「チャイルド44」 2009年このミステリーがすごいブックランキング海外編第1位・・は気が重い
「チャイルド44 上」 トム・ロブ スミス (著) , 田口 俊樹 (訳) 新潮社 (新潮文庫) 2008年
「チャイルド44 下」 トム・ロブ スミス (著) , 田口 俊樹 (訳) 新潮社 (新潮文庫) 2008年
「このミステリーがすごい!」2009年海外編第1位となった作品
ずっと読書量が減って、月に何冊?という程度。週に1冊読めば上々・・
体力の衰えで夜間の頑張りが効かなくなる、根気や集中力も萎えてきて
その上、恥ずかしげもなくブログなんか立ち上げる・・ますます時間がなくなって
で、何が言いたいのか
そういう状況を考慮しても、この本を読み始めてからペースを上げるまで時間がかかりました
暗い、つらい、悲しい・・この本にどんな終わり方があるのだろう
胃の中に重い石が溜まっていく感じの閉塞感がありました
日本の若者の将来に横わたっている閉塞感がそれを他人事と思えなくする
ただのホラーになっていくのか、どの辺が「第1位」なのかと
カフカの「城」のようなことはありませんが
この暗さゆえに1年ほど前に読み始めながら一度放棄したままになっていました
今一度と読み始めて、この暗さが再度身に染みるとともに
別の意味のミステリーに遭遇しました・・・どこまで読んでも、自分が放棄した個所に行き当たらない
冒頭は覚えいている、途中の記憶はあやふやだ、しかし、事件は覚えている
いつ事件が始まるのだろう・・・2分冊の1冊目の途中で止めていたはずなのに
そして、灰色の萎びた脳髄はあることに思いいたりました
前回、確かに「上巻」を読み始めたが(普通そうです)、なぜか途中から本が「下巻」に変わっていた・・
だから、途中の記憶があやふやなのではなく、記憶にないのが当然で
しかも、上巻を読んでいる間は「放棄した個所」に行きつかないのだと・・
これはミステリーというよりは「ミスっている」(無理矢理)だけ、ボケの始まりです、ありえないですね
・・いや、そういえば「深海のyrr」は第2巻から読み始めたか・・益々心配です
ただ、前半部の行き場のない憤りや重さがあるので
動機が明かされるクライマックスの場面で、むしろ解放される安堵感?のために
「衝撃」が薄れてしまうぐらいでした
読み終えてみれば「第1位」なのだろうと納得する1冊です
適度な謎解き、アクションもそれなりに、そして全体を通底する重苦しさとロマンスも
何よりもプロットの秀逸さ、バランスの良い作品です
秀逸!!
蛇足です
この頃、海外ミステリーはほとんど上下2冊になっていて
「1作品」読み終えるに「2冊」読まなければいけない・・
出版社の都合によるのだろうけど・・1冊でいいじゃないっという本結構あると思います
「チャイルド44 上」 トム・ロブ スミス (著) , 田口 俊樹 (訳) 新潮社 (新潮文庫) 2008年
「チャイルド44 下」 トム・ロブ スミス (著) , 田口 俊樹 (訳) 新潮社 (新潮文庫) 2008年
「このミステリーがすごい!」2009年海外編第1位となった作品
ずっと読書量が減って、月に何冊?という程度。週に1冊読めば上々・・
体力の衰えで夜間の頑張りが効かなくなる、根気や集中力も萎えてきて
その上、恥ずかしげもなくブログなんか立ち上げる・・ますます時間がなくなって
で、何が言いたいのか
そういう状況を考慮しても、この本を読み始めてからペースを上げるまで時間がかかりました
暗い、つらい、悲しい・・この本にどんな終わり方があるのだろう
胃の中に重い石が溜まっていく感じの閉塞感がありました
日本の若者の将来に横わたっている閉塞感がそれを他人事と思えなくする
ただのホラーになっていくのか、どの辺が「第1位」なのかと
カフカの「城」のようなことはありませんが
この暗さゆえに1年ほど前に読み始めながら一度放棄したままになっていました
今一度と読み始めて、この暗さが再度身に染みるとともに
別の意味のミステリーに遭遇しました・・・どこまで読んでも、自分が放棄した個所に行き当たらない
冒頭は覚えいている、途中の記憶はあやふやだ、しかし、事件は覚えている
いつ事件が始まるのだろう・・・2分冊の1冊目の途中で止めていたはずなのに
そして、灰色の萎びた脳髄はあることに思いいたりました
前回、確かに「上巻」を読み始めたが(普通そうです)、なぜか途中から本が「下巻」に変わっていた・・
だから、途中の記憶があやふやなのではなく、記憶にないのが当然で
しかも、上巻を読んでいる間は「放棄した個所」に行きつかないのだと・・
これはミステリーというよりは「ミスっている」(無理矢理)だけ、ボケの始まりです、ありえないですね
・・いや、そういえば「深海のyrr」は第2巻から読み始めたか・・益々心配です
ただ、前半部の行き場のない憤りや重さがあるので
動機が明かされるクライマックスの場面で、むしろ解放される安堵感?のために
「衝撃」が薄れてしまうぐらいでした
読み終えてみれば「第1位」なのだろうと納得する1冊です
適度な謎解き、アクションもそれなりに、そして全体を通底する重苦しさとロマンスも
何よりもプロットの秀逸さ、バランスの良い作品です
秀逸!!
蛇足です
この頃、海外ミステリーはほとんど上下2冊になっていて
「1作品」読み終えるに「2冊」読まなければいけない・・
出版社の都合によるのだろうけど・・1冊でいいじゃないっという本結構あると思います
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