今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

味を安定させるために

2025年02月16日 | コーヒーの話・珈琲道

 先日NHKの「あしたが変わるトリセツショー」でコーヒーの話をやってました。そこに出ていたバリスタによると、粉とお湯の重量の比率は1:15が一番いいのだそうです。

 どういう大きさのカップで飲むかでお湯の量は変わるわけですが、粉との比率をちゃんと考えたことがなかったので目からウロコでした。これまでは専用のスプーンですりきりか軽い山盛りかくらいでしか調整してなかったので。

 それで、現在使っているコーヒーカップ容量を調べ、その比率に合わせた粉の量をはじき出しました。我が家は二人いるので淹れる時は2杯必要なのでこの量と。

 そして、蒸らすにはポットにお湯がサッと落ちるくらいの量を入れて30秒待つこと。その後3回に分けてお湯を注ぎ、そのやり方にも多少のコツはあり。

 ということで、この方法なら同じ豆を使えば毎回同じ味で安定させられるわけです。試してみたら、確かにそんなに苦くはないけどちゃんとコクのある味になりました。(というような気がしています。)

 ちなみに現在飲んでいるのはこちら。これは豆自体があんまり苦みのないタイプです。モカというのは、そういう種類のコーヒーの木だと思ってたら元々コーヒー豆の出荷で栄えた港の名前だというのは、先日読んだ「珈琲の世界史」で学びました。世の中知らないことがまだまだありますね。


なんと、新しいカフェインレスコーヒーが

2025年02月11日 | コーヒーの話・珈琲道

 新しいとはいえ、私が最近発見しただけで製品自体は前からあるのかもしれません。当方コーヒー党ですが、平日の夕食後に飲むのはカフェインレスにしてるので、色々選択肢があると助かります。

 今回はアライドコーヒーロースターズというところのカフェインレスで、豆はコロンビア産の最高格付けアラビカ豆100%だとか。

 これまでヤオコーブランド、小川珈琲、キーコーヒーと3種試しましたが、ヤオコー以外はまずまずコーヒーとして楽しめます。まあ、この辺はノンアルコールビールのようなもので、そもそもまったく同じ味は求めていませんので。

 その小川珈琲とキーコーヒーのはどちらも煎りが深くて挽きが細かいのが特徴。しかし、今回のは中挽きと書いてます。まだ試してないので期待は膨らみますが、どんな感じでしょうか。

 ちなみにこのコーヒーはヤオコーでは見たことなくてベルクで売ってました。何がいいかと言って、かなりの割高だった小川珈琲とキーコーヒーに比べてお手軽なこと。普通のコーヒーとしても高くない方です。

 これで味が良ければ申し分ないわけで、今回は予告編だけですが感想は後ほど。なにしろ、このブログは全国のカフェインレスコーヒーファンが注目していると思われ。(当サイト調べ)


こちらもカフェインレスれす

2025年01月31日 | コーヒーの話・珈琲道

 何日か前に小川珈琲のカフェインレスを話題にしましたが、こちらはキーコーヒーのもの。私くらいのコーヒー通になると行きつくところはカフェインレスで、これは酒好きがノンアルに向かうのと同じでしょう。(意見には個人差があります。)

 実は小川珈琲のカフェインレスブレンドは結構味わいが良くて、夕食後に飲むには結構満足度ありました。

 ただ、ちょいと割高なもので「もっと手軽なのを」と探してて見つけたのがこちら。今回はキーコーヒーです。20g多くて100円くらい安いです。これは評価すべきですが、それでも普通のコーヒーよりは高いですね。

 これらの二種類のカフェインレスを飲んでみて、共通しているのは深煎りで挽きが極めて細かい事。袋から粉だけを出して並べてみると多分区別がつかないでしょう。

 肝心の味の方はどうかというと、これもほとんど区別はつきません。いつも飲んでいるようなカフェインありのコーヒーに比べると味わいは多少違いますが、インスタントのものとは大きく違います。多くを望まなければコーヒーを飲んでる気分にもなりますし。

 ということで、平日の食後はしばらくキーコーヒーでいいかなあと思ったり。


さっそく学習の効果がありました>珈琲の世界史

2025年01月25日 | コーヒーの話・珈琲道

 先日ヤオコーで見つけて買ってきたのがこちら。小川珈琲のものですが「有機珈琲 フェアトレードモカブレンド」と書いてあります。

 先日話題にした「珈琲の世界史」を読んでなければ前半分は無視して「ほぉ、モカブレンドか。」と思って買って来たでしょうが今はわかります。

 その本によれば、フェアトレードコーヒーとは「わずかな賃金で働かされているコーヒー生産者たちに、その労働に見合った公正な賃金が支払われるようにしよう」という生まれたものだとか。

 一部引用すると「歴史的に見てコーヒーは、戦前は奴隷や植民地住民、戦後は発展途上国の住民から、労働力を搾取して生産されてきた」もので、「その現状を知った消費者の中には、生産者の窮状を解決したいと思う人々も、各時代に現れました。」ということで、それが、19世紀にはインドネシアの強制栽培への反対運動や、ブラジルでの奴隷解放につながったとのこと。

 その後いろいろあって、1980年代以降には「フェアな珈琲」を使う事は「企業の社会的責任」とみなされるようになり、1988年には国際的なフェアトレード認証制度も始まったということがあります。

 まあ、これを知ってなくても美味いコーヒーは美味いわけで、今回買ったのはまだ飲んでませんがいろんな背景も含めて味わいたいと思ってます。そういえば「美味いコーヒーを飲んでるのは誰だ?」なんてCMもありましたね。「ワシだ!」と言えるように精進します。


その後の思いきりアメリカンのその後

2025年01月24日 | コーヒーの話・珈琲道

 何回か話題にしたアメリカンコーヒーについて。実家の母が買ってきたのがこういう色の粉で、お店によると「きわめて煎りが浅く豆そのものの味を楽しむものです。」とのこと。

 淹れ方は普通のコーヒーと同じで、他の粉とブレンドをしたりするものではないというのも言われました。が、普通に淹れるとほうじ茶のようにしかならず、その後コーヒーのドリッパーではなくティーポットに粉を入れて熱湯を注ぎそのまま4時間ほど放置してみたわけですが、ちょっと色が濃くなった程度でやはりコーヒーの味ではありませんでした。

 それで、今度は水出しコーヒーの要領でコーヒーのポットの中に直接粉を入れ水を注ぐことにチャレンジしました。ただ、普通の水出しではあまり期待できないので一晩漬けてみようと。

 果たして、水出しのものをコーヒーフィルターで濾してみたら、結構粉が水を吸ったので量は減ったものの出来上がりはこんな感じ。


 味はやはりほうじ茶かというと、まあほうじ茶にきな粉を混ぜたような感じでしょうか。多少慣れてきたことはありますが、やはりコーヒーの味ではありません。

 こうなると、残る手段は鍋に水と粉を入れて直接煮出してみることだけ。まあ、それでも好みの味にならなければ、結局この粉は私には合わないという事ですね。

 ただ、「生の豆の味を楽しむ」と言われたものの、この豆がなんの品種かというのは聞いてないです。とはいえ、アジの刺身とアジのひらきが同じ味ではないように、焙煎によって豆の感じも変わるのでしょうからそこは意味がないのかも。とにかくコーヒーの道は奥が深いですね。


珈琲の世界史/旦部幸博

2025年01月23日 | コーヒーの話・珈琲道

 Xのフォロワーさんにお勧めされた本で、半年ほど前に入手してたのですがやっと読みました。読む前は「コーヒー好きとしてその辺の歴史も知っておくか」という程度の期待感だったのですが、これはそもそも読み物として大変面白いです。講談社現代新書なのでコーヒーの起源と品種改良の歴史をまとめた教科書的な本かと思えば、そんなことはありません。

 もちろんコーヒーの起源からどのように世界に広がっていったかという話が前半の軸ではありますが、フランス革命、ナポレオンの時代、世界大戦、キューバ革命など、様々な世界情勢に影響されながら各地でどのように楽しまれていたかというのが興味深かったです。おまけに、なぜ南米の中でブラジルがポルトガル語なのかというのもわかったりしました。(ま、これは普通に世界史を学んでいれば知ってて当然だったのでしょうが苦手だったし。)

 18世紀のパリでカフェが流行って、そこではコーヒーを通じて人々が語り合っていたとか、それがフランス革命に繋がったとかいうのを聞くと単なる嗜好品ではなかったというのも理解しやすいです。

 そして、世界の話だけなく日本でどのように珈琲が広まったかという話も知りたいと思いながら読んでたら、ちゃんと後半に「コーヒーの日本史」という章がありました。この本で指摘されているのは、一言でいうと「ガラパゴス的に発展してきた」ということに尽きます。ここもすごく興味深いです。

 そして、知ってたけど語源を知らなかったとか、そもそもその言葉を知らなかったというのが、

アメリカンコーヒー
コーヒーブレイク
代用コーヒー
純喫茶
でもしか喫茶
一杯淹て(だて)
自家焙煎
スペシャルティコーヒー

などなど。この辺は本当に勉強になりました。

 最後まで読んで、たしかに近年は色々な珈琲が選べるようになったし手軽に入手もできるという事情を再認識した次第。そして、歴史的には覚醒や興奮作用に期待されていた部分がほとんどだったとはいえ、とにかく自分流に楽しめばいいのだというのも感じました。

 なにしろコーヒーというと、恋を忘れた哀れな男がたちまち若い娘に恋をしてしまうほど危険な飲み物ですしね。私なんぞはコーヒーを極めるにはまだまだ。ちなみに、スターバックスでお馴染みのエスプレッソ系は好みません。専門店だと珈琲館が結構好きですが、今は近所にないなあ。

 ということで、こちらの書物はお勧めです。紹介して下さった方には感謝します。


思いきりアメリカンのその後

2025年01月19日 | コーヒーの話・珈琲道

 先日話題にしたアメリカンコーヒーですが、やはり粉そのものが普通のコーヒーの味と違いますので完全に好みの問題となります。

 それを普通に淹れるとお茶を飲んでるような気になるので、コーヒー好きを自称するものとしては少々工夫しようと思った次第。今回はその第一弾。

 お茶のような味ならいっそお茶のようにいれてみようと実験したのがこちら。コーヒーのドリッパーではなくティーポットに粉を入れて熱湯を注ぎそのまま4時間ほど放置してみたわけです。

 それで多少色は濃くなったのですが、やはり普通のコーヒーの感じではありません。肝心の味と香りはどうかというと、この粉の味がより増強された感じでまあ「濃いめのお茶」というようなものかと。

 段々この味にも慣れてはきたのですが、コーヒー党としてはまだ物足りません。次の試みとしては水出しコーヒーの方法で、なおかつ一晩漬けてみるというのを試そうと思ってます。今年の夏休みの自由研究のテーマにしようかなあ。


思いきりアメリカン

2025年01月13日 | コーヒーの話・珈琲道

 こちらは某コーヒーショップで実家の母が買ったコーヒー。ぱっと見は味噌かきな粉のようですが、「アメリカンを」と言ったらこれだったそうです。

 実はもう一袋あって、母が自分で淹れてみたところコーヒーの味ではないから「間違えたか?」と思いつつしばらく放置してあったもの。実際私も入れてみたら、どうにもほうじ茶のような色合いになりました。コーヒーの香りはしませんし、色も違います。

 なので購入したショップに行って、「あれはどうやって飲むのか?」と聞いたのですが、飲み方は普通のコーヒーと同じなのですと。かなり炒り方が浅いので、豆の味をそのまま楽しむような飲み方だそうです。

 「かなり独特なので好みは分かれますが」だそうで、知らずに買ってきた方が悪いといえばそうです。ただ、アメリカンコーヒーといってこれが出てくるのはなかなか想像しづらいところではあります。

 実家の母は他のコーヒーとブレンドして飲んでましたが、ショップで聞いたところそういう飲み方は想定していないと。

 ということで、未開封の一袋を貰って来たわけですがこれをどう飲むか。なかなか悩ましいところであります。軽めのコーヒーをそれなりの味にするにはゆっくり淹れればちょっとは濃くなるのですが、これはかなり手ごわいです。さて、どうしたものか。珈琲道は奥が深い。


カフェインレスコーヒーはどうでしょう

2024年12月26日 | コーヒーの話・珈琲道

 当方平日は晩酌をしませんので、食後に何か飲もうと思ってカフェインレスコーヒーに注目しました。

 別に普通のコーヒーを何杯飲もうが熟睡できる人はいいでしょうが、私の場合は夜にコーヒー飲むと眠れませんので、せめてカフェインレスと。

 実はこれの前にヤオコーブランドのカフェインレスというのを1週間ほど試したのですが、じっくり濃いめに入れるとそれなりに普通のコーヒーっぽい味になったので、まあいけるかと思った次第。

 それで今回はちょいと高級なブランドにしようと小川珈琲のをチョイス。今夜試してみます。困るのはどうしても割高なんですね、これが。

 ちなみにカフェインレスとはいえ、カフェインを97%除去したそうでノンカフェインというわけではないんですね。どういう仕組みかは知りません。

 なお、「カフェインレス飲んでコーヒーを知った気になるんじゃねえ、素人が!」という声があろうことも承知しております。軟弱だと笑いたければ笑うがいいさ、ワッハッハ。


案外簡単でした>水出しコーヒー第一弾

2024年08月10日 | コーヒーの話・珈琲道

 マンデリンは水出しコーヒーに適しているという情報を得て早速試してみました。そもそも水出しの場合は専用のドリッパーが必要だと思ってたのですが、なにやら普通のコーヒーサーバーでもできるようです。

 ということで、さっそくチャレンジ。今回のレシピは

1.粉50gをコーヒーサーバーに入れて、常温の水500mlを静かに注ぐ。

2.スプーンで軽くかき混ぜて冷蔵庫で7~8時間ほど置く。

3.冷蔵庫から取り出し通常のドリップのようにペーパーフィルターで濾したら完成。

というもの。あちこちのサイトに作り方書いてあってちょっとずつ違ったのですが簡単なのにしました。

 今回用いたのはこちらのマンデリンブレンド。本当はストレートの方がいいのかもしれませんが、今回は手に入ったのがたまたまこれだったので。ちなみにドンキで買ったので高級品ではありません。

 そのサーバーに粉を入れて水を注いだ直後でかきまぜた後はこんな感じ。かなりドロドロしてますが、これを冷蔵庫で冷やします。


 冷蔵庫から取り出してフィルターで濾したらこんな風になりました。お湯じゃなくて大丈夫かと思ったのですが、色はしっかり出てます。ただし、かなり量は減りました。粉が相当吸ったのでしょうね。


 そしてその味の方は、ちょっと濃いめではありましたがドロドロという感じではなくまずまず美味しく飲めました。濃くても苦みは強くない感じ。雑味が少ないとも思ったのですが、これは「水出し」という先入観によるものかもしれません。

 実はアイスコーヒーがお勧めのようですが、私はホットしか飲まないので今回過熱しました。実際にアイスだとどうなのでしょうね。結構スッキリして美味しくなるような気もしますけど。

 とはいえ、実際やって見ると反省点というかデメリットは色々あります。以下にまとめました。

・7~8時間冷蔵庫に入れるので飲みたい時間から逆算する必要あり。
・フィルターで濾すのは多少時間もかかるし手間。(サーバーは一つしかないのでカップ二つに分けました。)
・粉が水を吸うのでかなり量が減る。水は500mlでも出来上がりはカップ二杯分弱。
・二杯分で粉を50gも使うのでコスパは悪い。

などなど。別のレシピでは粉30gというのがあったのでそれでもいいかも。

 これをモーニングコーヒーにするためには前夜に仕込む必要があり、朝にそれを飲もうとすると濾して沸かすという手間が必要です。まあ普通にドリップで淹れるのも手間はかかりますが、夜と朝に二度作業をせねばならないのでその辺をどう割り切るかですね。

 次にやるとすると、粉を30gにするか粉を茶葉用の紙パックに入れてサーバーに入れるか、あるいは専門のサーバーを導入するか、いろいろ試す余地はあります。まあ紙パック使えば濾す手間はいりませんのでそこが一番お手軽かも。それにしても、やはり珈琲道は奥が深いです。

 で、いろいろ調べようと「水出しコーヒー」で検索すると「水出しコーヒー コスパ悪い」と表示されました。やっぱり!