今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

まずは尾崎亜美コンサート2024から

2024年09月14日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 今月は音楽三昧です。まず今日はEX THEATER ROPPONGIで「尾崎亜美コンサート2024」。亜美さんは4月にビルボードライブ横浜で見てますが、今回はバンド編成でのフルサイズのコンサート。年に一度くらいしかソロのステージが見られなかった時期が続いたので、この状況は喜ぶべきでしょう。ここの会場は音もいいですしね。

 バンドのメンバーは以下の通りの素晴らしい面々です。レジェンドたちの演奏をバックに亜美さんの歌をタップリ聞いてきます。

林立夫(Dr)
小原礼(B)
鈴木茂(G)
是永巧一(G)
住友紀人(Sax & Key)
Aisa(Cho & A.G)

 そして明日15日(日)はビルボードライブ横浜で石川ひとみライブ。石川ひとみさんは7月にコットンクラブで見てますが、その際はピアノと弦楽三重奏だけのアコースティック編成でした。今回のバンドは以下のメンバー。

斉藤哲也(Pf)
山田直毅(Gt)
園山光博(Sax, Fl)
元田優香(Perc)

 今回ドラムとベースはいませんが、ひとみさんのステージではお馴染みの腕利きのミュージシャンとのパフォーマンスが楽しみです。このメンバーなら過去のアルバムのどんな曲でも演奏できそうで、何をやるかは想像もつきません。


 さらに来週19日(木)には、大宮ソニックシティ 大ホールにて「伊藤 蘭 ~Over the Moon~ コンサートツアー 2024-2025」です。蘭さまは5月にEX THEATER ROPPONGIで「伊藤蘭 Special Premium Live ~Don’t Stop The Music!~」を見てまして、その時がパフォーマンスもステージセットも素晴らし過ぎたので、「次も絶対見たい!」と思いました。

 今回も見られるので楽しみで、凄く前の方の席が当選したのですが端っこなのでやや微妙。大宮ソニックシティは20年ぶりくらいですが、その後リニューアルしてるようですね。

 とにかく好きな人たちのステージを生で見られるのが続いて楽しいです。暑い日が続きますが、私のハートも熱い日々が続きます。自分のバンドのライブも今月は2回あるし、今日もリハあるし。


レーザーディスクの時代はもう来ないのか

2024年09月10日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 本日の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のメールテーマは「使わないけど捨てられない」。それで来たメールが「レーザーディスクが捨てられない。」というもの。

 何しろレーザーディスクと聞いただけで小島慶子が爆笑してたから、あの人は持ってなかったのかも。メール主は「ユーミンのとか色々ありますが、もう機械が無いので見られないし、レコードと同じサイズで結構かさばるけど捨てられない。」とのこと。

 大竹まことは「そういえば竹中直人のとこにいっぱいあった。」というコメントをしてて、確かにあの人はLDの宣伝記事にも出てましたね。若大将シリーズの映画を見る企画などで。

 それで、メールの最後の「もうレーザーディスクの時代は来ないでしょうか?」に対しては「断言する。来ない!」ですと。そらまあそうでしょうね。

 我が家はそこそこLDがあって、機械もちゃんと動くものを3年前に買ってまだ現役。その時点で製造は中止されてたのでもちろん中古ですが、トレイの駆動ベルトは新品に交換してあるという物です。

 私が最初にLDプレーヤーを買ったのは1988年ですが、現在ので4代目。初代は店頭の展示品処分、次が新品、次が中古、そして今のも中古。先代のを買った時はまだ製造してたのでしょうが、もうブームは完全に下火だったので中古が安価で買えました。

 LDプレーヤーが壊れるのは色々原因があるようですが、あれだけ重いディスクを扱うのでトレイの駆動ベルトが原因の事も多い様子。

 先代の機械までは黒い筐体でしたが、そのタイプはもう直せないのだとか。今のはご覧の通りシルバーで、それはギリギリ修理可能だそうです。


 まあ今やDVD、ブルーレイの時代ですので、画質と音質は比べるべくもなく、LDでしか出ていないものを見るのが正しい使い方ではないでしょうか。トップ画像にある上々颱風のもDVDは出てないはず。また、少なくともこちらの尾崎亜美映像作品二種はDVDでは出てません。

 

 何しろVHSだと経年でテープがよれるのと毎回巻き戻すのが面倒なので、音楽ライブはLDに限ると思ってました。当時はVHSより画質も音質も良いと言われてたし。

 そしてこちらはDVDでも出てるかな? まあジャケットが大きいのがLDの魅力。


 そして「映画派と音楽派に分かれる」と言われてた時代に、私はこっちにも凝ってました。いろんなとこに金使ってたなあ。

 LDは家族の趣味で買ったものも含めてまだまだあるのですが、LPレコードと一緒に保管してるので探しにくく、なおかつ置き場所がエアコンのない部屋なので暑い時期は捜索作業が困難。LDは置き場所の問題もありますよね。むぅ~。


ふ~む、サイモン&ガーファンクルですか>アナザーストーリーズ

2024年09月05日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 NHKの「アナザーストーリーズ」でサイモン&ガーファンクルのセントラルパークでのコンサートの話を見ました。ご存じ1981年9月に行われた伝説のコンサートですが、当時二人が解散状態であったこと、セントラルパークが荒廃していたことなど、知らなかった事だらけで興味深かったです。

 そもそもこの二人が活動停止したのは1970年だそうで、当時私は小1。それはまあその年代で「サイモン&ガーファンクル最高!」って言ってたらおかしいわけで、中学生の頃でもこの二人の歌というと「コンドルは飛んで行く」しか知りませんでした。これが入り口というのは、初めから間違えてたといえましょう。この曲は教科書に出てたのかも。いずれにしてもロックじゃないので当時は興味なかったです。このセントラルパークのコンサートの頃でもどっちがポールでどっちがサイモンか知らなかったくらい。(軽いボケ)

 ただ、大人になって聞いてみると結構いい曲あるしハーモニーは絶妙ですね。聞いてみようかと調べてみたら、Spotifyにはアルバムいっぱいありますね。もちろんこのセントラルパークでのライブも聞けます。今から聞いてファンになってしまうかも。

 以前に読んだインタビューで、憂歌団の内田勘太郎さんはシカゴブルースを聞き始めた頃に、学校に紙袋にギターを入れて持って来ている生徒を見かけ、それが木村さんだったとか。

 ギター弾くんだと思って話しかけ「何が好きなん?」と聞いたら「ブラザース・フォア聞いてる」というので、「そんなんしょうもないやろ。」と言いつつ「レコード借りたら結構良かったりして(笑)」と語ってました。

 なので食わず嫌いはいけませんね。そういえばブラザース・フォアもスカボロフェアやってました。あの人たちは実際の兄弟ではないようなので、芸風といい阿佐ヶ谷姉妹の元ネタなのかもしれません。(意見には個人差があります。)

 ということで、この放送は9月6日(金) 午前11:15からNHKBSで再放送あります。興味持った方は是非どうぞ。ちなみに歌はそんなには聞けません。


ああいう風になってないだろうかと

2024年08月23日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 社会人になって2年目くらいのこと。会社の寮で渡辺みさっちゃんのライブビデオを見てたら1年先輩の社員が来て「ふ~ん、こんな子おるんか。この子もべっぴんさんやったら売れるんかもしれんけどな。」ですと。

 かなりムカッと来たので、ヒット曲連発してることや既に単独で西武球場ライブを連続で成功させていることなどを説明しましたが、「俺はこの子が売れるとは思わん。」「俺の知らんもんはあかん。」という態度で聞く耳持たず。そもそも普段の行動からして人としていかがかと思う事も多かったので、まともに相手にするのはやめました。

 まあ趣味は車とギャンブルというタイプで特に音楽に興味はなさそうだったし、その人にとってはザ・ベストテンのような歌番組に毎週出るルンルン歌手こそが流行歌手という認識だったのでしょう。当時のベストテンの常連はというと、南野陽子、おニャン子一派、中森明菜、荻野目洋子などなど。そういう人しか眼中になかったものと。

 翻って現在の自分を見ると、あの時のあの人のようになっていないだろうか?と思う事があります。自分が知らなかった新しい歌手やバンドが出てきて武道館やアリーナ公演、東京ドームとか聞いたときに、曲を聞きもせず「なんでこんな人らが」という感想を抱いたりするので。

 世の中にはいろんな音楽があって、それを好きな人もいますから「そんなもんは知らん!」「どうせ今のノリだけでろくでもないものだろう」とか決めつけるのはいけませんね。今はサブスクもありますしちょいと聞いてみてから、自分でいいかどうか決める姿勢も必要ではないかと。もちろん興味なければ聞かない代わりに口も出さないという選択肢もありますけど。

 ところで、10年ほど前に会社の飲み会で二次会がカラオケになったときのこと。私は50代、他はみんな若くて一番上でも40歳くらいで合計8人でした。20代も2~3人いたと思います。

 その時は若い社員が最近のヒット曲を歌うのを聞いてるだけで、別に機嫌悪そうにしてたわけではないのですが、その40歳くらいの社員が気を遣って「井上陽水だとどうですか?」とか「小田和正ならいいでしょう?」とか言ってきました。

 なので「俺は別に昔の曲ならなんでもいいと言ってるわけじゃないし、最近の曲は知らないだけで全部ダメとも言ってない。単にロックじゃないものが好きじゃないだけ。」と説明しました。とはいえ、そのままずっと黙ってるのもなんなので、その時は「イムジン河」を歌いました。まあ「悲しくてやりきれない」ではなかった程度に大人ではあったと。

 そういう経験もありますが、最近のヒット曲でも割といいと思うものもありますし、特に誰とは言いませんがテレビでライブを見て結構気に入ったバンドもあります。やはり打ち込み中心でアニメ声のユニットよりは、バンドのビートを感じられたりボーカルに熱さがあるようなのが好みですね。

 ということで私だって、オフィシャル髭男爵とか、キング・グーグー・ガンモとか、Mrs.ゴールデンアップルとか緑黄色野菜とか最近流行ってるものも知ってます。ワイルドだろぉ~。


ライブレストランのメリットを考える

2024年04月11日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 最近ビルボード東京と横浜に続けて行ったのですが、都内のライブレストランというとコットンクラブというのもあるそうです。昨年秋にビルボード横浜でライブを行った石川ひとみさんが、この7月に今度はコットンクラブに出演するという告知がありました。

 このお店の事は名前を聞いたことがあった程度ですが、サイトを見る限りはビルボードと同様の形態のようですね。いわゆるライブレストランとしては、都内では知る限りでは老舗のブルーノート東京やブルースアレイもあって、それぞれどれくらいの規模かとネットで調べてみました。(あくまで検索で見ただけです。正確ではないかも。) 

 それによると、

ビルボード東京 300
ビルボード横浜 300
コットンクラブ 180
ブルーノート  400
ブルースアレイ 130

とのこと。

 コットンクラブは客席数としては少ないですが、店のコンセプトとして天井が高くそれぞれの席も余裕を持って配置されゆったりしているとか。それぞれお店の特徴を出しているのですね。

 どれくらいの規模が見やすいとか居心地が良いとか、どこまでの金額なら行けるというのは人それぞれですが、最近こういうライブレストランのメリットを感じる事例がありました。

 というのも、同年代の友人をあるライブに誘ったところ、もう何年もコンサートには行っていないとのこと。聞けば体調の問題があって、2時間大人しく座っていることには不安を感じると。

 それで思い出したのが70代の知人の話。その方はトイレの不安があって2時間座っていられず、もう劇場では映画を見られないとの事。映画好きな人でしたが、完全に割り切ってDVDで自宅観賞してました。

 それを考えると、ライブレストランの場合は1回の公演時間が短く、隣や後ろに人がいない席や出口に近い場所を選べば、万一トイレに行きたくなっても安心。1時間半くらいなら大丈夫かもしれないし、何より人に迷惑かけずトイレに行けるという安心感があれば落ち着いて座っていられるかもしれません。

 なので、コンサートホールがいいかライブハウスがいいかライブレストランがいいかという話でなく、アーティストの方には幅広い客層に対応できるよういろんなところで公演を行っていただきたいと思う次第です。

 なお、私が主に出かけるのは音楽のライブなので、観劇とかスポーツ観戦、歌舞伎や能を見に行く場合はまた違う悩みがあるのかもしれませんね。

 なんにしても、2時間のコンサートがきついという人には、ビルボードやコットンクラブでの2ステージ制のライブは紹介しやすいです。それを考えると、都内にもライブレストランはもっとあってもいいですね。キャパや雰囲気が様々違えば、やる方もそれぞれに合わせた演出を考えるでしょうし、見る方も新鮮な気分で行けますしね。


全国ツアーというと

2024年03月24日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 パラシュートというバンドがコンサートをやった際、斉藤ノブさんがMCで「俺たちは北は北海道から南は九州まで、全国(急に小声で)5か所を…」と言ってウケてました。今なら5か所というと立派な全国ツアーのような気がしますが、やはり一般には全都道府県を回るというイメージでしょうか。

 それで、考えてみると札幌、東京、名古屋、大阪、福岡で5か所。やはりこれではちょいと物足りません。昔、金沢であるコンサートを見た際、そのバンドが「次は全国五大都市でやります。ただ、金沢は六番目なので…。」と言っててガックリしたことがあります。まあ、どう考えても金沢は六番目ではないでしょうが。

 それで、上記の五つに加えるとすると仙台、広島など。これで7か所。追加するとなると横浜、新潟、京都、神戸、金沢、沖縄。ただ、東京があると横浜は近いし、大阪があると京都、神戸は近いかも。あとは四国を加えたいところですが、あそこは難しいですね。たとえば一か所選んで高松にしたとしても、実際九州とか広島に行く方が近い地域もあるでしょうし。

 あとは、適当なキャパの会場を探したり、その都度PA機材を手配したりする手間を考えると、手っ取り速いのはビルボードライブが全国にもう何か所ができるといいような気がします。別にビルボードでなくとも、同じように雰囲気が良くて設備の整った会場であれば、ステージセットがどこも同じでPAと照明も同じ感じでできて、ミュージシャンは楽器だけ持ってセットリストを考えることに集中できそうだし。

 まずは札幌、仙台、名古屋、広島、福岡などに作れば、全国ビルボードツアーというのが流行るかも。その後、金沢、新潟、神戸あたりも。そうやって夢は広がりますが、当然夢見るだけです。私がビルボードが結構好きなだけで、もっとステージが大きい会場でないと燃えない人もいそうだし。

 首都圏や東名阪でしかライブをやらないとなかなかファンのすそ野が広がらないし、イベントで地方に行く機会があってもちゃんとしたホールやライブハウスでないと、魅力が伝わりにくいということがあります。イベント広場とか野外ステージだと照明とか舞台演出で魅せる要素も減りますしね。キャンペーンで顔を見せるだけじゃなく、ちゃんとしたライブを全国でやりたいと思う歌手も多い事でしょう。

 そうやって地道にライブハウスで積み上げて行って、徐々に大きいホールでやって最終的にはドーム公演も可能になるかも。そういえば何年か前にみちのくプロレスが「ドームツアー敢行」と言ってて「おおっ!」と思ったら、「○○町多目的ドーム」とかそういうので大笑いしたことがあります。雪国では冬場でもゲートボールができるような施設作ってるところが結構ありますしね。

 ただ、東京ドームとかいうと普通にコンサート見るには大きすぎる感があります。何人くらいのホールが一番楽しめるかというのは、バンドだったり歌手だったりの特性によるのですが、その話はまた別の機会に。


歌詞カードへのミュージシャンのクレジット有無の件

2024年03月15日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 昔からレコードの歌詞カードで参加ミュージシャンを見るのが好きでした。どういう人が演奏してるのかは知りたいし、好きな曲でかっこいいギターソロなんかがあるとその人のファンにもなったり。

 ただ、レコードにより歌詞カードやジャケットにクレジットがある場合とまったくない場合があります。あっても、曲ごとの記載とそうでない場合があったり。

 長年の疑問だったのですが、そこは専門家というか現場で実際に携わっていた人に聞きましょうと、先日長岡和弘さんのラジオ番組にメールしました。

 長岡和弘さんは、経歴としては甲斐バンドのベーシストとしてデビューし、あの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」が大ヒットした後に脱退し、キャニオンの制作ディレクターとなりました。その当時担当してたのは石川ひとみ、谷山浩子、斉藤由貴、中島みゆき、BaBe、チャゲ&飛鳥などなど。現在は故郷長崎でシーハット大村という施設の館長として活躍されています。そしてNBCラジオで番組のパーソナリティーも努めていると。

 それで、なぜ参加ミュージシャンの記載がある場合と無い場合があるかについて尋ねると、回答は以下の通り。

・基本的に歌謡曲は記載しない慣習で、歌手だけわかればいいということだった。
・ニューミュージック系は参加ミュージシャンもアーティスト並みに扱うという風潮になり記載することが多くなった。
・歌謡曲やアイドルの場合、記載しない前提なので細かくメモを残していない。間違えた場合は失礼だしあえて記載しない場合も。
・アルバムのデザイナーの方針にもよる。

など。

 長岡さんがディレクターであった石川ひとみさんのアルバムは全部持ってますが、5枚中記載のあるのが1枚のみ。それも一番最初に担当した「Inside/Outside」というアルバムのみ記載ありでした。画像はご覧の通り。

 長岡さんはバンド出身なので、最初に担当したアルバムでは記載するものだと思ってそうしたようですが、その後のアルバムにクレジットがないのはジャケットや歌詞カードのビジュアルやデザインを優先するという事情だったのでしょう。なので、記載が必須ではないと思うと誰がどの曲を演奏したという細かいメモも残してなかったそうです。

 その話を聞いて私も大筋は納得しました。確かに70年代アイドルでは、私が所有していたキャンディーズや南沙織のLPで参加ミュージシャンのクレジットはまったくなかったです。高見知佳ちゃんの1stは1979年発売ですが、一応クレジットがあったもののジャケットでも歌詞カードでもなく帯に書いてありました。それも裏側に当たる方に。

 その後時代は変わり、80年代になるとアイドルのレコードでも記載されることが多くなりました。岩崎良美は確かデビューアルバムから全部書いてあり、松田聖子も細かくクレジットがありました。今では書いてあるのが普通となっていますが、70年代アイドルの名盤の多くは誰が演奏してるかはわからずじまい。まあそこは仕方ないですか。

 一方参加したミュージシャンの声としては、ギターマガジンで矢島賢さんのインタビューがありました。「クレジットがないことについては?」という問いに「過ぎたことは考えないっていうか。それよりもスタジオのセッションに行って、ギターがいい音していたりとか、いいフレーズ弾けたりとか、そういうことの方が楽しかったですね。」だそうです。こちらもクレジットされない時代はそういうものだと思っていた様子。

 なんにしても、長年の疑問が解消したことについて長岡さんに感謝します。ちなみに80年代以降に記載されるのが普通になったキッカケや理由はわかりません。


スリー・ドッグ・ナイトとか当時の洋楽とか

2024年03月06日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 先日長岡和弘さんがパーソナリティーのラジオ番組「Happy Go Lucky!」で、スリー・ドッグ・ナイトの曲を聞きました。まず最初は「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」でしたが、これはかっこいいですね。

 とはいえ、これが1971年の曲で当時というかその後ラジオを聞き始めた頃にはよく流れてたでしょうし、色んな場面で耳にしたこともあります。ただ、曲名とバンド名を知らなかっただけで、リトグリのデビュー曲を聞いた時も「どこかで聞いたような?」と思ったりしました。

 私の場合は小4の時に我が家にラジカセが来て、その翌年くらいからしょっちゅうラジオを聞いてました。なので、このバンド名は記憶にあります。とはいえ、「スリー・ドッグ・ナイト」という妙な言葉が頭にこびりついてただけで、それがどういう意味かなんてのは考えた事もなかったです。

 その頃は日本のヒット曲しか興味なかったのですが、もうちょっと生まれるのが早ければ「スリードッグナイトすげー!」とか言って洋楽に目覚めたかもしれません。スリー・ドッグ・ナイトというと「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」もそうなんですね。これは当時持ってたステージ101のLPで聞いてたので、オリジナルが誰かは知らなかったです。もっとも当時もラジオで聞いてたのではないかと思うのですが。

 私の場合は「歌詞はわからんけどかっこいい」と思った最初がカーペンターズの「Please Mr. Postman」で、これの日本での発売は1974年12月10日。ラジオで聞いてるうちにFMで録音して、明星の歌本に歌詞も出てたので歌ってみようかと思ったのですが数分で挫折。まあ小学生だから仕方ないといえば仕方ないですが、あのまま歌えるようになって洋楽をビシバシ吸収してたらまた別の人生があったかも。

 なお、当時聞いた妙なバンド名では「タワー・オブ・パワー」もありました。あれについては、あのねのねのオールナイトニッポンで「What Is Hip?」をオンエアする際に「尻とはなんぞや?」と言ってたので、私の英語力がないのは原田伸郎さんの影響だというのは間違いないです。

 そんなこんなですが、当時を振り返ってみると「洋楽は歌詞がわからんから嫌い」と思ってはなから聞く気がなかったのと、AMラジオで洋楽聞いてもノイズ混じりなので余計わからんというのがありました。

 と、つい環境要因にしてしまいますが、どっちにしても「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」はともかく「What Is Hip?」を小学生が「かっけー」と思う事はなかったでしょうね。もちろん当時の小学生は「かっけー」なんて言いませんけど。


オールリクエスト大会だそうです>太田裕美コンサート2024

2024年03月02日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 太田裕美さんのコンサートが初のオールリクエスト大会だそうです。昨日情報公開され、東京が6月1日、京都公演が7月27日だそうです。東京公演は先行予約が始まりました。

 オールリクエスト大会というくらいなので公式サイトで募集が始まり、まずは東京公演分のみの受付ですが「おひとり様、1回限りで3曲まで」とのこと。私は早速先行予約に申し込みましたが一般発売は4/6。先行で抽選に外れれば一般でチャレンジします。

 それでリクエストですが、私の場合は手持ちのCDとDVDがご覧の通りでディープなファンとはいえず、シングル曲はほとんどわかるという程度。ソロのコンサートに2回、イルカさんとのラブリーコンサートに1回行っただけ。こういう絡み方でリクエストするのも恐縮しますが、まあライトなファンであろうとコンサートに参加できなかろうと希望曲がいっぱい集まった方が盛り上がるでしょうと考えてます。

 シングル曲でいうと「木綿のハンカチーフ」は別格として、特に好きなのは「赤いハイヒール」「しあわせ未満」「恋愛遊戯」「失恋魔術師」「振り向けばイエスタディ」「青空の翳り」ロンリィ・ピーポーII「雨の音が聞こえる」などなど。

 ただ、今回はリクエスト大会なので好きな曲を書けというわけではなく、聞きたい曲を書けばいいわけで、生のステージで聞いてみたい曲を書こうかと思ってます。

 なお、一昨年見たコンサートでは「木綿のハンカチーフ」について「歌えば『あればっかり』と言われるし、歌わなければ『歌わないんだ』と言われるし。」と複雑な胸中も語ってました。今回はその辺がどうなるかも注目です。

 今回の話とは別ですが、コンサート会場で渡されるアンケート用紙に「今後聞きたい曲は?」という質問項目をよく見ますが、他の歌手の方であれに書いた曲を次のコンサートで聞けた経験が数度あります。聞きたい曲があってもこういうリクエスト企画がない場合は、あれに書くのが一番効果的かと思います。もちろん叶えられてない曲の方が多いですから、どれくらいそういう声が多いかにもよるのでしょうが。

 ということで、今回の東京公演のリクエストは4月30日締め切り。ディープなファンもライトなファンも別にファンではないけどコンサート行くなら聞いてみたい曲とか、参加してみてはいかがでしょうか。何しろ太田裕美さんは今年デビュー50周年ですし、盛り上がればジャンジャンとコンサートやってくれるかも。


復興ソングといえばゲルニカの「復興の唄」

2024年02月08日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 朝ドラ「ブギウギ」で東京ブギウギについて「復興ソングだ」というセリフがありました。確かにこの曲は昭和22年の発表で、Wikipediaによると「「リンゴの唄」「青い山脈」などと並び、終戦から復興に向かう日本を象徴する流行歌として知られる楽曲である。」とされています。

 ただ、私は復興ソングと聞いて思い出すのはなんといってもゲルニカの「復興の唄」。ゲルニカとは、戸川純、上野耕路、太田螢一の3人によるユニットで、「復興の唄」はその1stアルバム「改造への躍動」のB面1曲目でした。

 これは1982年発売のアルバムですが、私は当時学生寮にいて隣の部屋のパンクロックファンで武道系の奴に教えて貰いました。そいつはそれまで邦楽は全然聞かなかったのに、なぜかこれにはまってその後中森明菜のファンになったという謎。

 それはともかく当時200名ほどいた学生寮では起床当番というのがあって、その日の当番になった者は起床時間の7時から5分間自分の好きな曲を館内放送でかけられる役得がありました。

 ただ、大学生が7時にスッキリ起きられるわけはなく、7時5分に点呼があるので仕方なく部屋から出てくるわけで朝はみんな超不機嫌。廊下に並んで番号かける軍隊形式の朝の儀式が終わると、全員またベッドに戻るというのが日課(?)でした。

 その当番の奴も喜んで起きるわけではなく、放送で使う曲も一応は気を使って爽やかに起きられるように早見優の曲にしたり、勢いのあるところで浜田省吾とかハウンドドッグを流したり、景気づけにロッキーのテーマを選ぶという感じでした。

 そんな時、隣の部屋の奴は嬉々としてこのゲルニカの「復興の唄」を流したものだから、みんな起きてきて「???」と。朝からわけのわからん曲を聞かされ、口々に「なんちゅう曲や…」とぼやくぼやく。

 寮は1年生中心なのですが、管理というか見張り役というかで2年生も数人おり、その日のうちには「今後朝礼ではゲルニカの曲はかけないように」というお達しが出たほどのインパクトでした。ある意味これは凄いですね。

 今はこれもサブスクにありますので、体験してみたい方は是非どうぞ。私は気に入ってレコードも買った位ですが、帰省した時に家で聞いてたら昼寝してた母が起きてきて「頼むからやめてくれ。」と。

 このアルバムは当時は意識しなかったですが、プロデュースは細野晴臣だったんですね。歌詞カードもこんな感じですが、「復興の唄」については「さあ、ヂャズのデムポに乗らふではないか!」と書かれています。やはり復興といえばヂャズですよね。