(私達の歩み 第16話)
ふたつのお店を行ったり、来たり。
やっとめぐり逢えた、可愛い茶色ちゃん
すぐにでも連れて帰りたい気持ちでしたが、
店長さんに聞いたら、
「お店に来てまだ1週間経たないので、お渡し出来ないんです。」
と言われ、がーん!。
がっかりした私達ですが、前向きに考えて。
しっかり見てくれると言う証だよ、
責任もって対応してくださっているんだ。
そんなこと勝手に考えて、納得しちゃいました。
それはそれ、
値段交渉は忘れない私です。
ボルドは同じチェーンの他店で迎えましたので、
同じ系列から2匹買うので、
「2匹目割引は?」
勝手にサービスを作って値引きしてもらいました。
予約金を内金に変えて、
もう一度抱っこして
「1月3日に迎えに来るからね」と言って帰ってきました。
帰りの車の中、
私達は、名前を決めるのに大騒ぎ!!
候補は、
威張っているので「エリザベス」
怖いぐらい元気なので「ゴンザレス」
女の子だし雰囲気から「レモン」
女の子なので「いちご」
やはり色合いから「マロン」
色的には「プリン」
などなど・・めちゃめちゃな事を言ってました。
ボルドの名前の時は、
お迎えに行った日も悩んでいて決まっていませんでした。
ですから、
帰りの車中は「おい」とか「ボーちゃん」とか呼んでいました。
しかし、しっかりパパ猫は調べていたらしく、
ボーダーコリーの出生地のケルト地方の言葉で、
「勇者」という意味で、英語の強調「ボールド」の
語源に近い「ボルドゥ」
でも呼びづらいので「ボルド」に決めたのです。
杉並から帰宅したのは、もう夕方になっていました。
思いつくと
「こんな名前はどう?」なんて言っていました。
ボルドにも、
「お友達来るからね。仲良くね。」と話かけていました。
それを聞いていたボルドは、
嬉しかったのか?
遊びたくなったのか?
17歳のジジ猫のニャキチにタオルをくわえて持って行き
「引っ張って遊ぼうよ。」と言っている感じでした。
ボルドのそんな姿を見て私達は、
レッドの可愛い狂犬?を早く
我が家に迎えたくて仕方ありませんでした。
大晦日の日も
大掃除そっちのけで、顔を見に会いに行き、
年が明けたら、明けたで、会いに行き。
家でのゲージの場所や、トイレの設置、
ご飯の器や水のみなどを揃えて、
ウキウキしながら、準備を整えていました。
そして、1月3日。
10時の開店と同時に杉並のペットショップへ。
いよいよ、説明を受けて契約です。
この辺の流れはボルドの時と同じなので、馴れていました。
しかし、
ここで店長さんから爆弾発言!!
それも軽い口調で、
「元気ですが、実は、ソケイヘルニアがありまして」
へっ?
なぁ~に~(怒)、ソケイヘルニアって何よ!
ボルドの「てんかん」に加えて、
今度はヘルニア??
何で今言うのよ~!!
もっと早く言ってよ!!
連れて帰る気持ちで来ているのに今更、
なに言っているのよ!!
怒りモード。
体中の血液が頭にのぼった感じでした。
パパ猫は比較的落着いていて、
優しい口調でご相談。
いつもパパ猫を気にしている猫娘は、
ピーンと来て、「パパけっこう逝ってますよね、怖」
ソケイヘルニアでかかる治療費は、全面的にそちらで負担でいいですね?
御社は動物病院が母体なのだから、こちらも安心ですょ。
普通なら無理な話だけれど・・、御社なら・・、
クレームでの治療などは、契約後1年と制限があるようだけれど、
いちいち、
こちらまで来たガソリン代まで、いただくのも心苦しいですので、
私達のかかりつけの病院で受診できること、
手術や、治療費もお持ちいただくこと、
期間は一生涯と契約書に記入していただけますね。
あっ、簡単でいいですよ。
だって、自然と治る場合もあると、店長さんも仰っていたし・・。
それでイイですね。
パパ猫に睨まれたカエルちゃん、
先程まで軽率な・・、
いえいえ軽快な態度で応対していた店長さん。
ふたつ返事「わ。わかりました。」
「すみません、すみません。」
「ほんとうに、ご説明が遅くなってしまいましてー(謝・謝)」
うーん、やっぱりいい人?店長さん!
それにしても、さすがパパ猫!
ダテに私より長く生きてない!
しかし、
今年は正月から・・
こんな調子じゃ、
どんな一年になる事やら・・?
えっ、
やっぱり!
心配はすぐに現実となりました。
パパ猫が・・・。
(つづく)
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