モズの眼

動かなくなった「心とからだ」の復活の記録

BMR714信濃400キロ ~演繹法的挑戦

2012-07-16 | スケート、自転車その他スポーツ

ブルべが終わった。昨日の夜帰宅し、今日はいろいろとやらなくてはならないことがあり、夕方に片付け開始。

やはり洗車は気持ちもいい。

雨や泥で汚れた自転車がみるみる息を吹き返すようだ。

 

ところで、自分は元来演繹法的な思考をしているようだ。

きわめて楽観的・・・・・

そして失敗(T T)

今回はフロントバッグを使用してみた。

上面にはもちろんキューシート。

これで毎回手こずるキューシートホルダーの心配はしなくていい。

その代りライトを取り付けるのにちょっと楽しい苦労を。

そして痛みどめ。

頭痛持ちのため、そして最近少しロングを乗ると膝が痛くなるので予防的に服用。

チェックポイントとなるコンビニ。

ここへ入る直前に一台の車に引かれそうになる。

どうやらここの店員さんらしい。

嫌がらせで幅寄せされたのかと思ったが、よそ見運転で我らに気づくのが遅れたようだ。

今回同行したMさんに店員が謝ったとのこと。

いつもは食事をコンビニで済ますのだが、今回は・・・・

ブルべで初めて食堂に入った!

冷やし中華を食べた。美味かった。

ちょっと贅沢かなと思いはした。

この贅沢とは時間の贅沢。

ブルべで一番貴重なものは時間だから。

400キロは制限時間27時間。つまりまる一昼夜走り続ける。

多少できる時間の余裕をどのように使うかは参加者が判断すればよいのだ。

睡魔に襲われ蛇行運転を繰り返し、やっと仮眠をとったのは小海線臼田の駅舎内のベンチ。

Mさんと二人、短時間横になった。

人間どこでも寝られる、ごく短時間でも寝れば元気がでる、朝食をきちんと取らないとハンガーノックになる、しかも長い登坂の途中で・・・・いろいろ学んだ。

野辺山への長い登りを何とかこなして、最終PCへは何とか少しの余裕をもってたどり着いた。

と思ったのだが、自分の思い込みで不正確な情報をキューシートから読み取ってしまい、あえなくタイムアウトが判明。

しかしゴールまで行けば400キロ走ったこともあり満足は感じられるはず。

Mさんと二人重い足をまわしながらゴールを目指す。

ところが最後に来て鎮痛剤の効力が切れ始め、膝の痛みが強くなり始めた。

最後の薬もとうに飲み終わってしまっていた。

徐々に痛みが増し、ペダルを回すのはもとよりサドルをまたぐのも激痛で困難に・・・・

大平まではたどりついた。ここまで約370キロ。

しかし、このコース、もう一上りあるのだ。

とても無理と判断。

Mさんに先にゴールを目指してもらい、自分は大平から小淵沢へ転がるように坂道を下った。

ああ、道の駅こぶちざわ・・・・いいところだったな。まさにオアシス。

Mさんが諏訪から車を回送。到着後に併設の温泉施設を利用してべたべたの体をさっぱりさせ、しばし仮眠をとった。

たとえ座布団の枕でも畳の上で眠れることは本当にありがたい。

帰路、Mさんと「今回はいい夏合宿ができた」と負け惜しみを語り合った。

この年になって、こんなスタンドバイミーみたいな冒険はめったにできない。

 

今回のブルべ、天候不順と思われたが、少しだけ雨に降られたくらいで済んだ。

かえって照られなくてよかった。蒸し暑かったが許容範囲内だった。

参加者はごく少なかった。

そしてkoba-Pさんに初めてお会いすることができた。

予想通り、長野郊外で折り返してくる際にお目にかかりしばしお話を。

それにしてもkoba-Pさんは速かった。お目にかかった時点で先頭から2番目だったかな。(もちろん我々はドンベグループ)

少しずつ知り合いが増えるのも楽しい。ブルべスタッフの方々(と言っても信濃はお二方のみ)とも少し顔なじみに・・・なれたかな?

いずれにせよ楽しかった! 同行のMさん始め皆様に感謝!

 

 

コメント (3)
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