『図書館の死体』 本好きの心を満たすミステリー??
ジェフ・アボット著、佐藤耕士訳、ハヤカワミステリ文庫、1997年
この本は、どちらかというと、登場人物のキャラクターで読ませる本である。「本の本」というにはいささか気が引ける。場所は図書館だが、引用される本の数もたかが知れている。ただトールキンの『指輪物語』が出てくるところは良しとすべき。腰巻に「本好きの心を満たすミステリ」とあるのは、この本のことではないらしい。「本書を読んだあなたにおススメしたいハヤカワ文庫」として、この本の続編の『図書館の美女』『図書館の親子』そして『死の蔵書』『幻の特装本』『殺人詩篇』が矢印で示される。この本自体がそうだとは言っていないのだ。が、そうだとしてもっとおかしなことがある。第2作の『図書館の美女』にはとっておきの美人は二人登場するが、こと本の事に関してはほとんど何も語られない。
ここまで再録。ここから追記です。
「図書館の死体」原題は何とみてみると“Do unto Others”だそうです。“The Body in the Library”は言わずと知れたメープルシリーズの「書斎の死体」ですが、邦題はいささかそれにあやかろうとしているのか?原題とはかけ離れていますね。他者のために、余所者のために、他のために・・なんという意味が込められているのか。読んでから時間がたち、読み直してみないと原題の含意がわからない・・余所者かな・・いい加減な紹介で恐縮ですm(_y_)m
さらなる追記
“ Do unto others as you would have them do unto you” 「あなたが他人にして欲しいと思うことを、他人にしてあげなさい」出典は聖書のようですね。キリスト教の信者の方には“Golden Rule”「黄金律」として身近な言葉のようです。勉強になりました。“unto”は“to”の古めかしい表現のようで、そこからも聖書の言葉と想像できる・・ようですね。
読書に疲れた時に気分転換として読むにはもってこいの本であることに間違いは無い。退屈な時間にご一読を。
気分転換にどうぞ!
ジェフ・アボット著、佐藤耕士訳、ハヤカワミステリ文庫、1997年
この本は、どちらかというと、登場人物のキャラクターで読ませる本である。「本の本」というにはいささか気が引ける。場所は図書館だが、引用される本の数もたかが知れている。ただトールキンの『指輪物語』が出てくるところは良しとすべき。腰巻に「本好きの心を満たすミステリ」とあるのは、この本のことではないらしい。「本書を読んだあなたにおススメしたいハヤカワ文庫」として、この本の続編の『図書館の美女』『図書館の親子』そして『死の蔵書』『幻の特装本』『殺人詩篇』が矢印で示される。この本自体がそうだとは言っていないのだ。が、そうだとしてもっとおかしなことがある。第2作の『図書館の美女』にはとっておきの美人は二人登場するが、こと本の事に関してはほとんど何も語られない。
ここまで再録。ここから追記です。
「図書館の死体」原題は何とみてみると“Do unto Others”だそうです。“The Body in the Library”は言わずと知れたメープルシリーズの「書斎の死体」ですが、邦題はいささかそれにあやかろうとしているのか?原題とはかけ離れていますね。他者のために、余所者のために、他のために・・なんという意味が込められているのか。読んでから時間がたち、読み直してみないと原題の含意がわからない・・余所者かな・・いい加減な紹介で恐縮ですm(_y_)m
さらなる追記
“ Do unto others as you would have them do unto you” 「あなたが他人にして欲しいと思うことを、他人にしてあげなさい」出典は聖書のようですね。キリスト教の信者の方には“Golden Rule”「黄金律」として身近な言葉のようです。勉強になりました。“unto”は“to”の古めかしい表現のようで、そこからも聖書の言葉と想像できる・・ようですね。
読書に疲れた時に気分転換として読むにはもってこいの本であることに間違いは無い。退屈な時間にご一読を。
気分転換にどうぞ!
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