ってて「おおっ!」と思ったら、「○○町多目的ドーム」とかそういうので大笑いしたことがあります。雪国では冬場でもゲートボールができるような施設作ってるところが結構ありますしね。

 ただ、東京ドームとかいうと普通にコンサート見るには大きすぎる感があります。何人くらいのホールが一番楽しめるかというのは、バンドだったり歌手だったりの特性によるのですが、その話はまた別の機会に。


歌詞カードへのミュージシャンのクレジット有無の件

2024年03月15日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 昔からレコードの歌詞カードで参加ミュージシャンを見るのが好きでした。どういう人が演奏してるのかは知りたいし、好きな曲でかっこいいギターソロなんかがあるとその人のファンにもなったり。

 ただ、レコードにより歌詞カードやジャケットにクレジットがある場合とまったくない場合があります。あっても、曲ごとの記載とそうでない場合があったり。

 長年の疑問だったのですが、そこは専門家というか現場で実際に携わっていた人に聞きましょうと、先日長岡和弘さんのラジオ番組にメールしました。

 長岡和弘さんは、経歴としては甲斐バンドのベーシストとしてデビューし、あの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」が大ヒットした後に脱退し、キャニオンの制作ディレクターとなりました。その当時担当してたのは石川ひとみ、谷山浩子、斉藤由貴、中島みゆき、BaBe、チャゲ&飛鳥などなど。現在は故郷長崎でシーハット大村という施設の館長として活躍されています。そしてNBCラジオで番組のパーソナリティーも努めていると。

 それで、なぜ参加ミュージシャンの記載がある場合と無い場合があるかについて尋ねると、回答は以下の通り。

・基本的に歌謡曲は記載しない慣習で、歌手だけわかればいいということだった。
・ニューミュージック系は参加ミュージシャンもアーティスト並みに扱うという風潮になり記載することが多くなった。
・歌謡曲やアイドルの場合、記載しない前提なので細かくメモを残していない。間違えた場合は失礼だしあえて記載しない場合も。
・アルバムのデザイナーの方針にもよる。

など。

 長岡さんがディレクターであった石川ひとみさんのアルバムは全部持ってますが、5枚中記載のあるのが1枚のみ。それも一番最初に担当した「Inside/Outside」というアルバムのみ記載ありでした。画像はご覧の通り。

 長岡さんはバンド出身なので、最初に担当したアルバムでは記載するものだと思ってそうしたようですが、その後のアルバムにクレジットがないのはジャケットや歌詞カードのビジュアルやデザインを優先するという事情だったのでしょう。なので、記載が必須ではないと思うと誰がどの曲を演奏したという細かいメモも残してなかったそうです。

 その話を聞いて私も大筋は納得しました。確かに70年代アイドルでは、私が所有していたキャンディーズや南沙織のLPで参加ミュージシャンのクレジットはまったくなかったです。高見知佳ちゃんの1stは1979年発売ですが、一応クレジットがあったもののジャケットでも歌詞カードでもなく帯に書いてありました。それも裏側に当たる方に。

 その後時代は変わり、80年代になるとアイドルのレコードでも記載されることが多くなりました。岩崎良美は確かデビューアルバムから全部書いてあり、松田聖子も細かくクレジットがありました。今では書いてあるのが普通となっていますが、70年代アイドルの名盤の多くは誰が演奏してるかはわからずじまい。まあそこは仕方ないですか。

 一方参加したミュージシャンの声としては、ギターマガジンで矢島賢さんのインタビューがありました。「クレジットがないことについては?」という問いに「過ぎたことは考えないっていうか。それよりもスタジオのセッションに行って、ギターがいい音していたりとか、いいフレーズ弾けたりとか、そういうことの方が楽しかったですね。」だそうです。こちらもクレジットされない時代はそういうものだと思っていた様子。

 なんにしても、長年の疑問が解消したことについて長岡さんに感謝します。ちなみに80年代以降に記載されるのが普通になったキッカケや理由はわかりません。