アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

アフター・ダークで暗闇を抜ける

2011-11-22 13:56:47 | 小説
ちょっと一息つける村上春樹


「アフターダーク」 村上 春樹(著)講談社 2004年

ノーベル文学賞か?!などと大作家になってしまったので
読むのに肩がこるのかもしれない
そこから全人生を凝縮し、わが身の解体と再構築をするための
さまざまな記号をを読み解かなければならない
そんな風に思って読んでいては
「ノルウェイの森」も「国境の南、太陽の西」もつらくなる

アフター・ダークは村上エキスも効きながら
しかし、青春を振り返る人々には
そして今もそうである老いた若者にも
ちょっと一息つける作品ではないか

この前に「スプートニクの恋人」を読んでいるが
さきにこちらでコーヒーブレークというところか
「スプートニクの恋人」は若干の解釈を必要とする
もう少しきちんと語らなければいけない・・ような気もする


「灰とダイアモンド」ではないけれど、ある夜の出来事、こういう形式は好きです

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