今日のひとネタ

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昭和の女性アイドルのアルバムについて語る企画 その2 「あの人は何枚アルバムを出してるか?」

2020年02月24日 | 昭和の女性アイドルのアルバム
 不定期企画の第二弾です。昭和の女性アイドルのアルバムについて語る企画ですが、今回はまずは枚数を数えてみてそこから何か見えてこないかという記事です。ここではまず70年代デビューで、なおかつベストテン級のヒットがあると思われる歌手を調べました。

 まずわかったことは「花の命は短くて…」で、なおかつ「数えにくい…」というのが正直なところ。百恵さんや高田みづえさんのようにキッパリ引退した人はいいのですが、それ以外の人はどこからどこまで数えるかということと、岩崎宏美さんのようにほぼずっと活動してて途中からはもう「アイドル歌手」としてはくくれない方もいます。あとは、とにかく活動期間が短い人が多かったなぁと。

 いろいろありますがここでは

・デビューからある程度連続してアルバム発売してた時期の作品
・引退してのちに再度活動したような人は引退前までをカウント(石野真子さんとか)
・ライブアルバム、ベストアルバムは除く
・年数は最初のアルバム発売日から最後のアルバムの発売日までをおおまかに計算

というぼんやりとしたルールを自分に課しました。色々異論はあると思いますが、ここは私のブログなのでその辺はご容赦いただきたいと。

 また、私の場合すべてのアルバムを持っている、あるいはほぼ揃えているというのはキャンディーズ、南沙織さん、石川ひとみさん、岩崎良美さんくらいで、あとは全部Wikiで調べてます。

 ということで、今回は以下の通り。

山口百恵  22枚 7年 CBSソニー
岩崎宏美  19枚 13年 VICTOR(結婚前の岩崎宏美名義までをカウント)
南沙織   19枚 7年 CBSソニー
榊原郁恵  17枚 7年 COLUMBIA
桜田淳子  15枚 10年 VICTOR
天地真理  10枚 5年 CBSソニー
麻丘めぐみ 10枚 4年 VICTOR
高田みづえ 10枚 8年 テイチク
石川ひとみ  8枚 5年 NAVレコード
浅田美代子 6枚 2年半 エピック(CBSソニー)
石野真子   6枚 3年 VICTOR
松本ちえこ  6枚 2年 CANYON
キャンディーズ 10枚 4年半 CBSソニー(1676日をカウントせず)
ピンクレディー 5枚 3年 VICTOR


 こうやって見ると、やはり山口百恵さんがダントツで多いですね。内容は詳しく知りませんが、彼女の場合は女優としても人気があってファンが多かったことはもちろん、レコード会社のスタッフにもソングライターにも恵まれてたことを感じます。このデータを見ても大活躍、大成功した歌手ということは間違いないと確信しました。

 次の岩崎宏美さんは、実際アイドルとして数えていいのか判断に迷うところですし、今もアルバムを次々に発表してますから本当に数えにくいのですが、一応結婚前に岩崎宏美名義で連続して発売してた枚数を数えました。それでも19枚は立派です。彼女は本当にヒット曲多いですし、聞きごたえありそう。

 そして南沙織さんは、実は最大のヒット曲はデビュー曲の「17才」なのですが引退まで全部で19枚アルバムを出してるのは、彼女の歌のファンが多かったこと、スタッフに支えられたことなどがあると思います。私は今もこの人のアルバムでは愛聴盤が多いです。今はほとんど配信で買えるんじゃなかったかな?

 その次に来るのが郁恵さんというのは結構意外。詳細はわからないのですが、アルバムタイトルを見ると確かにオリジナルアルバムだけで17枚ありました。

 全部コメントするのはきついのであとは各自それぞれ眺めて貰えばいいのですが、なんとピンクレディーはスタジオ録音のアルバムが5枚しかないというのも驚き。どう考えても忙し過ぎてレコード制作の時間が取れなかったのでしょう。ご本人達がどう思ってたかはわかりませんが。

 ということで、これを眺めて皆様はどのように感じたでしょうか。「なんで大場久美子がないんじゃ!」という方もおられるでしょうが、そちらはB級アイドルというかベストテン級のヒットのない70年代アイドル編でやります。あの人の場合は「スプリング・サンバ」が最大のヒットで、それでもオリコン最高位44位だそうです。「なんやぁ~、なんで青江三奈が入っとらんのや?」とかいう方とはお友達になれません。あしからず。

昭和の女性アイドルのアルバムについて語る企画 その1

2020年02月13日 | 昭和の女性アイドルのアルバム
 


 昭和の女性アイドルなら「アルバム」じゃなくて「LP」だろうと私も思うのですが、そのアルバムだかLPについていろいろ考えるところがあり、こういう企画を始めることにしました。

 きっかけは、以前NHKBSで『名盤ドキュメント 太田裕美「心が風邪をひいた日」木綿のハンカチーフ誕生の秘密』という番組を見たこと。そこで、「当時のアイドルのアルバムは、シングル候補として集めたが採用されなかった曲が収録されるのが普通だった」という話を聞きました。

 「まぁそうだろう」と思う気持ちと、「ん~どうかな?」と思う気持ちがあり、その辺自分の知っている範囲で考えてみようと思った次第。ちなみに太田裕美さんは最初からスタッフが「シングルとアルバムは別物」と考えていたそうで、確かにアルバムタイトルを見るとシングル曲を前面に打ち出してないので当時としては珍しかったかもしれませんね。(とはいえ、太田裕美さんをアイドルと見るかどうかは意見の分かれるところでしょう)

 なお、アイドルとは「いつから?」「誰から?」という疑問が当然生じますが、これはあくまでも私の主観で決めます。個人的には、天地真理、小柳ルミ子、南沙織からだろうと思ってます。小柳ルミ子さんをアイドルと見るかどうかも意見の分かれるところでしょうが、妻の兄など昔はテレビを見ながら「ルミちゃ~ん」と言ってたそうで、デビュー当時はアイドル的な人気もあったのでしょう。ただししばらく経つと「もう今はあべ静江だ!」と言ってたそうで…ん~私はあべ静江さんをアイドルと思ったことはないですね。まぁその辺はゆるく行きましょう。

 ただし、問題は私がアルバムを全部あるいはほぼ全部持ってるアイドルというと、南沙織さん、キャンディーズ、石川ひとみさん、岩崎良美さんくらい。これ以外は様々な資料を調べながらということになります。

 また、アイドルというと短命な人が多くアルバム1枚だけで終わったり、下手するとLP出なかった人もいます。私の好きだった高見知佳ちゃんはLP3枚出して、その後何年か経ってから「くちびるヌード」が売れてミニアルバムをもう1枚出しただけ。私は1stアルバムしか持ってません。石坂智子さんも1stアルバム持ってますが、彼女はヒット曲あった割には短命で2枚しか出してないようですね。有吉ジュンさんはそもそもLP出てないし。

 ちなみに私がメインで語ろうとする人たちが何枚オリジナルアルバムを出してたかというと、南沙織さん19枚、キャンディーズほぼ10枚、石川ひとみさん8枚、岩崎良美さん14枚、ということになります。この辺カウントも案外難しく、南沙織さんは90年代に復活して出したアルバムは入れてません。キャンディーズは1676日とかファイナルライブのプラス1を含めるかどうかでカウントが変わります。また、石川ひとみさん、岩崎良美さんは今もアルバムを出してますが、一応デビューから連続してアルバムを出してたところまでカウントしてます。(なかなか難しい…)

 そんな企画ですが、さすがに毎日続けるのは厳しいので時々書きためてUPしようかと。で、「アルバムはシングルのボツ曲を集めたものか?」というのをちょっとだけ考えますが、元はシングル発売を狙ってた曲だとすると、その後シングルになったりするケースも多々あります。

 そもそもの話の始まりの太田裕美さんの「心が風邪をひいた日」からは、1曲目の「木綿のハンカチーフ」がアレンジを変えてシングルカットされて大ヒットしました。(これは元々はシングル曲にしようとしてた曲ではないようですが) キャンディーズは1stアルバムに収録されていた「盗まれたくちづけ」の人気が高かったようで、その後タイトルも変えて録り直して2ndシングル「そよ風のくちづけ」として発売されました。また、「春一番」も元々アルバム「年下の男の子」に収録されていた曲がシングルになったもの。

 南沙織さんに関しては、アルバム「哀愁のページ」に収録されていた曲のタイトルとアレンジと歌詞がちょこっと変わって「早春の港」としてシングルで発売されました。面白いのはこの人の1stアルバムに収録されていた「ふるさとの雨」という曲が後年改詞・改題され石野真子さんの「彼が初恋」というシングル曲になりました。

 他の歌手では木之内みどりさんのアルバムタイトル曲「硝子坂」が、アレンジががらりと変わって高田みづえさんのデビュー曲になり、その高田みづえさんのアルバムに収録されていた「南南西」という曲は、アレンジが変わって秋川淳子さんのデビュー曲になりました。そういう例は多いと思うので、色々情報いただけるとありがたいです。

 ということで、今回はここまで。時々この企画やります。なお、トップの画像ですが、レコードは引っ張り出して並べるのが結構大変で「今日はこのくらいにしといたるわ」ということで…。