私自身の問題ではない。
だが、私に関係のない問題でもない。
娘が結婚をした相手は、DV男であることが発覚した。
付き合っているころは真面目でおとなしい、どちらかといえば「ぼーっ」としている感じだったが、
妊娠をきっかけに入籍、結婚を機に正体が現れ始めた。
きっかけは異常な嫉妬心からの妄想。
嫉妬に狂い物に当たり壊す。
物とは食器・携帯・家具など、身近にあるものを見境なく投げるぶつける壊す。
次は、繰り返される暴言と外部にはわかりにくいところへの暴力。
頭などあざがわかりにくい頭皮、太ももの内側、腕をねじリ上げるなどするようで、手慣れている様子である。
バツイチなので、前回の結婚でもDVはあったに間違いない。
暴言は、
「だれのお蔭で飯が食えると思っている、この糞女」
「糞女」は口癖のようである。
他にも多分にあるが、胸が悪くなるので記載できない。
そんな暴言を吐かれる覚えは、娘にはかけらもないのである。
娘から恐怖のあまり何度か助けを求められて、駆け付け家に連れ戻すのだが、その都度、
DV男は頭を坊主にし(もともと禿傾向なので代わり映えはしない)、娘の目の前で泣いて土下座をして謝り、戻ってきてほしいと懇願する。
娘は、情にほだされ2度3度と戻り…。
夜中に慌てて駆け付けた私たちは呆れるばかりである。
つい最近、同棲ののち、いざ結婚したとたんにDV男ということが発覚し、同棲3か月結婚3か月で離婚した女性の話を聞く機会があった。
共通点は、
・自分では何も決められず、相手に選択や責任を押し付ける。
・暴言・暴力を行っても、「この女は、自分のものになった」という錯覚から罪の意識はない。むしろ、当たり前の行動だと思っている。
・外部に対して、自分の行動を明かされることを恐れる。
暴力を受けたことを共通の友人に訴えると、その男は平然とした顔で「この人、精神的に今不安定なんです」と言い放ったそうである。
・「出ていけ」というが出ていくはずがないと思っている。出ていったとたんに、平気で泣き落としで憐れを誘う。
・脅しも上手である。「子供は俺が絶対に取るからな」「養育費は一銭もやらん」…。
結婚3か月の彼女の場合は、「籍に傷がつくぞ」だったようですけど。
子供ができていなかったのが救いだと笑って話をしていたのが非常に印象的だった。
・外部に対して、自分の行動を明かされることを恐れる。
DV男の場合は、被害者は自分だと平気でうそを言う。 妻は妊娠中で精神不安定であると、痴話げんかに見せかけるところは、非常に狡猾である。
DV男の交友先では娘は何もできない「アホ扱い」で紹介され、娘は入籍後日が浅かったので、--ここは辛抱ーーと黙っていたのが、
どんどん図に乗せる結果となったことは、あとで、気が付いたことである。
後でわかったことでもう一つ、親からの借金と1回目の結婚時に発生したローンの支払いと
、無計画に購入した車のローンで、生活費がほとんどないこと。
とにかく、異常に嫉妬深い。支配願望が強い。
親子の仲が非常に強く他人を寄せ付けない。
外見からは想像できなかったことが、一番恐ろしいところである。
人を見る目がないことは、自分でもうすうす感じてはいたが、
以前から我が家へ出入りをしていたので、「騙された」感といか「裏切られた」感が非常に強い。
娘は、自分さえ上手に相手をすれば何とかなる。
DV夫の心の闇を自分が何とかしてやりたいとか思っているのか。
(親に無駄な心配をかけたくないという思いもあるのか)
生まれてくる子供のために片親では不憫だとか思っているのか。
わが娘の心の中もわからない。
DV男は娘のメールをチェックをするので、本当のことは書けない。こちらからのメールも差しさわりのないものになってしまう。
自分が不用意に送ったメールで、娘にどんな事態が起こるともしれんからね。
娘よ。
あなたは、いつまでも私たちの大事な子供です。
あなたは、人格を否定されるために生まれてきたのではないことを、忘れないでほしい。
あなたが、殴られた体の傷は、私たちの心に刻まれるでしょう。
放たれた暴言は、受け取らず虚しい空へ逃がしてください。
どんな毎日であろうと、時は流れを止めることはありません。
哀しみや苦しみ、喜びや幸せさへ留まることはないのですから。
自分を大切にすることを忘れないでください。
このDV男に対して、ワタクシは邪な心と考えで満潮状態でしたが、
何とかこの憐れなつまらん人間に関わらなければいけない因縁と娘が背負っている業を想い、
一緒にいようが別れようが、わが娘が決めることと、心に言い聞かせます。
おろおろ心配するしか能のないワタクシは、
こうして文字にし気持ちを整理させて、
この嵐の決着がどうついていくのか、しっかりと見届け受け止めて行かなければ。
娘が無事に帰還することを祈るばかりである。
*もしこの日記を読まれた方で、異議反論があろうとも一切受け付け致しません。あしからず。