梅雨の晴れ間に

大学病院へ行く。
親の付き添いである。
急に決まったので、有休を頂いてのにわか親孝行。

９時前に入り、診察が終えたのが１２時過ぎ。
予約優先で空いた時間に診察。

その間、電光掲示板に出る受付番号を目でおい時間をつぶす。
新聞も無ければ、テレビも無い。
感染症云々で広い待合には観葉植物などの緑の一つも無く、おまけに受付に立っているお嬢様たちは、機械的な愛想はしてくれるものの癒されるような笑顔も無く・・・

やっと診察。
先生はカルテなど見ながら質問し、カタカタとパソコンに入力し記録を怠らない。
隣の診察室からも同様に聞こえてくる。

診断は特に・・・高齢&既往歴から来るものだから“辛抱”するのが最善の策のよう。

「こんなはずではない自分の体」と言いたげな親を説得するでもなく、次回の検査と受診のため予約を取る。

遠慮しながらも頼ってくれる親にうれしさを感じる反面、自信とプライドを少しずつ削り取ってしまうようで苦しくもおもう。

そんな私の気持ちを、この医者は気づいてくれているのだろうか。

私に出来ることは、ただただ両親が今の自分の形を受け入れられるようになるまで手伝うのみ。


病院で働いている人たちもそう、そして、そこへ訪れる人たちも。
キュアは大事です。けれどもケアが必要な人で溢れかえっているようでした。
例外なく私も。

広いロビーの一角から、珈琲の芳しい香りが漂う。
胸いっぱい香りを吸い込み外へ。

いつもより青空が眩しかった

ドライブ日和〆。

「かあちゃん、丸亀うどんしってる？昨日、晩、食べてん。メチャ美味しいで。今度食べにこ」
と、夕べの残りのそうめんを食べながら麺の話をする、わが娘。

年頃からいうと、「ＭＥＮ」の話のほうが母はうれしいのだけれど・・・。
うどんよりたれというかお出汁に感動したようだ。

記憶もあいまいになっていた、先日の話。
本場讃岐のうどんを食べたのを思い出す。

初めに目指したうどん屋は「山内うどん」。
県道沿いに走るローカルの単線を越えてすぐ左手にあった。踏切を見過ごしてしまったので、慌ててユーターン。
やっとのことで、たどり着いたのが午後3時まえ。

営業終了らしく、閑散としていた。
せっかく来たので店構えだけでも見たいと思い、坂を上ろうとする。

「立ち入り禁止」の立て札が。
看板上げてなくても、一応客商売なんだからそれは無いじゃないの？

次に向かったのが「おがたや」
大根が丸ごととおろし金が一緒に出され自分でおろしてかけてたべる店だった。
有名なのか、本館別館があり大きい店舗だった。

はっきり言って、兼業主婦はバイキングすら面倒くさくて嫌なのに、なんで旅先まで着て大根をおろさなければならないか。
へそ曲がり承知で、釜揚げうどんを注文。
量は多いということで、忠告を受け「小」。

連れは、ここの定番。
二人して、大根の大きさにびっくり。
食べる量だけおろす。
残りは、おでん行きだな。

後から入ってきた男性2名。
うどんの小と同時におでんも注文。

うどんとおでん

我が家には無い組み合わせに、またまたびっくり。
おまけに、男なら「小」は無いでしょう。と思いながら、出てきた釜揚げ、あっという間に完食。

“足らん・・・”

なのに、連れは満腹してしまったので、店を後に帰路につくことに。

かくして、讃岐うどんの印象は、私の判定。５段階中「３」・・・となりました。

帰りがてら淡路のサービスエリアで、明石海峡大橋を眺めながら頂いた「たまねぎラーメン」が美味しかった。
シャリシャリ感と甘味があるたまねぎがたっぷり入っていて大満足

やっと幸せ～な気分になり、最高のお天気の中ドライブ日和了となりました


　　ＰＳ．　白馬の正体は、金刀比羅宮の神様を載せる神馬だそうです。道産子です。

　　　　大きなおめ目が可愛いです。

水は・・・

先日テレビのニュースで、大阪湾のアサリが貝毒に汚染されている。
食べるのはもちろん、潮干狩りなどで手足を潮水に触れた後はよく洗い流さなければならないとか。
原因は河川を流れる水質が良くなり、水中に栄養分が少なくなった結果、低栄養で生きるプランクトンやらが発生したためだとか。

昔からの「水清くして魚住まず」という言葉が脳裏をよぎる。

今の日本社会のお水の清らかさ加減はいかがなものでしょうか？

絵画鑑賞する。

緑の服を着た女の人のポスターを偶然見た。

一瞬で魅せられ、早速神戸の美術館へGO
晴天に恵まれドライブも快適に到着する。

「レンピッカ展」
制作年代ごとにその人となりを読みながら観賞する。

緑の服を着た女性は、思春期を後半に迎えた娘のだった。

幼さを残したマスクと鮮やかな緑色のドレスに包まれた姿態とは対比していた。
少女の表情は、女性に変わり行く戸惑いや憧れが強烈な視線から放たれていた。

緑のドレス・・・この母はきっとわが娘の爆発しそうな若さを目の当たりにして、喜びと共に同性としての漠然とした不安や嫉妬に駆られ緑色を選んだのだろうか。

繊細かつ大胆。
自由な行動の中にも常に不安が隣り合わせの「絶大に美しく、すこし哀しい女性」レンピッカ女史に出会えた気がした。

ドライブ日和３

鳴門の渦潮を橋の真上から眺めて居るうちに潮の流れがどんどんと現れてきた。

予想外の展開に、「これは船に乗るしかない」。
晴天、風なし、大潮ではないにしろ最高のタイミングを逃すわけには行かない。

早速橋を後に橋脚の下の漁港へ急ぐ。
反対車線はすでに渋滞。駐車場のあきまちの車が数珠繋ぎとなっていた。
それを尻目に遊覧船乗り場へ直行。切符売り場のまん前に車を止めることができ超ラッキーな気分。

30分の待ち時間の間は、先頭の家族がわいわいと話しているのをちょっと耳にし楽しむ。
3世代での観潮のようで、孫といっても成人している。
祖父は乗船するものの祖母は船に酔うとの事で、一人で港で待っている。
母と息子が仲良く並んでいる姿は、羨ましくもあり、ほほえましい。
そうこうしているうち、船が来た。
慌てることもなく気持ちよく乗船。

橋の真下へ到着したときは、大きな渦が目の前で溢れ上がりまた、消えては現れる。
想像以上の光景に歓声がいたるところから沸きあがる。

もちろんデジカメに動画で撮影。我が家で報告すべくしっかり取る。

湧き上がる大きな渦潮に私は何もかも忘れ、ただただこの瞬間に遭遇できたことや、自然の奇跡に感動した。

息つく暇もなく今度は大塚美術館へ直行。
昼食は適当にそこのレストランですます。
どうでもいいことだけど・・・パンかご飯かと聞くなら、ご飯は茶碗かどんぶりへ入れてくれんかい！
皿にご飯を盛られても食べた気がしないの。同じ日本人ならわかってよ

で、広大な美術館を散策？感想はひとこと・・・疲れた。
閉館の放送が流れてからが大変。
目的の「モナリザの微笑み」を探し、やっとのことで実物大とやらを観賞。思ったより大きかった。

パリのルーブルへは絶対無理と思ってはいるが・・・本物を見たい気持ちがより強くなった。ここでいいやと思っていたのが、かえって逆効果となった。何でやろ・・・

山をくりぬいたような美術館。
それなりに一見の価値はあった。
天井がすばらしく高い。
聖堂を再現した所は得もいえぬ空間を体験できた。
陶板で再現された絵画を十二分に堪能し、一路琴平さん間近のお宿へ直行

明日は琴平参拝だ～～！

讃岐うどんたべまくるぞ～～～